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ケアマネ未経験からの転職は厳しいの?活かせるスキルや採用されるコツ

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この記事のまとめ

「未経験でケアマネに転職するのは厳しい?」と不安に思う方もいるでしょう。ケアマネジャーは需要が高い職種なので、未経験から転職が可能です。この記事では、ケアマネジャー未経験の方の転職事情や、求人探しのポイントを解説します。面接を成功させるコツや有利に働くスキルもまとめました。実際に未経験からケアマネジャーに転職した方の事例もご紹介します。ケアマネジャー未経験での転職を考えている方は、ご覧ください。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!

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未経験でケアマネに転職・就職するのは厳しい?

未経験からケアマネジャーになることは可能です。ここでは、未経験のケアマネジャーの転職市場について解説します。介護業界でのキャリアアップを考えている方は、参考にしてみてください。

未経験のケアマネを募集する事業所は多い

人手不足ということもあり、未経験のケアマネジャーを募集する求人は多く出ています。
厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)「介護支援専門員/ケアマネジャー」によると、2022年度のケアマネジャーの有効求人倍率は4.80倍でした。
同サイトの「施設介護員」によると、施設で働く介護職員の有効求人倍率は3.23倍となっており、ケアマネジャーは施設の介護職員よりも人手不足が深刻な状況と分かります。

ケアマネジャーになるには、「特定の国家資格等に基づく業務」または相談援助の実務経験が、5年以上必要です。そのため、ケアマネ資格を保有する職員の数は限られています。「ケアマネを募集しても応募が来ない…」と、悩む事業所は、ケアマネ資格を持っている未経験の方も積極的に採用する場合があります。

経験者より初心者を採用したいという事業所もある

経験者はこれまでの仕事のやり方に固執してしまう可能性があるので、未経験者のほうが教育しやすいと捉える採用担当者もいます。そのため、経験者よりも未経験者の採用・育成に力を入れている事業所もあるようです。

未経験の方は1から仕事を覚えることになるので、教育は必須になります。しかし、事業所のやり方や方針を身につけやすいという採用メリットから、未経験の方の採用に積極的な事業所もあるようです。

40代・50代の未経験ケアマネも転職できる

公益財団法人 介護労働安定センターの「令和4年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書(p.81)」によると、ケアマネジャーの平均年齢は53.0歳です。40代・50代の職員は居宅ケアマネ全体の60.3%で、60代以上の職員も25.7%います。

前述したように、ケアマネジャーの資格取得には5年以上かかることもあり、全体的に職員の年齢層は高めです。30代以下に限定すると候補者が集まらないことから、40代・50代も採用対象としている事業所は多くあります。ケアマネジャーの定年制度を廃止したり、65歳以上に延長したりする事業所も増えているので、50代後半の方にも転職のチャンスはあるでしょう。

即戦力に募集条件を絞る事業所は転職の難易度が高い

人手不足で未経験者を指導するのが難しく、即戦力のケアマネを募集する事業所もあるようです。ケアマネジャーを未経験から始める場合、一人前になるまでに、およそ半年~1年ほど時間がかかります。そのため、「教育できる体制ではない」「人手不足で現場が疲弊しているから経験者に来てほしい」という事業所では、未経験者が採用される確率は低いといえます。
未経験からケアマネジャーに転職する場合、未経験者の採用に積極的な職場を選ぶことが大切です。

一事業所あたりの採用枠が少ない

ケアマネジャーの採用人数は、1つの事業所につき1人~4人ほどと、少ない傾向にあります。そのため、経験者と未経験者が同時に応募した場合、経験者が優先されることも多いようです。
ただし、前述したように、未経験者を積極的に採用している事業所もあります。自分が採用されやすい事業所を見極めるのが、転職を成功させるカギです。

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ケアマネジャーとは?

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、介護保険の利用者さんが適切な介護サービスを利用できるように支援する職種です。専門的な知識を活かして、利用者さんの状況に合わせたケアプランを提案します。

ケアマネジャーの仕事内容

ケアマネジャーの主な仕事内容は、ケアプラン(介護サービス計画書)の作成です。利用者さんの状態や生活環境を考慮して、一人ひとりに合ったケアプランを作成します。
また、医療機関や介護サービス事業所といった関係各所と連絡・調整をするのも仕事の一つです。利用者さんが快適に生活できるよう、さまざまなサービスと利用者さんの橋渡しをするのが、ケアマネジャーの役割といえます。

ケアマネジャーになるために必要な資格・経験

ケアマネジャーになるためには、都道府県が実施するケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)に合格する必要があります。ケアマネ試験の受験要件は、以下のいずれかを満たすことです。

  • 特定の国家資格等に基づく業務に5年かつ900日以上従事
  • 施設での相談援助業務に5年かつ900日以上従事

「特定の国家資格等」には、介護福祉士や社会福祉士、看護師などが含まれます。そのため、介護福祉士からケアマネジャーを目指す場合は、最短5年で受験が可能です。一方、無資格からケアマネジャーを目指す場合、8年以上かかる場合が多いでしょう。

ケアマネジャーの目指し方については、「ケアマネジャーになるには?最短で何年?試験の受験資格や取得の流れを解説」にまとめているので、あわせて参考にしてください。

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ケアマネ未経験者が求人を探すときの4つのポイント

未経験の方がケアマネジャーへの転職を成功させるためには、ポイントを押さえた職場選びをすることが重要です。ここでは、ケアマネ未経験者が求人を探すときのポイントを4つご紹介します。

1.ケアマネの在籍数が多い施設を選ぶ

ケアマネ業務が未経験の方は、ケアマネの在籍数が多い施設や事業所を選ぶと良いでしょう。ケアマネジャーの人数が多い職場は、業務に余裕があり、教育者が確保されている傾向にあります。募集人数やケアマネジャーの在籍数をチェックして、内定をもらえる可能性が少しでも高い求人に応募するのがおすすめです。

なお、厚生労働省の「居宅介護支援・介護予防支援(p.36)」によると、2022年度における1事業所あたりの居宅ケアマネの人数は、3.0人となっています。これに対し、施設ケアマネは1~2人の配置しかない職場も少なくありません。

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2.「未経験歓迎」のケアマネ求人を探す

「未経験者歓迎」や「未経験者可」の記載がある求人に応募すると、転職しやすい傾向にあります。未経験者を歓迎する職場は、教育体制が整っていたり人員に余裕があったりすることが期待できます。そのため、未経験から就職しても、サポートを受けながら働ける可能性が高いでしょう。

未経験ケアマネの教育方法は、ベテラン職員がOJTで行う場合もあれば、マニュアルやオンライン研修が整備されている場合もあり、事業所によってさまざまです。事前に転職先について調べて、新人教育の制度を確認しておくと良いでしょう。

3.新規立ち上げの施設や事業所を探す

新規立ち上げの施設や事業所は、人材を1から探して必要人数を確保しなければならないので、ケアマネジャーをまとめて募集する傾向にあります。募集人数が多ければ、採用される確率も上がるので、積極的に応募してみましょう。
ベテランケアマネがすでに確保できている場合や、なかなか採用が決まらない場合もあるので、ケアマネ未経験者が採用される可能性も十分にあるといえます。

4.正社員以外の雇用形態での応募も検討する

ケアマネ未経験での転職で、なかなか採用が決まらない場合は、正社員以外の雇用形態も検討してみましょう。パートや派遣社員といった非正規雇用の求人も含めれば、選択肢が増え、スムーズに転職先が見つかるかもしれません。
まずは非正規雇用で経験を積み、正社員登用を狙ったり経験を活かして転職したりなど、段階的に正社員を目指す選択肢もあります。

▶契約社員の介護求人一覧はこちら
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未経験の転職は施設ケアマネと居宅ケアマネどっちが良い?

ケアマネジャーの働き方には、居宅介護支援事業所で在宅の利用者さんを支援する「居宅ケアマネ」と、特養・老健・グループホームなどで施設入居者を支援する「施設ケアマネ」の2つがあります。
施設ケアマネと居宅ケアマネの仕事内容は、「ケアマネージャーの仕事内容をわかりやすく解説!施設と居宅の業務の違い」で解説しているので、ぜひご一読ください。

居宅ケアマネと施設ケアマネのどちらが良いという絶対的な答えはありませんが、働き方に違いがあるので、自分に合った職場を選ぶと良いでしょう。それぞれの職場で働くメリットを以下にまとめたので、転職の参考にしてください。

施設ケアマネに転職するメリット

施設の職員としてチームでケアに携われることが、施設ケアマネとして働くメリットです。施設ケアマネは、利用者さんや職員と毎日顔を合わせるため、介護職員・看護職員などと連携しやすく、利用者さんの変化を把握しやすいでしょう。

施設ケアマネ1人で担当する利用者さんは最大100人と多いものの、利用者さんの介護度や使う介護資源は似ている傾向にあるので、ケアプランは複雑化しにくいようです。チームワークを大切にして業務をこなすのが得意な方や、これまで働いていた施設でケアマネジャーとして利用者さんを支援したい方は、施設ケアマネの仕事にやりがいを感じられるでしょう。

一方で、施設ケアマネのデメリットとして、ケアマネジャーの配置人数が少ない職場が多く、ケアマネ同士での相談しにくいことが挙げられます。

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居宅ケアマネに転職するメリット

居宅ケアマネに転職するメリットは、ケアマネジャーとしての経験値を積めることです。介護業務を兼務しないため、ケアマネ業務に集中してさまざまなケースを学ぶことができるでしょう。
居宅ケアマネの仕事は、介護度や家庭環境がさまざまな利用者さんに対して、状況に応じたケアプランを考えることです。利用者さんのニーズを満たす個別ケアを実践するために、知識を活かして支援するやりがいがあります。

居宅ケアマネ1人で担当する利用者さんは約35人です。居宅ケアマネは利用者さんの自宅を訪問する機会が多いこともあり、施設ケアマネよりも担当件数が少ない傾向にあります。

居宅ケアマネとして経験を積み、主任ケアマネジャーの資格を取得すれば、管理者も目指しやすくなります。事業を積極的に拡大している会社は、管理者のポストが空きやすいので、キャリアアップしたい方におすすめの職種です。

一方、居宅ケアマネとして働くデメリットは、利用者さんへの個別対応が忙しいことです。残業や休日出勤が発生する可能性もありますが、その分学べることも多いのが居宅ケアマネの特徴といえます。

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ケアマネ未経験者から転職で面接を成功させるコツ

ここでは、ケアマネ未経験の方が面接を成功させるコツをご紹介します。「転職活動のポイントが知りたい」という方は確認してみましょう。

ケアマネを目指した理由を話せるようにしておく

「なぜケアマネジャーを目指したのか?」は、面接で聞かれることが多い質問です。面接では、ケアマネジャーの仕事に対してどのような思いや熱意があるのかをアピールしましょう。

ケアマネジャーとして働きたい理由を伝えるときは、「体力的に介護の現場業務が厳しくなってきたので、ケアマネしかできることがなくて…」といった、ネガティブな内容は避けましょう。ケアマネ業務を通して利用者さんにどのような支援をしたいのかなど、ポジティブな内容を伝えると、好印象を与えられます。

転職後にどんなケアマネになりたいのかを伝える

面接では、転職後に目指すケアマネジャー像もアピールしましょう。ケアマネジャーになることがゴールではなく、ケアマネジャーになってからどのように活躍するのかが大切です。長期的なキャリアプランも含め、どのようなケアマネジャーを目指していくのか、面接前に整理しておくと良いでしょう。

ケアマネの仕事内容を正しく理解しておく

ケアマネ業務が未経験で高過ぎる理想を話してしまうと、「実際の仕事にギャップを感じてしまうのでは?」という懸念を抱く採用担当者もいます。やりがいや楽しさだけではなく、大変さや難しさについても理解したうえで、ケアマネジャーの仕事を選ぶことが大切です。

ケアマネジャーの仕事には正解がないため、明確に白黒がつかなかったり、関係者間で意見が割れたりすることがあります。状況に応じて柔軟に対応する大変さがあることは、事前に知っておきましょう。未経験のケアマネジャーが最初に感じやすい大変さについては、「未経験でケアマネに転職すると仕事は厳しいの?」で後述します。

素直で謙虚という印象を与える

未経験の方の面接では、素直さをアピールするのも効果的です。未経験でケアマネジャーになる場合、転職後に必ず教育を受けることになります。仕事について先輩から教わったことを素直に受け入れられる方は、職場で良い人間関係を築くことができ、仕事も早く覚えられるでしょう。

「知識も経験も不足しているので、まずは素直に先輩の教えに従い、経験を積むことから始めたいと思います」というように、素直さが伝わる内容を話すのがおすすめです。

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ケアマネジャー資格以外で評価される4つのスキル

ケアマネ業務が未経験の方も、面接でアピールできるスキルはあります。ここでは、ケアマネジャーの面接で評価されやすいスキルを4つご紹介するので、面接の参考にしてみてください。

1.介護福祉士としてのスキル

介護福祉士としての経験は、ケアマネジャーに転職する際のアピール材料になります。
ケアマネ資格は、受験要件を満たしていれば介護の実務経験がなくても取得が可能。とはいえ、ケアマネジャーとして利用者さんのニーズに応えるには、現場感を知っておくことも重要です。ケアマネ業務が未経験でも、介護福祉士としての実務経験があれば、選考で評価されるでしょう。

2.マネジメントスキル

ケアマネ業務を円滑に進めるには、マネジメントスキルが必要不可欠です。前述のとおり、ケアマネジャー1人が担当する利用者さんは多いため、スケジュール管理や進捗管理を適切に行わなければなりません。これまでの仕事でマネジメントに携わった経験がある場合、どのような工夫をしてきたのかを伝え、管理能力の高さをアピールするのがおすすめです。

3.コミュニケーションスキル

ケアマネは、利用者さんやそのご家族の話を聞き、関係各所との連携を行うので、一定のコミュニケーションスキルが求められます。特に、相手のニーズをくみ取るための傾聴力は、利用者さんと信頼関係を築くうえで重要です。介護職員や看護職員としての経験がある方は、自然とコミュニケーションスキルが身についているもの。面接の際は、コミュニケーション能力を活かして、利用者さんと施設の橋渡し役になれることをアピールしましょう。

また、採用担当者は、エピソードだけではなく面接中の態度も見ています。明るく人当たりの良い雰囲気で面接に臨むことを意識するのもポイントです。

4.基本的なパソコンスキル

ケアマネ業務では、ケアプランをはじめ、アセスメントシートやモニタリングシートなど、必要な書類はパソコンで作成するのが一般的です。事務処理が多いので、基本的なパソコンスキルがあれば、アピールポイントになります。マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)や日商パソコン検定など、パソコンスキルを証明する資格があれば、より説得力が増すでしょう。

ただし、ケアマネ業務に高度なパソコンスキルは不要なので、「全く操作できない」という苦手意識がなければ、あまり身構える必要はありません。

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未経験でケアマネに転職すると仕事は厳しいの?

ケアマネジャーには専門性が必要なので、未経験から転職すると、「仕事が厳しい」と感じることもあるでしょう。ここでは、未経験のケアマネジャーがどのようなことに悩みやすいのかを解説するので、チェックしてみてください。

制度や法律、活用できる地域資源のインプットが大変

ケアマネジャーは、介護保険制度や介護に関する法律について正しく理解する必要があります。活用できる地域資源についても網羅的に把握しなければならないため、最初は覚えることが多く、大変だと感じるかもしれません。
しかし、家族や利用者さんから質問されてその場で答えられなかったときは、スマートフォンで調べたり関係者に直接電話して確認したりすることもできます。覚えていなくてもできることはあるので、焦らず冷静に対応しましょう。

ケアマネジャー未経験の方も、ケアマネ試験の合格後に受講する87時間の実務研修で、制度や法令について学ぶことができます。また、5年ごとに受講する資格の更新研修でも、制度の変更点などを体系的に学ぶことが可能です。

医療と介護の両方の知識が必要になる

ケアマネジャーの仕事には、医療と介護の両方の知識が必要です。ケアマネは、利用者さんとご家族を包括的に支援するために、介護事業所や医療機関と頻繁に連絡を取ります。医師や看護師と相談・連携する際、専門用語を使って会話する場面もあるようです。
スムーズにコミュニケーションを取るには、介護だけではなく医療の知識も必要になり、初めのうちは難しく感じることも。一気にすべてを覚えようとせず、分からないことは質問しながら、その都度覚えていくと良いでしょう。

スケジュール管理と業務の優先順位に苦労する

ケアマネ業務は、ケアプランの作成やモニタリング、給付管理、書類作成など多岐にわたります。特に月末・月初の時期は業務が立て込みやすく、未経験で始めると何から対応したら良いか分からないこともあるかもしれません。仕事に慣れるまでは、先輩に対応優先度を相談しながら進めるのがおすすめです。

利用者さん・家族・多職種の間で板挟みになる

1人の利用者さんに対して、医師や看護師、介護職、自治体、ご家族など、複数の関係者がいます。ケアマネジャーはそれぞれの意見を聞き、最適な支援につなげなければなりません。ときには、「利用者さん本人は望んでいないが、家族の介護負担を減らすにはこうするしかない…」といった決断が必要なことも。正解がない仕事だからこそ、経験を積んでも悩む場面はあるようです。板挟みになって苦しくなったときは、一人で抱え込まず、先輩のケアマネと相談して対応を考えましょう。

退勤後・休日に対応が必要な場合もある

ケアマネは、退勤後や休日といった勤務時間外に対応を求められる場合もあるようです。
居宅ケアケアマネの場合、利用者さんの居宅に伺って、相談対応やヒアリングを行います。利用者さんやご家族の都合で、退勤後や休日にしかスケジュールが合わなければ、その時間に合わせることになるでしょう。

また、退勤後や休日に緊急の連絡が入り、対応を求められることもあるようです。利用者さんの体調や都合に合わせて自分の予定も変わる場合、大変さを感じやすいといえます。

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ケアマネになれたけどノイローゼ寸前!限界を感じたときの解決法とは

未経験からケアマネに転職して最初に意識すべきこと

ここでは、新人のケアマネジャーが職場で意識すべきことを解説します。「未経験でケアマネに転職して、やっていけるか不安…」という方は、ぜひ参考にしてください。

分からないことは積極的に質問する

仕事に関して分からないことや対応に悩むことがあれば、積極的に先輩ケアマネに質問しましょう。ケアマネ業務では、専門性の高い知識を求められるため、新人が対応できることには限界があります。経験や知識が豊富な先輩ケアマネに対応方法を相談し、自分の糧にしていけば、成長につながるでしょう。

調べれば分かることは自分で調べる

自己判断する前に先輩に聞くことは大事ですが、何でも質問していては、対応する先輩職員も大変です。まずは自分で調べてみて、それでも分からないことを聞くようにしましょう。忙しいなかで仕事を教えてくれることに、感謝する姿勢が大切です。

最初は失敗のほうが多いと思っておく

ケアマネ業務は難易度が高く、最初の1年は分からないことや経験したことのないことばかりです。すぐに完璧に仕事をこなせるわけではないので、失敗しても落ち込み過ぎず、学ぶ姿勢で取り組みましょう。

人手不足で採用難の中、ケアマネ資格を取得して働いてくれる貴重な新人を、しっかり教育して育てていこうと考える事業所も多くあります。「未経験なのに全然仕事を教えてもらえない」という場合は、近くにしっかり教育してくれる別の職場があるかもしれません。「今の職場にいてもケアマネとしての経験が身につかない」と感じる場合は、転職も視野に入れてみてください。

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介護業界が未経験でケアマネになった方の転職事例

ここでは、40代後半でケアマネ資格を取得した看護師の方の転職事例をご紹介します。

この看護師の方は、ケアマネ業務が未経験の状態で転職を決意し、ご相談くださいました。長い間病院で勤務していたため、介護施設や在宅ケアの経験はありません。そのため、「未経験で居宅ケアマネジャーとしてやっていけるのかな…」という不安を抱えていました。
担当のキャリアアドバイザーは、近くの居宅介護支援事業所にその方の不安や経歴を伝え、受け入れ可能な転職先がないか探しました。すると、居宅介護支援事業所・訪問介護・訪問看護を併設している法人から、「まずは訪問看護で在宅ケアの経験を積んで、仕事に慣れてきたら居宅ケアマネへキャリアチェンジするのはいかがですか?」という提案がありました。
ご本人は、全く未経験の在宅領域とケアマネ業務を同時に覚えられるか不安に感じていたので、段階を経て学べることに安心して、その事業所への転職を決めました。

ご紹介した事例のように、ケアマネ未経験の方に対して、安心して働けるような配慮をしてくれる事業所もあります。しかし、求人情報から働きやすい職場を見つけるのは簡単ではありません。
介護業界専門の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」なら、お近くのケアマネ求人に1件1件問い合わせ、未経験の方も安心して働ける職場をお探しできます。完全無料で相談できるので、ぜひ活用してみてください。

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ケアマネ未経験についてよくある質問

ここでは、未経験からケアマネジャーを目指す方によくある質問に回答します。「転職に失敗しないか不安…」という方は、確認しておきましょう。

ケアマネ資格を取得したばかりの50代も未経験から転職できますか?

50代でケアマネ未経験の方も、資格を取得していればケアマネジャーへの転職が可能です。ケアマネジャーは平均年齢が高い職種なので、年齢を問わず活躍するチャンスがあるでしょう。実務経験ルートで介護福祉士になり、そこからケアマネジャーにキャリアアップする方も多いため、新人ケアマネの年齢層は幅広いといえます。ケアマネジャーの年齢層については、「40代・50代から未経験ケアマネも転職できる」で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

ケアマネ業務が未経験の人におすすめの求人を教えてください

ケアマネ業務が未経験の方には、「未経験可」の求人を出している職場やケアマネの人数が多い職場がおすすめです。こういった職場は、教育体制が整っている傾向にあるため、未経験でもしっかりフォローしてもらえるでしょう。また、重視したい条件やどのような支援がしたいのかを明確にすることで、自分に合った職場を見つけられます。職場選びに迷う方は、「ケアマネ未経験者が求人を探すときの4つのポイント」も参考にしてください。

ケアマネを未経験で始めるのが不安です

ケアマネジャーの仕事は、最初は大変に感じるかもしれませんが、学ぶ意欲があれば少しずつ慣れていけます。新人ケアマネが抱えやすい悩みは、覚えることの多さや業務管理の難しさなどです。最初は誰でも未経験からのスタート。悩むこともあるかもしれませんが、必要以上に自分を追い込まず、一人前になるまで時間がかかる仕事だと割り切って、前向きに取り組みましょう。「未経験からケアマネに転職して最初に意識すべきこと」では、新人ケアマネに必要な心構えをまとめています。

まとめ

ケアマネジャーは需要が高い職種なので、未経験でも資格があれば、年齢を問わず転職を目指せます。未経験の方には、ケアマネジャーの在籍数が多い職場や、教育体制の整っている職場がおすすめです。なお、施設ケアマネと居宅ケアマネのどちらが向いているのかは、やりたい支援や希望の働き方によって異なるので、自分に合ったほうを選びましょう。

未経験でケアマネジャーに転職すると、覚えることや分からないことが多く、最初は仕事が厳しいと感じるかもしれません。焦らず少しずつ慣れていけるよう、先輩に聞きながら業務を覚えていくと良いでしょう。

「ケアマネ未経験から転職を成功させたい!」「ぴったりな職場を紹介してほしい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。あなたの希望条件を伺ったうえで、どのような求人があるのかをお伝えいたします。実際の職場の雰囲気を確認したい場合、アドバイザーが職場見学の日程調整を行うことも可能です。ここだけの求人情報もお伝えできるので、「ケアマネとして新しいキャリアをスタートさせたい」とお考えの方は、気軽にご利用ください。

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