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看護助手の男性の割合はどれくらい?平均給料やキャリアプランも解説!

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この記事のまとめ

看護業界は女性のイメージが強く、男性の割合は少ない傾向にあります。そのため、看護助手への転職を考えている男性のなかには、「肩身が狭いのではないか」といった不安を感じる方もいるかもしれません。
看護助手において男性の割合は少ないものの、男性だからこそ活かせる場面もあります。この記事では、看護助手の男性の割合のほか、男性の看護助手が看護の現場で求められる場面も解説するので、転職の参考にしてみてください。

看護助手の仕事内容とは?無資格から働ける!やりがいや給料事情もご紹介

看護助手の男性の割合は?

政府統計の総合窓口e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号7)」をもとに算出すると、看護助手の男性の割合は全体の14%ほどで、ほかの一般的な業種と比べて男性の割合が非常に少ない傾向にあります。

看護助手は、女性の仕事というイメージをもつ人もいるため、男性の看護助手の割合が少ないのかもしれません。また、男性の看護助手は、女性の患者さんから身体の清拭や入浴介助、排泄介助など、プライベートに関わるケアを断られるケースも。人によっては肩身の狭さを感じることがあるため、男性の看護助手が定着しにくいのでしょう。とはいえ、男性の看護助手だからこそ活かせる仕事もあるので、気にし過ぎる必要はありません。
男性の看護助手が活躍できる場面は、「男性の看護助手が職場で求められることは?」で後述しているのでぜひチェックしてみてください。

下記で政府統計の総合窓口e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号7)」をもとに、企業規模別の男性の割合を算出し、表にまとめました。

企業規模1000人以上100~999人10~99人合計
男性2,550人9,190人1,780人13,520人
女性22,620人47,580人14,220人84,420人
合計25,170人56,770人16,000人97,940人
男性の割合約10%約16%約11%約14%

参考:政府統計の総合窓口e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号7)

上の表を見ると、男性の看護助手の割合は、100〜999人規模の病院が最も多いことが分かります。1000人以上や10~99人の規模では、男性の看護助手の割合は約1割です。

男性の看護助手がいる環境で働きたいのであれば、100〜999人ほどの規模の病院を中心に求人を探してみると良いでしょう。ただ、看護の世界も男性が増えてきているので、「男性だから…」と萎縮することはありません。男女関係なく、お互いを尊重して仕事をすることが大切です。

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看護助手の給料や年収は?

政府統計の総合窓口e-Statの「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」によると、男女合計の企業規模が10人以上の職場で働く看護助手の月給は222,500円、年間賞与は513,600円という結果でした。月給とボーナスから年収を算出すると3,183,600円です。あくまで平均なので参考程度にチェックしましょう。

下記では、男女合計の看護助手の、きまって支給する現金給与額を企業規模別でまとめています。

企業規模1000人以上100~999人10~99人
きまって支給する現金給与額(男女計)229,700円219,000円223,700円
年間賞与・その他の特別給与額458,200円412,800円958,100円
平均年収(平均給料×12+平均賞与)3,214,600円3,040,800円3,642,500円

参考:政府統計の総合窓口e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)

きまって支給する現金給与額とは、就業規則などで定められている算定方法によって6月分として支給された給与に、通勤手当や家族手当などを含んだ金額です。なお、所得税や社会保険料などを控除する前の額となっています。

また、企業規模が10人以上の職場で働く男性看護助手の月給は239,400円、年間賞与は391,500円。この値から算出される年収は3,264,300円です。
下記では、男性看護助手のきまって支給する現金給与額を企業規模別でまとめています。

企業規模1000人以上100~999人10~99人
きまって支給する現金給与額(男性)249,500円235,400円246,200円
年間賞与・その他の特別給与額328,000円388,200円500,100円
平均年収(平均給料×12+平均賞与)3,322,000円3,213,000円3,454,500円

参考:政府統計の総合窓口e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)

男女合計の給与と男性のみの給与を比較すると、男性の看護助手のほうが給与が高い傾向があります。男性のほうが給与が高い理由としては、女性の看護助手はアルバイトやパート勤務などの非正規雇用の方が男性より多いことが挙げられるでしょう。

しかし、業務内容や夜勤の有無、保有資格、ボーナス額によって給与は変わります。給料だけで転職先を決めてしまうと、入職後に「思っていた仕事と違う」といったミスマッチを感じてしまうことがあるので、「やりたいことを叶えられる職場か」も意識すると良いでしょう。

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男性の看護助手が職場で求められることは?

男性・女性で仕事内容が変わることはありませんが、男性の看護助手が頼りにされる場面もあります。ここでは、男性の看護助手が活躍できる場面をご紹介。「男性の看護助手は肩身が狭いのでは?」と不安に感じている方は、参考にしてみてください。

男性の患者さんのケア

排泄ケアや入浴介助などのプライバシーの配慮が必要なケアは、同性の看護助手からのサポートを希望する患者さんもいます。男性の看護助手は男性の患者さんからケアを要望されることもあるため、男性の割合が少ない職場では特に重宝されるでしょう。

しかし、ただ男性だから良いというわけではありません。男女ともに看護助手は、患者さんのプライバシーを考慮し、自尊心を傷つけない丁寧なケアが必要です。

力を必要とするケアのサポート

看護助手は、ベッドや医療機器を運ぶなど力を必要とする場面があるため、力や体力に自信のある方は頼りにされます。さらに、高齢の方が多い病棟では、移乗介助や体位変換などの力が必要なケアを任されることもあるようです。

力や体力に自信がないという方は、急変が少なく自由に身体を動かせる患者さんを対象とする眼科や皮膚科、健診センターなどがおすすめです。男性が少ない職場の場合、力仕事のときに頼りにされてしまいがちですが、「男性看護助手が力仕事をしなければならない」というわけではありません。自分の適性と向き合い、自分に合った職場を見つけてみましょう。
「自分が看護助手に向いているのか不安」という方は、「看護助手に向いている人とは?向いていない人の特徴や仕事のやりがいも解説」の記事もご参照ください。

看護助手のキャリアプランとは

看護助手としてスキルアップしていきたいと考えている方は多いでしょう。ここでは、看護助手として活躍する方法を解説。さらに、看護助手として経験を積んだ後のキャリアプランをご紹介します。

職場で活かせる資格を取得する

未経験・無資格から看護助手として働けますが、資格を取得し医療的な知識を身に付けておくことで、スムーズに仕事を覚えられるでしょう。
看護助手が活かせる資格には、「メディカルケアワーカー」「看護助手認定実務者試験」などがあります。
看護助手の資格や取得メリットについては、「看護助手(ナースエイド)に資格は必要?取得方法や試験の合格率を解説!」の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はご覧ください。働きながら資格を取得するのであれば、資格取得をサポートしてくれる資格取得支援制度のある病院がおすすめです。

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介護福祉士や准看護師にキャリアアップするのもあり

看護助手としての経験や知識を活かして、介護福祉士や准看護師へのキャリアアップを目指す道もあります。専門的な知識やスキル、資格などを必要とする職種は、給料が高く設定されている傾向にあるため、名称独占資格である介護福祉士や、業務独占資格の准看護師になることで給料アップが叶えられるかもしれません。

働きながら介護福祉士になるには、実務経験ルートで「介護福祉士実務者研修修了」と「介護職における3年以上の実務経験」という受験要件を満たしたあと、「介護福祉士国家試験への合格」が必要です。
介護福祉士の仕事内容や資格取得については、「介護福祉士の仕事内容とは?介護職員との違いや資格の活かし方をご紹介」の記事を参考にしてください。

准看護師になるには、「准看護師養成所で2年の課程」を修了したうえで、准看護師試験に合格して免許を取得するのが一般的です。准看護師養成所は、全日制で週3、半日制で週5といった通い方ができる場合があるため、アルバイトやパートで看護助手として働きながら通う方法もあります。

看護助手についてよくある質問

ここでは、看護助手についてよくある質問に回答します。「看護助手は男性は少ないの?」「看護助手は長く働き続けられるの?」と、疑問がある方はぜひご一読ください。

看護助手の男女比はどうなっていますか?

男性看護助手の割合は約14%と少ない傾向にあります。しかし、男性が少ないからといって不安になることはありません。男性看護助手は、男性の患者さんのサポートで頼りにされることがあります。入浴介助や排泄介助はプライベートな部分なので同性の職員を希望する方がいるようです。また、女性では大変な力仕事でも活躍できるので、やりがいも感じられるでしょう。
この記事の「男性の看護助手が職場で求められることは?」で解説しているので、ぜひご覧ください。

看護助手の仕事に将来性はありますか?

看護助手が働く病院やクリニックなどの医療業界は、生活に欠かせない場所なので、今後も需要が期待できるでしょう。また、人と深く接する仕事である看護助手は、AIに代替されにくいので、将来的にも働き続けられる可能性のある仕事です。
看護助手の将来性は、「看護助手に将来性がある理由とは?給料や働くメリット・デメリットを解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

まとめ

男性の看護助手の割合は看護助手全体の14%ほどとなっており、ほかの一般的な業種と比べて男性の割合が非常に少ない傾向にあります。男性の看護助手のなかには、女性の患者さんからケアを断られるケースもあり、男性の割合が少ない職場では肩身が狭いと感じてしまうこともあるようです。
とはいえ、男性の患者さんのケアや、力を必要とする仕事のサポートを任されるなど、必要とされる場面もあります。また、看護業界内で男性が増えてきているので、「男性だから…」と萎縮することはありません。

看護助手として活躍するには、男性の割合だけで考えるのではなく、「自分の適性に合った職場」に注目することがポイントです。看護助手の仕事は、外来や病棟、配属される科によって異なります。そのため、十分に業務内容を理解してから転職しなければ、「思っていた仕事と違う」「やりたい仕事ができない」といったミスマッチを感じることもあるので気をつけましょう。

「介護業界は初めてだから自分に向いている職場といわれても分からない」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)では、業界に詳しいアドバイザーがカウンセリングを行い、ご希望や適性、経験に合った求人をご提案します。また、スタッフが施設を直接訪問して情報収集しているため、業務内容はもちろん、男性の活躍度や人間関係といった内部情報もしっかりお伝えするので入職後のミスマッチが防げるでしょう。きっと自分に合った職場を見つけられるはずです。「看護助手の仕事を詳しく知りたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。

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