
この記事のまとめ
- 介護施設で「派遣職員は使えない」と言われるのは、即戦力を求められるから
- 介護施設で「使えない派遣職員」と言われないためには3つの注意点がある
- 無資格・未経験から派遣として活躍したい場合は、介護への積極性が大切
「介護施設で派遣として働きたいけど、使えないと言われないか不安…」という方もいるのではないでしょうか。この記事では、派遣職員は使えないと言われる理由をご紹介します。また、介護施設で「使えない派遣」と言われないための注意点を挙げているので、心配な方は確認してみましょう。派遣先で「使えない」と言われた経験のある介護職の方も、ぜひご覧ください。
介護派遣とは?メリット・デメリットや働くまでの流れ、実際に働いている方の声もご紹介介護施設で「派遣職員は使えない」と言われる理由
介護施設で活躍している派遣スタッフは多くいます。しかし、「派遣の介護職員は使えない」という噂を耳にして不安になってしまう人もいるようです。以下では、派遣スタッフが派遣先の職場とすれ違ってしまいがちな理由を解説します。
即戦力を求められる
介護施設によっては、急な人手不足を解消するために介護派遣を利用することがあります。そのため、即戦力となる人材を求めている場合が少なくありません。施設側の求めるスキルが高く、派遣スタッフの介護経験が浅い場合は、需要と供給のミスマッチが起きる可能性があるでしょう。
責任感がないと思われる場合がある
派遣の介護職員には、比較的自由な働き方をしやすいという特徴があります。残業をしなかったり休みを多くとったりすることが可能なため、利用者さんと密に関わることが難しいことも。それを人によっては「責任感がない」と捉える場合があるようです。もちろん、派遣の介護職員であっても利用者さんと真剣に向き合うことは可能です。あくまで考え方の違いであることを念頭に置きましょう。
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介護施設で「使えない」と言われる派遣職員の特徴
ここでは、介護施設で周囲から「使えない」と思われる可能性のある派遣職員の特徴を挙げています。「派遣として介護施設で働くと、使えないと言われないか不安…」という方は、確認してみましょう。
報告や連絡をせずに自分で判断する
トラブルがあったときに、上司に伝えず勝手に判断して行動するのは良くありません。介護の現場では、利用者さんの心身の状態に変化が見られたら、すぐに報告するのが基本です。自分勝手な判断をするのは、事故につながるリスクがあり危険な対応といえます。
介護業務を覚える意欲がない
指示されるまで何もしなかったり、何度も同じミスを繰り返したりすると、やる気がないと判断される可能性があるでしょう。介護職は未経験から始められますが、ある程度の専門性が必要な仕事です。そのため、利用者さんについてしっかり把握して、一人ひとりに寄り添った介護を行う姿勢が大切です。
こだわりが強くて派遣先になじめない
一定の介護職の経験がある場合、自分の介護観ややり方にこだわりを持っている方もいるでしょう。こだわりを持つのは悪いことではありませんが、自分のルールに固執し派遣先の方針を受け入れられないと、円滑に業務が進まないことがあるので注意が必要です。派遣スタッフも利用者さんをケアするチームの一員であるという意識を持ち、派遣先の方針に合わせる柔軟性を身につけることも必要になります。
介護施設で重宝される派遣職員の特徴
下記では、介護施設で「仕事ができる」という印象を与えやすい派遣職員の特徴をご紹介します。「介護の現場で派遣スタッフとして活躍したい」という方は参考にしてください。
コミュニケーション能力がある
利用者さんやそのご家族、同僚とコミュニケーションを取ることは、介護職の重要な仕事の一つです。コミュニケーションを通じて信頼関係を築けるほか、介護業務をスムーズに行えるようになります。そのため、コミュニケーション能力のある派遣スタッフは、介護施設で活躍できるでしょう。
利用者さんと会話をするときのポイントは、落ち着いたトーンで話すことや、目線を合わせて話すことなどです。利用者さんと上手にコミュニケーションを取るコツは、「高齢者とのコミュニケーション方法!相手に寄り添う上手な会話のコツとは」でも解説しているので、チェックしてみてください。
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介護職員同士のコミュニケーションを上手にとるコツとは?職場の人間関係の悩みから解放されよう!
介護の経験や資格がある
介護の経験や資格がある派遣スタッフは、派遣先で頼りにされます。経験や資格があると、知識があり、根拠をもって介護ができると評価されるためです。介護系の資格を取得したい方は、「介護職員に資格は必要?義務化された認知症介護基礎研修について解説!」をご覧ください。
臨機応変に対応できる
認知症を患っている方や障害のある方の介護を行っていると、予期せぬトラブルに遭遇することがあります。利用者さんが声かけに応じてくれなかったり、転倒してしまったりといった場面でも、落ち着いて対応できる派遣スタッフは重宝されるでしょう。介護施設でトラブルが起きた際には、利用者さんの安全を確保して、なるべく早く周りの職員に報告することが大切です。
派遣職員が担当すべき業務に集中できる
介護施設で派遣スタッフとして働く場合、自分が行うべき業務を把握することが重要です。派遣スタッフが任される仕事は、介護施設の方針によって異なります。ほかの職員と担当する業務の範囲が違っていても、派遣先の考え方に合わせて臨機応変に対応できると良いでしょう。
介護施設で「使えない派遣職員」と言われないための注意点
派遣スタッフが、介護施設で活躍するためには、報告・相談をマメにすることや、積極的に仕事を覚える姿勢が大事です。
分からないことは自分から聞く
介護の経験が少ない方は、どのように利用者さんの介助をするのかや、何と声をかけたら良いのかが分からない場面もあるでしょう。対応に困ったときは、1人で悩まずにほかのスタッフに相談することが大切です。分からないままになったり、自己流の介護を行ったりしないためにも、自分から質問して解決できるようにしましょう。
細かいことでも報告する
利用者さんの変化に気づいたら、細かいことでも報告しましょう。介護施設はシフト制の勤務なので、1人の利用者さんの介護に複数の職員が携わります。関わるスタッフ全員が利用者さんの状況を把握できるように、気になったことは早めに共有しましょう。
積極的に行動して介護業務を覚える
仕事を積極的に覚える姿勢のある派遣スタッフは、「使えない」と言われることはないでしょう。介護業務は見ているだけでは覚えられないため、実際に介助を任せられるように自分から動くことが大事です。介護の仕事に意欲的な派遣スタッフは、スキルアップが期待できるためしっかりと教育してもらえるでしょう。
「介護派遣で人間関係に悩んだら?ストレスを軽減できる考え方」の記事では、介護派遣先の人間関係のトラブル事例や対処法などを紹介しています。介護派遣先の人間関係にお悩みの方はぜひご一読ください。
無資格・介護未経験の派遣職員は「使えない」?
勤務する介護施設によって、派遣スタッフが行う業務は異なります。無資格・介護未経験の方が任せられるのは、調理や掃除、利用者さんの見守りといった生活援助が中心。有資格者のサポートとして簡単な身体介護を任せる介護施設もあります。そのため、無資格・未経験の方も、介護施設で派遣スタッフとして活躍するチャンスがあるといえるでしょう。
無資格の場合、利用者さんとのコミュニケーション方法や介護業務を1から覚える必要があるため、最初は完璧に仕事をこなすのが難しいかもしれません。しかし、積極的に仕事を覚えて、施設の職員にとって「助かる存在」になることができれば、「無資格だから使えない」と言われる可能性は低いでしょう。
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介護派遣は無資格・未経験でも働ける?仕事探しのポイントや心構えを紹介
介護施設で勤務中に「使えない派遣職員」と言われたら?
ここでは、介護施設で派遣スタッフをしていて「使えない」と言われたときの対処法をご紹介します。「介護業務を頑張っているのに、うまくいかない」と感じている派遣職員の方は、参考にしてください。
派遣会社に相談する
派遣先で厳しい言葉をかけられて困っている方は、まず、派遣会社に相談してみましょう。頑張ってもうまくいかない場合、職場を変えやすいのが派遣社員として働くメリットでもあります。自分の努力や工夫ではどうにもならないことはあるので、ストレスで限界を感じる前に、無理せず派遣会社の担当者に相談してみましょう。
「介護派遣のトラブル事例!相談先や退職方法を解説」の記事では、派遣先と派遣会社それぞれのトラブル事例と、トラブル時の対処方法を解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
派遣会社を変える
派遣会社に相談しても状況が改善されない場合は、別の派遣会社を利用することも検討しましょう。「どの派遣会社が良いのか分からない」という方は、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)を利用してみませんか?
レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)では、介護業界を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたの職場探しをサポートします。介護施設で派遣スタッフとして働いていて悩みのある方は、気軽にご相談ください。
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派遣会社の乗り換えは可能?メリット・デメリットや注意点、タイミングを解説
介護施設の派遣職員に関するよくある質問
以下では、介護施設の派遣職員に関するよくある質問に回答します。「派遣として働くデメリットって何?」と疑問に感じている介護職の方は確認してみてください。
介護施設で派遣として働くデメリットは?
介護施設で派遣スタッフとして働くデメリットは、長期間同じ職場で働くのが難しいことです。派遣スタッフは短期雇用が基本のため、「1つの職場に長く勤めて、責任のある役職に就きたい」という方には向いていないかもしれません。同じ介護施設に長く勤務したい場合は、派遣という働き方ではなく、正社員やパートとして直接雇用された方が良いといえます。また、福利厚生や雇用条件は派遣会社によって異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
詳しくは「介護派遣の実態を知ろう!時給や仕事のメリット・デメリットとは?」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
介護施設で働く派遣社員と正社員の違いを教えて!
派遣社員は希望の条件で働きやすい傾向にあります。そのため、比較的休みが取りやすく、プライベートを重視した働き方ができるでしょう。また、派遣として働く場合、間に派遣会社が入るため、困ったことがあれば相談できます。一方、正社員は、ボーナスがもらえたり教育体制の整っていたりする職場が多いのが特徴です。正社員は事業所側に、長く勤めることを期待されるため、福利厚生が充実している傾向にあるでしょう。
「介護職として働くなら、派遣と正社員のどっち?」と悩んでいる方は、「介護職は派遣の方が良い?正社員との違いは?メリットやデメリットをご紹介」の記事を参照してください。
派遣介護士は最強の働き方って本当ですか?
「最強の働き方」が何かは人によって異なるため一概にはいえませんが、「派遣介護が最強の働き方」だと感じる人もいるようです。その理由は、パートと比較して時給が高い点や、残業・夜勤、勤務時間・日数などを調整して働きやすい点が挙げられます。
「派遣介護士最強の働き方を紹介!時間を有効活用できて月収が増える?」の記事では、派遣の介護士が最強の働き方と言われる理由のほかデメリットも解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
派遣ばかりの介護施設は問題ですか?
派遣ばかりの介護施設が必ずしも問題とは限りません。介護業界は急速な高齢化により人材が不足しており、派遣職員で人員を補っている介護施設もあるようです。人手不足で利用者さんに寄り添ったサービスを提供する余裕がなく、日々の業務を作業としてこなすことになっていれば、問題があるといえるでしょう。
一方で、「派遣が多く、馴染みやすい」などとの評判が良く、その結果、派遣が集まっている場合もあるようです。派遣ばかりだから問題があるのだろうと決めつけず、派遣会社に実情を確認しながら派遣先を考えるのが良いでしょう。
まとめ
派遣スタッフとして介護施設で働く場合、困ったらすぐ同僚に相談することや、派遣先の方針に合わせることが必要です。「使えない派遣と言われるのが怖い」という方は、報告・相談をマメに行うように心がけましょう。また、積極的に仕事に取り組む姿勢も大切です。自分のスキルを活かして働ける職場を選べば、「使えない」とは思われないでしょう。
「派遣として自分に合った介護施設で働きたい」という方は、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)を利用してみませんか?専任のキャリアアドバイザーが、転職の悩みや不安を伺い、あなたの持ち味を活かして働ける職場をご紹介。未経験や無資格の方もご案内可能です。レバウェル介護(旧 きらケア)のサービスはすべて無料なので、「派遣と正社員どっちが良い?」「無資格から介護業界に転職するのは難しい?」と迷っている方は、ぜひ気軽にご相談ください。
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