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特養のケアマネの仕事内容・役割とは?求人の特徴や働く魅力も解説

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この記事のまとめ

「特養のケアマネの仕事内容って何?」と気になっている方もいるかもしれません。施設サービスの特養は利用者さんの人数が多く、居宅ケアマネより担当する件数が多いという特徴があります。この記事では、特養のケアマネの仕事内容や働く魅力、目指す方法などを解説。また、平均給与や求人の特徴も紹介しています。特養のケアマネへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!

特養とは

特養とは、公的な介護施設の一つで、特別養護老人ホームの略称です。老人福祉法では特別養護老人ホームといい、介護保険法では介護老人福祉施設といいます。

厚生労働省の「介護老人福祉施設・ 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 (p.39)」によると、特養は介護が必要な方に対して、生活介助や健康管理、機能訓練などを実施する施設です。なお、定員が29名以下の場合、地域密着型特別養護老人ホームと呼びます。

施設には、介護職員以外にも医師や看護職員、機能訓練指導員といった多くの職種が働いています。利用条件は原則要介護3以上で、やむを得ない事情により日常生活が著しく困難だと判断された場合には、要介護1~2の方も入所が可能です。

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特養のケアマネジャーの仕事内容

特養で働くケアマネジャーの仕事内容は、ケアプランの作成を中心に、利用者さんとの面談、サービス担当者会議の実施などです。
以下で、特養のケアマネジャーの仕事を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

ケアプランの作成・管理

利用者さんのケアプランの作成は、特養のケアマネジャーにとって重要な業務の一つです。ケアプランとは、利用者さんごとに提供するサービスや目標などをまとめた計画書のこと。他職種やご家族と連携をとり、利用者さんの抱えている課題や必要な支援などを細かく把握したうえで、ケアプランを作成します
ケアプランを定期的に見直し、必要に応じて更新することもケアマネジャーの仕事です。

利用者さんやご家族との面談

ケアマネジャーは、利用者さんやご家族と面談を行い、現状の把握や要望のヒアリングなどを行います。介護サービスに関する要望や施設への苦情など、相談内容はさまざまです。利用者さんからの相談内容を丁寧に話を聞き、問題点をまとめて改善策を提案することが求められます。

サービス担当者会議の実施

ケアマネジャーは、ケアプランの作成のためにサービス担当者会議を行います。会議には、利用者さんとご家族、医師、介護職員などが参加。ケアマネジャーが会議を進行しながら、利用者さんの課題や状況、介護方針などを共有・相談してケアプランを完成させます。

施設によっては介護業務を兼任

ケアマネジャーの主な仕事はケアプランの作成ですが、施設によっては介護業務を兼任することがあります。介護を行う場合は、ほかの介護職員と同じように利用者さんの介護業務を行うため、夜勤に入ることもあるでしょう

ケアマネジャーと生活相談員の役割の違い

ケアマネジャーは、介護施設や居宅介護支援事業所を利用する高齢者の方に向けてケアプランを作成する役割を担います。
一方で、生活相談員は介護施設を利用している高齢者からの相談に対応するのが役割です。

また、生活相談員は資格名ではなく職種の一つですが、ケアマネジャーは「介護支援専門員」という資格を保有している人の呼び名でもあります。生活相談員は、自治体によっては無資格でもなれますが、ケアマネジャーは資格の取得が必須なので、生活相談員より専門的なスキルを求められるでしょう。

ケアマネジャーと生活相談員との違いは、「生活相談員とケアマネの違いを解説!仕事内容や職場、必要な資格、給与は?」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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特養で働くケアマネジャーの特徴

ここでは、特養で働くケアマネジャーの特徴を解説します。特養のケアマネジャーに興味があるという方は、ぜひチェックしてみてください。

特養で暮らす利用者さんを担当する

特養のケアマネは、施設内で暮らす利用者さんを担当するので、担当件数が多い傾向があります。施設ケアマネの人員基準は、「利用者さん100人に対して1人以上」です。そのため、施設の規模が大きければ、1人で100件ほど担当することもあるでしょう。

施設生活を前提としたケアプランを作る

特養のケアマネは、施設の提供サービスや住環境を考慮してプランニングするのが特徴です。利用者さんは特養の介護サービスや提携している介護サービスを利用します。施設内であれば、利用者さん同士の生活環境が一緒なので、重複するプラン内容は多くなるでしょう。

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特養で働くケアマネジャーの1日のスケジュール例

ここでは、特養で働くケアマネジャーの1日の流れを紹介します。

午前9時出勤後、朝礼にて利用者さんの情報共有
午前10時ケアプランの作成
午前11時利用者さんへのアセスメント
正午昼休み
午後1時利用者さんやご家族との面談
午後2時サービス担当者会議への参加
午後3時ケアプランの作成・事務処理
午後4時レクリエーションの実施
午後5ミーティングの実施
午後6時退勤

特養のケアマネジャーの1日の仕事内容は日によって異なります。日々、臨機応変に対応することが求められるでしょう。また、職場によっては、ケアマネ業務の合間に介護業務を兼務することもあるので、スケジュールの管理能力が必要です。

特養のケアマネジャーの平均給与

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、特養(介護老人福祉施設)のケアマネジャーの平均給与は、414,760円です。
以下に特養の保有資格別の平均給与をまとめました。

保有資格別平均給与
無資格291,940円
介護職員初任者研修335,190円
介護福祉士実務者研修320,450円
介護福祉士360,840円
ケアマネジャー(介護支援専門員)414,760円
社会福祉士385,790円

参照:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

特養とほかの施設のケアマネの平均給与は以下のとおりです。

施設形態別平均給与
介護老人福祉施設(特養)414,760円
介護老人保健施設(老健)397,600円
訪問介護事業所364,940円
通所介護事業所(デイサービス)313,480円
特定施設入居者生活介護事業所364,310円
小規模多機能型居宅介護事業所361,010円
認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)359,850円

参照:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

ケアマネジャーの平均給与は特養で働くスタッフの中でも高く、保有資格のない職員と比較すると12万円以上の差があります。また、施設ごとのケアマネの平均給与を見ても、特養は特に高収入を得られるという結果でした。

特養のケアマネジャーとして働く魅力

特養のケアマネは、施設の規模の大きさから多くの利用者さんやご家族と関わることが可能です。多数のケアプランを作成することで、スキルアップが望めます。また、資格を活かして働くケアマネは、高収入を得やすいのもメリットです。

多くの利用者さんのケアプランに関われる

特養は施設によって100名以上の利用者さんがいることもあり、多くの利用者さんのケアプラン作成に携われます。自身が関わったケアプランで利用者さんが自立した生活を遅れるようになればば、やりがいを感じられるでしょう。また、ときには直接感謝の言葉をかけてもらえることも。介護業界で働くうえで自信につながり、モチベーションも上がるはずです。

高収入を目指せる

先述のように、特養のケアマネはほかの職種よりも高収入を得られる傾向にあります。介護業務と兼任する場合は、夜勤手当や職務手当が支給される可能性があり、さらに高い給与を期待できるでしょう。介護業務の兼任による収入アップは、施設ケアマネならではの魅力です。
ただし、基本給や手当額は施設によって異なるので、給与アップを望む方は事前に求人情報をチェックしてみてください。

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特養のケアマネジャーになるには

特養のケアマネジャーになるには、「介護支援専門員実務研修受講試験」の試験に合格することが必須です。試験に合格したら、介護支援専門員実務研修の課程を修め、介護支援専門員証の交付を受ける必要があります。
介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格を得るには、以下の経験が必要です。

  • 介護福祉士や社会福祉士、看護師などの保健医療福祉分野での実務経験
  • 生活相談員、支援相談員などの相談援助業務

どちらかの要件を「通算5年間以上かつ900日以上」経験することが求められます。無資格から目指す場合は最短でも8年ほどかかりますが、すでに介護福祉士の実務経験が5年以上ある方は受験資格を満たすため、すぐに受験することが可能です。

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特養のケアマネジャーの求人の特徴

特養のケアマネの人員基準は「利用者さん100人あたり1名以上」であり、一般的に採用枠は少なめという特徴があります。そのため、「資格要件を満たせば誰でもなれる」というわけではありません
人手不足であったり急遽人材募集をする場合だったりすると、即戦力となる経験者の方が採用されやすく、経験がないと難しいことも。未経験OKの施設は、貴重な職場といえるでしょう。

特養で働くケアマネジャーについてよくある質問

特養で働くケアマネジャーについてよくある質問に回答します。「特養と居宅、どちらで働こうかな?」と悩んでいるケアマネジャーの方は、ぜひ参考にしてみてください。

特養で働くケアマネジャーはどんな仕事をするの?

特養で働くケアマネジャーの仕事は、利用者さんやそのご家族との面談やケアプランの作成、サービス担当者会議の実施、介護業務などです。ケアプランを定期的に見直し、利用者さんへ適切な介護サービスを提供します。仕事内容は施設によって異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

この記事の「特養のケアマネジャーの仕事内容」で、ケアマネジャーの仕事内容について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

施設ケアマネと居宅ケアマネはどっちのほうが楽なの?

施設ケアマネと居宅ケアマネは、それぞれ業務の特徴が異なるので、一概にどちらの仕事が楽とはいえません。
施設ケアマネは、施設に入居している利用者さんのサポートが仕事なので、担当人数が多い傾向にあります。規模の大きい施設では、100件ほど担当することもあるでしょう。一方で、居宅ケアマネの担当件数は35~40件ほどですが、利用者さんの自宅をそれぞれ訪問しなければならないので、移動時間を億劫に感じる方もいるようです。

まとめ

特養で働くケアマネジャーは、施設を利用している高齢者に向けてサポートを行います。特養のケアマネの仕事内容は、ケアプランの作成や利用者さん、そのご家族との面談、サービス担当者会議への参加などです。職場によっては、介護業務を兼務することもあります。

特養のケアマネは、多くの利用者さんのケアプラン作成に携わることで、やりがいや高収入を得やすい仕事といえるでしょう。ただし、採用数自体が少ない傾向があるので、特養のケアマネを目指すには効率良く求人情報を探すことが重要です。

特養のケアマネへの転職を検討している方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。「レバウェル介護(旧 きらケア)」は、介護業界に特化した転職エージェントです。あなたの「こうなりたい!」を叶えるために専任のキャリアアドバイザーが、ヒアリングをもとに希望条件に合った求人を探してご提案いたします。書類選考や面接対策へのアドバイスも行っているので、転職活動が初めての方も安心です。「自分に合う職場が分からない…」とお悩みの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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