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サービス提供責任者を辞めたい!退職の伝え方や引き止められたときの対処法

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この記事のまとめ

「サービス提供責任者を辞めたい…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。サービス提供責任者はやりがいのある仕事ですが、業務量の多さや給与への不満、職場の人間関係などを理由に辞めたいと考える人もいるようです。この記事では、辞めたいと思う理由や辞める前にするべきこと、辞意の伝え方を解説します。引き止められたときの対処法や転職を成功させるポイントも紹介しているので、退職を検討している方は参考にしてみてください。

サービス提供責任者(サ責)とはどんな職種?仕事内容や必要な資格、お給料

サービス提供責任者を辞めたいと思う理由

サービス提供責任者(サ責)の仕事はやりがいを感じられる仕事ですが、向き不向きがあります。事業所の雰囲気によっては「仕事を辞めたい」と感じる方もいるかもしれません。
サービス提供責任者を辞めたいと思うよくある理由は以下のとおりです。

  • 上司や同僚と考え方が合わない
  • 法人や事業所の方針に不満がある
  • 給与が仕事に見合わないと感じる
  • 職場の雰囲気が合わない
  • 労働条件が想定と違った
  • プライベートの時間が少ない
  • 体力的な負担が大きい
  • 仕事の相談ができない


サービス提供責任者に多いのが、上司や同僚と考え方が合わず、ケアのやり方に納得できないという悩みです。サ責は事業所内で重要な立ち位置にいるため、理念や運営方針に不満があると、その職場で勤め続けるのが難しくなります。

また、「入職前に聞いていた労働条件が実際と違った」「休日出勤やサービス残業が多くて給与が割に合わない」という理由で転職を考える場合も。納得できる条件の職場があれば、勤め先を変えたいと思う方が多いようです。

小規模な事業所ではサ責が1人だけ配置されることが多いので、職場内でサ責の仕事の悩みを同じ立場の人に相談できないことにストレスを感じることもあります。

サービス提供責任者は大変?やりがいや辛いときの対処法を解説」の記事でサ責が大変に感じることを紹介しているのであわせてご覧ください。

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介護職を辞めたいけど転職すべき?よくある退職理由と悩みの対処法を解説

サービス提供責任者を辞める前にやるべきこと

サービス提供責任者の仕事を辞める前に、本当に辞めるべきかどうかをしっかりと考えましょう。場合によっては、サ責を続けたほうが良い可能性があります。辞めたほうが良いのか、転職する場合はどのようなキャリアを目指すのかを考えて、判断しましょう。

サービス提供責任者を辞めるメリットデメリットを考える

本当にサービス提供責任者を辞めるべきかどうかを考えてみましょう。一度辞めたいと感じてしまうとネガティブになり、辞めたいという気持ちばかりに意識を向けてしまうことがあるかもしれません。仕事に慣れれば辞めたいという気持ちが小さくなることがあるので、サ責として働き続けるメリット・デメリットを比較して辞めるべきかどうか判断しましょう
サービス提供責任者を続けるメリットは、「サービス提供責任者として働くメリット」で後述しています。

悩みを誰かに相談する

仕事の悩みを誰かに相談することで心が軽くなったり、客観的なアドバイスをもらえたりすることがあります。職場にほかのサービス提供責任者がいない場合は、介護職員や管理者などほかの職種に悩みを相談できる人がいれば、気持ちが楽になるかもしれません。
職場や身近にサ責の悩みを相談できる人がいない場合は、研修や勉強会などに参加してほかの事業所のサ責と交流をするのも良いでしょう。情報交換をしたり悩みを相談したりすることができます。

ストレスを溜めないようにする

ストレスが溜まるとイライラしてしまい、より辞めたい気持ちが強くなるかもしれません。仕事のストレスは適度に発散しておくことが重要。ストレスを発散する方法は、好きなことをしたり身体を動かしたりする方法など、さまざまです。生活習慣を整えて生活のリズムを一定にするのもストレス予防になります。
また、ほかの人の価値観は人それぞれだと受け入れることで、必要以上に気持ちがすり減ることが少なくなるでしょう。

転職後のキャリアを検討する

現在働いている職場を辞めたあと、どのような職場に転職するか検討しましょう。サービス提供責任者を辞めたあとは、別の訪問介護事業所でサ責として働く道や介護職員として働く道、ケアマネジャーを目指す道、介護以外の仕事に就く道などがあります。サービス提供責任者を辞めたあと、どのようなキャリアを目指すのか考えてから行動を起こすことが大切です。

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サービス提供責任者とケアマネの違いを解説!仕事内容や資格は何が違う?

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職場に迷惑をかけない退職意思の伝え方

職場に迷惑をかけないように退職の意思を伝えるには、余裕をもって上司に伝えたり、業務をしっかりと引き継いだりすることが重要です。

「転職を考えているけど、現場の人手不足や利用者さんへの影響を心配して退職を言い出しにくい」とお悩みの方もいるでしょう。しかし、退職するのは個人の自由であり、法的にも2週間前までに退職意思を表明すれば退職できることになっています。退職後の人員配置やそのほかの変更については、事業所側が対応すべきことなので過度に心配する必要はありません。

「職場に迷惑をかけるから」と遠慮していては、新しい一歩を踏み出せず、転職しようという決心が無駄になってしまいます。ここでは、社会人としてのマナーに沿った退職の手順を紹介するので、転職を検討している方は参考にしてみてください。

余裕をもって上司に退職意思を伝える

法的なルールでは退職日の2週間前までに退職意思を伝えれば問題ないことになっていますが、実際は就業規則に記載された時期を守るのがマナーです。
一般的には退職の1~3ヶ月前までに退職意思を表明するというルールが設けられている場合が多い傾向があります。まずは職場の就業規則を確認し、適切なタイミングで、上司に退職したい旨を伝えてください。

また、上司に伝える際は直属の上司に伝えるようにしましょう。人事や上司より上の役職の職員に先に伝えてしまうのは、上司にとって良い気分ではありません。ハラスメントがあり直属の上司に伝えにくいというような理由がない場合は、直属の上司に伝えるのがマナーです。

職場への不満を退職理由にしない

退職意思を伝えると多くの場合で理由を聞かれますが、その際に職場への不満を挙げるのはやめましょう。職場を批判すると、相手が不快に感じたり、「改善するから退職を考え直してほしい」という引き止めにあったりする原因になります
「次はこんな職場で働きたいから」という前向きな展望のほうが、職場側も受け入れやすいでしょう。

一方的に退職を断言しない

「退職します」と退職を一方的に断言するのは印象が悪いので、あくまでも「相談」という形で話を持ちかけましょう。「〇月ごろの退職を考えているのですが…」のように退職の希望を伝え、承諾されたら上司と一緒に具体的な日付を決めていきます。ただし、退職の意思をしっかりとアピールしないと引き止められる可能性があるので、注意が必要です。

引き止められたときの対処法を考えておく

人手が足りない施設では退職の意思を伝えても引き止められることがあります。退職意思を伝える前に、引き止められたときの対処法を考えておくと良いでしょう。急に引き止められると、咄嗟に対応できず流されてしまう可能性も。退職期限を引き延ばされ、ずるずると働き続けることになってしまうかもしれません。
引き止められたときの対処法は、後述する「辞めたいのに退職を引き止められたときの対処法」を参考にしてみてください。

退職の意思を伝えたら業務を引き継ぐ

退職の日程が決まったら、退職後も問題なく業務が回るように後任に引き継ぎを行います。引き継ぎのマニュアルを作成するうえで重要なことは、誰でも分かる内容にすることです。自分だけが分かる内容では、業務を正しく引き継ぐことができない可能性があるので、客観的な視点から作成しましょう。
後任がすぐに決まらない場合は、マニュアルを作成しておけば直接やり取りをしなくても業務を引き継ぐことができます。

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【介護の転職】円満退職の方法や退職意思の伝え方のポイント

辞めたいのに退職を引き止められたときの対処法

退職を引き止められたときの対処法をケース別に解説します。「引き止められたらどうすれば良いの?」と不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「給与を上げる」と言われた場合

「給与を上げる」と言われて引き止められた場合、提示された金額に納得ができるのであれば、提案を受け入れても良いかもしれません。
ただし、「事業所の雰囲気が嫌だから」「今の職場ではできない介護経験を積んでみたいから」といった理由で転職したい場合、待遇が改善されても希望は叶わないでしょう。

思わぬ給与アップに気持ちが揺らぐかもしれませんが、そもそも自分が何のために退職するのかを考えてみてください。
待遇の改善だけでは現状が解決されない場合、「自分のやりたいことは転職しないと実現が難しい」と素直な気持ちを伝えるのが良いでしょう

情に訴えられた場合

「立ち上げから一緒にやってきたじゃないか」「今辞められると事業所の運営が立ち行かなくなる…」などと情に訴えかけられると、辞められないと思う方もいるでしょう。「利用者さんがあなたを必要としている」「皆があなたを頼りにしている」と言われると退職意思を貫くのは、人によっては難しいかもしれません。

ただ、どこかで決心して自分の気持ちを伝えなければ、ずっと今の職場に留まることになってしまいます。「退職で職場に多少の負担がかかるのは仕方のないこと」と捉え、相手の気持ちだけではなく、自分の気持ちや希望にも寄り添うようにしてください
引き止められたら、必要とされていることへの感謝を示しつつ、退職意思は変わらないと伝えましょう。

仕事の引き継ぎ先を心配された場合

仕事の引き継ぎ先を心配されて退職を引き止められたときは、引き継ぎをしっかりと行う旨を伝えて事業所側を安心させる方法があります。自分がいなくなったことで問題が起きないように、仕事の手順やトラブルへの対応方法などをまとめ、誰が仕事を引き継いでも大丈夫なようにしておきましょう

サービス提供責任者が転職を成功させるためのポイント

サービス提供責任者が転職を成功させるためのポイントは、自己分析や企業分析を実施することや職場の雰囲気をチェックすること、転職エージェントを活用することなどです。

自己分析をしっかりと実施する

サービス提供責任者に転職する場合もほかの仕事に転職する場合も、自己分析をしっかりと行い、自分が仕事に求めることを明確にすることが大切です。辞めたいと思った理由は何なのか把握することで、転職先を選ぶ一つの基準になります。
自己分析の方法は「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

企業分析をしてマッチするか確認する

企業分析をして企業の方針や業務内容、利用者さんの傾向を確認します。企業分析と自己分析をもとに自分にマッチする求人を探すことが転職活動を成功させるポイントです
介護施設・事業所の情報を集めるには、公式Webサイトや就職情報サイトを確認したり会社説明会に参加したりする方法があります。
ほかにも、口コミサイトを確認するのも一つの方法です。口コミサイトは誰でも書き込めるので、情報を鵜呑みにしないようにしましょう。

職場の見学をして雰囲気をチェックする

職場の見学をして実際の雰囲気を確認するのも大切です。求人やWebサイトだけでは分からない情報が集まります。職員や利用者さんの表情、施設の清潔感などをチェックしましょう。見学することで担当者に気になった点も直接質問できます。
職場の雰囲気が張りつめている、利用者さんや職員に笑顔がない、職場の清掃が行き届いていない職場は、働きにくい職場である可能性が高いので避けたほうが良いでしょう。

転職エージェントに相談する

サービス提供責任者からの転職を成功させるには転職エージェントを活用してみましょう。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが豊富な求人の中から希望条件に合った求人を厳選して紹介してくれます。「ほかの訪問介護事業所でサービス提供責任者になりたい」「特養で介護職員として働きたい」など、さまざまなキャリアプランへの対応が可能。施設とのやり取りもアドバイザーが代行してくれるので、「働きながら転職活動をする時間がとれない」という方も安心です。

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サービス提供責任者として働くメリット

つらいことがあると「辞めたい」という気持ちになってしまうかもしれませんが、サービス提供責任者の仕事はキャリアアップにつながったり給与が高かったりと、さまざまなメリットがあります。
サービス提供責任者を辞める前にサ責として働くメリットを考えてみましょう。

マネジメント能力が身につく

サービス提供責任者の仕事を通じて、マネジメント能力やコミュニケーション能力を高めることができるでしょう。サ責は、職員の業務管理を行ったり利用者さんと介護職員の間を取り持ったりします。柔軟な対応力も身につくので、介護従事者として成長できるでしょう。

キャリアアップにつながる

サービス提供責任者としての経験は転職する際に役立ちます。前述したようにサ責の仕事ではマネジメント能力やコミュニケーション能力を磨くことができますが、これらの能力はほかの介護施設・事業所でも役立つスキルです。即戦力としての活躍が期待され、採用選考で有利になるでしょう。

給与が高い傾向にある

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)」によると、訪問介護事業所で働くサービス提供責任者の平均給与は367,190円。サービス提供責任者ではない職員の平均給与は322,800円でした。サ責と訪問介護員(ホームヘルパー)の給与差は4万円以上あり、給与が高いので高収入を目指している人にとってメリットといえます。

出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年6月5日)

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サービス提供責任者を辞めたいことに関する質問

ここでは、サービス提供責任者を辞めたいことに関するよくある質問に回答します。「辞めたいけどどうすれば良いの?」「サ責の仕事って大変なの?」と気になる方は、ぜひご覧ください。

サービス提供責任者として働くのに疲れました…

「仕事量が多くて疲れた」「人間関係に悩んでいる」などの理由でサービス提供責任者の仕事に疲れてしまう人がいるようです。仕事で疲れる理由は人それぞれ。仕事に疲れてしまったときは、好きなことを楽しんだり休息をしっかりと取ったりして、リフレッシュすると良いでしょう。
サ責の仕事がどうしてもつらいと感じている場合は、転職するのも一つの解決方法。退職するときは、就業規則に沿って早めに退職意思を伝えることが大切です。
退職の意向を伝えるときの流れは、「職場に迷惑をかけない退職意思の伝え方」で解説しているので、参考にしてみてください。

サービス提供責任者に向いていない人の特徴とは?

現場で利用者さんを直接介助するのが好きな方や指示を出すのが苦手な方は、サービス提供責任者に向いていない可能性があります。反対に、臨機応変に対応できる方や介護サービスの向上に取り組める方は、サービス提供責任者に向いているでしょう。
サービス提供責任者の適性については、「サービス提供責任者に向いていない人・向いている人の特徴は?」の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

サービス提供責任者の仕事で大変なことは何?

サービス提供責任者は、利用者さんからのクレーム対応やヘルパーの指導・シフト調整、事務作業などを大変だと感じることがあるようです。サービス提供責任者の仕事が大変なときは、利用者さんや職員との話し合いの場を設けたり職員を増員してもらったりするなど、改善策を講じてみましょう。自分だけで改善するのが難しい場合は、転職するのも一つの方法です。

サービス提供責任者の必須知識を知りたい

サービス提供責任者の必須知識は、身体介護や認知症、障がいなどに関する介護の知識や職員の指導・育成に関する知識、利用者さんへの対応に関する知識などです。サービス提供責任者に必要な知識やスキルは、「サービス提供責任者の必須知識を解説!訪問介護のマネジメントに必要なこと」の記事で解説します。

まとめ

サービス提供責任者を辞めたいと思うよくある理由は、「上司や同僚と考え方が合わない」「法人や事業所の方針に不満がある」「給与が仕事に見合わないと感じる」「職場の雰囲気が合わない」などです。

サ責を辞める前に、辞めるメリットデメリットを考えたり誰かに悩みを相談したりして、本当に辞めるべきなのか、悩みを解決する方法はないかなどを考えてみることが大切です。
また、退職を決めたときは、退職後のキャリアプランや引き止められたときの対処法を考えておきましょう。退職意思を伝える際は、退職の1~3ヶ月前に直属の上司に伝え、職場への不満を退職理由にしないようにします。
「もっと良い条件の職場で働きたい」と考えているサービス提供責任者の方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。
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