Quantcast
Channel: レバウェル介護 介護職向けお役立ち情報(旧 きらッコノート)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

笑顔あふれる介護を目指して!介護現場の課題解決に挑む企業

$
0
0

近年、増加する介護ニーズ。それに対応するためにも、介護現場の負担軽減やQOL向上は喫緊の課題です。
今回は、訪問介護における労務管理から、介護施設での見守り、食事まで、多角的に課題解決に乗り出す3つの企業を紹介します。利用者の笑顔を増やし、より働きやすい環境を作るためにも、この記事でヒントを探してみてくださいね。

和心システム株式会社

和心システム株式会社は、金融機関向け情報処理システムの構築をメイン事業として、1985年に誕生した企業です。現在は金融だけでなく、公共や物流、介護などさまざな分野でサービスを展開。システム開発からインフラ構築、自社製品開発まで幅広く手掛けています。

ホームヘルパー業務を円滑に「介護労務革命」

訪問介護において、介護士は訪問介護事業所に寄らず自宅から利用者宅まで直行直帰することも珍しくありません。しかし、この働き方は勤怠管理が難しく、サービス残業の常態化や不当な賃金カット、有給休暇の取得困難といったリスクをはらんでいます。一方、訪問介護事業所にとっても、コンプライアンス違反や信頼低下につながる可能性があり、早急に解決したい問題でしょう。
この問題を解決に導き、介護士と訪問介護事業所双方にとってより良い環境づくりを手助けしてくれるのが、同社の介護業務運営支援サービス「介護労務革命」です。

「介護労務革命」は、介護事業者の声を反映して開発された、訪問介護事業向けのクラウド型労務管理システム。従来の「請求中心の考え方」を「業務を楽にする」という発想に変え、現場で使う方の視点に立って設計されています。

サービスの特徴は、誰でも簡単に使えることです。ネットに接続できるPCとスマホがあれば、セットアップ不要で導入後すぐに利用できます。介護士が行う操作も、スマホ画面に表示される「開始」「終了」ボタンをタップするだけ。スマホの操作が苦手な方でも安心して利用できるでしょう。
また、訪問介護事業所は介護士の開始・終了をリアルタイムで確認できます。開始・終了の連絡がない場合は、即メールで現場に連絡が可能。未到着といったクレームへの対策が図れる点も魅力です。
さらに、労務管理をシステム化することで、サービス提供責任者の業務効率アップにも貢献。月末・月初の売上集計、介護士の訪問調整・給与処理などに掛かっていた手間や時間を削減できます。実際に、モニターの訪問介護事業所では約60%残業を減少できたそうです。

勤怠管理はもちろん、訪問介護における労務管理全体のモヤモヤを解消してくれる同サービス。介護士が安心して働き、訪問介護事業所がスムーズに運営できるように、同サービスで正確な勤怠管理と業務効率化を目指してみてはいかがでしょうか。

詳細情報

介護労務革命

ノーリツプレシジョン株式会社

創業者が和歌山県で写真用水洗機を開発したことから始まったノーリツプレシジョン株式会社。現在はこれまで培ってきた技術を活かし、医療・介護機器分野へも進出しています。また、創業事業であるイメージング事業においても、デジタル化が進むなか新たな挑戦を続け、マーケット・インの発想で製品開発を推進。「Passion for innovation」を掲げ、和歌山から全世界に向けて新しい価値を発信できるモノづくり企業を目指し邁進しています。

予測型見守りシステム「Neos+Care(ネオスケア)」

施設利用者の安全・安心を確保し、生活の質を高める見守り業務。
しかし、多くの施設は人材不足に悩まされており、介護士一人ひとりにかかる負担の増加が問題視されています。そのようななか、利用者ごとに異なる見守りレベルを正確に把握し、適切な対応を取ることは容易ではないでしょう。
そのうえ、利用者の転倒や急変など、介護士は常に緊張を強いられ、肉体的な負担だけでなく精神的な負担も避けられません。
こうした介護士の負担を軽減し、ヒヤリハットの発生を抑える効果にも期待できるのが、同社が開発した「Neos+Care」です。

▲画像提供:ノーリツプレシジョン株式会社

「Neos+Care」は、高齢者の転倒事故予防と介護士の負担軽減を両立する、予測型見守りシステム。居室に設置した行動検知センサーが対象者の転倒につながる予兆動作を検知し、介護士が持つスマホにポップアップと音で知らせます。
これにより早いタイミングで介助できるようになり、利用者の転倒を予防。実際に2015年度厚生労働省実証試験によって、離床センサーマットと比較して転倒回数が48%減少することが証明されています。
対象動作は、起き上がり、端座位、離床、柵越え、ずり落ち、転倒、うずくまり、入室、退室です。なお、対象動作は利用者にあわせて選択できます。
一方で、寝返りや手・足を上げただけでは検知しません。赤外線距離センサーと同社独自の人の形を見つける画像処理アルゴリズムにより、見守り対象者の行動を追跡し、失報・誤報を極力少なくしています。

▲画像提供:ノーリツプレシジョン株式会社

スマホ画面には、居室内の様子がシルエットで表示されます。こうした利用者のプライバシーへの配慮も魅力です。
また、離れた場所にいてもスマホで状況を確認できるため、訪室の有無や優先順位付けの判断を助け、介護士の負担を軽減します。こちらも2015年度厚生労働省実証試験により、導入前と比べて訪室回数が減り、夜間のケア時間が離床センサーマットと比較して3割減少することが証明されたそうです。
さらに、事故発生時の検知動画は履歴として保存され後から見返せるため、報連相や自己報告書の作成、ご家族への説明、事故防止策の立案など、付帯業務の負担も軽くします。

転倒への不安、見守りの負担を和らげてくれる同システム。利用者からご家族、介護士まで、介護に関わる全ての方々に安心感をもたらしてくれる同システムは、より良い介護を実現するための心強いパートナーといえるでしょう。

詳細情報

Neos+Care(ネオスケア)

株式会社ilocake

大阪府に所在を置く株式会社ilocakeは、2024年5月に設立された企業です。モットーとして「生涯食べる幸せをお届けします」を掲げ、誰もがおいしく手軽に食べられるデザートを提供しています。

食べる喜びをいつまでも「kailo cake」

歳を重ねると、歯の喪失や舌・喉の筋力低下などにより、食べ物を噛み砕いたり飲み込んだりすることが難しくなるといわれています。食べられるものが限られていき、食事への関心が薄れてしまう高齢者もいるようです。
食事を楽しめなくなっている施設利用者の姿を目にし、何とか力になりたいと思っている介護士も多いのではないでしょうか。そんな介護士の思いに寄り添ってくれるのが、同社の「kailo cake」です。

「kailo cake」は、介護施設向けのイベント連動型デザート提供サービス。管理栄養士監修のもとパティシエが作る本格スイーツ「メルシープティング」を購入すると、オリジナル販促品が付いてきます。
「メルシープティング」は、形が保てるぎりぎりの柔らかさを保ったなめらかプリンです。国産の厳選食材で作っており、原材料は牛乳・生クリーム・砂糖・卵黄のみ。とろみ剤は使わず、食材本来の力で硬さを調整しています。
商品は個包装・冷凍で納品されます。提供時は冷蔵庫で解凍するだけと手軽なのも魅力です。
実際に購入した施設からは、「想像以上にみなさんが喜んでいてスタッフ一同びっくりした!」「作業時間が減り、提供が簡単でした」といった声が届いているといいます。また、2023年モニター時には、介護度問わず約160名が実食し、99%が完食したそうです。

オリジナル販促品は、「メルシープティング」の生クリームを絞る部分をレクリエーションとして行えるパティシエセットが届くというもの。自分で作ったという達成感と、美味しく食べる喜びを同時に味わえます。他の利用者や職員とプリンを見せ合ったり、感想を言い合ったりと、コミュニケーションの促進にもつなげられるでしょう。
さらに、介護士はレクリエーションの考案や準備にかける時間を減らすことができます。ケアに集中できる時間が増え、施設全体の満足度向上も図れるのではないでしょうか。

美味しさで利用者の笑顔を生み出し、介護士の業務負担軽減にも貢献する同サービス。今後のさらなる広がりが望まれます。

詳細情報

kailo cake

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

Trending Articles