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介護職はいじめが多い?仕返しせずに職場の人間関係に対処する方法を解説

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介護職いじめ仕返しに関する記事のタイトル画像

この記事のまとめ

「介護職でいじめに遭っていて、仕返しを考えてしまう…」という悩みを抱えている方もいるかもしれません。いじめは許されない行為ですが、仕返しをしてしまうと逆に責任を問われてしまうリスクがあるため、決して行ってはいけません。この記事では、いじめに遭ったときの対処法を解説。いじめが起きる原因や、人間関係の良い職場の探し方も紹介するので、仕返しではなく適切な対応方法を知りたい方は、ご一読ください。

※本記事はあくまで情報提供を目的としています。いじめへの仕返し行為を推奨するものではありません。

介護業界はいじめが多いって本当?

介護業界が他業界に比べていじめが多いという統計的なデータはありません

しかし、Leverages Medical Careの「きらケア介護白書2022(p.30)」によると、介護職の転職理由の1位は「職場の人間関係が悪かった」(29.8%)でした。いじめとは限りませんが、職員同士の人間関係に悩んでいる介護職の方は一定数いるようです。

「ほかの職員からいじめられていて、今の職場を続けていく自信がないと…」いう方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。これまでに多くの介護職の転職支援を行ってきたキャリアアドバイザーが、転職したほうが良いのか続けたほうが良いのか、一緒に考えます。

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実際にあった介護職のいじめ内容

介護現場で実際に発生したことがあるいじめとして、「明らかな無視」「陰口」「大変な仕事の押し付け」「嫌味や嫌がらせ」があるようです。

明らかな無視

職場で発生したいじめのケースとして、特定の職員を徹底的に無視して孤立させるというものがあります。たとえば、挨拶をしても返さなかったり目線を一切合わせなかったりして、存在を無視するような態度を取る場合などです。

また、仕事に必要な質問や相談に対して無視をするという場合も。介護職は利用者さんの情報を共有する必要があるため、職員間のコミュニケーションは非常に大切です。必要な情報を共有してもらえないと、仕事に支障が出てしまい、利用者さんにも悪影響を及ぼすリスクがあるでしょう。

陰口

いじめの事例として、本人がいない場所で悪口を言うケースもあります。陰口を言われると、自分がいないところで事実無根の悪い噂が広まってしまうことも考えられるでしょう。

また、陰口の対象が自分だと察すると、何を言われているのか気になり、精神的に大きなストレスを感じる可能性があります。「この人も自分の陰口を言っているかも…」と不安を抱えたまま働いていると、信頼関係を築くことが難しくなってしまうでしょう。

大変な仕事の押し付け

体力を必要とする入浴介助など、職場で大変とされる仕事を特定の人に押し付けるのもいじめに該当します。挫折感を味わわせるために、職員のスキルでは対応が難しい仕事を割り当てる人もいるようです。不公平に仕事を押し付けられると、身体的にも精神的にも大きな負担がかかり、疲弊してしまうことにつながります。

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嫌味や嫌がらせ

いじめの対象者に聞こえるように嫌味を言ったり、嫌がらせをして困らせたりするケースもあるようです。介護職としての仕事ぶりではなく、人格やプライベート面を否定するような嫌味を言う場合も。パーソナルな部分を否定されると、自分に自信がなくなったり、大きな憤りを感じたりすることも考えられます。

また、ほかの同僚がいる前で過度に叱責するなど、立場が上の人からのパワハラに悩むケースもあるようです。

介護職間でいじめが起きる原因

仕事が忙しいことでストレスが溜まったり、価値観の違いで衝突したりすることが原因で、介護職員間のいじめが起きてしまうことがあるようです。以下で、なぜ介護職間でいじめが起きてしまう場合があるのかを紹介します。ただし、どのような理由であっても、いじめは決して許されることではありません

人手不足でイライラして

介護現場の人手不足により気持ちに余裕を持てないことが、いじめの原因になることもあるようです。介護を必要とする高齢者は増え続けており、介護業界は慢性的な人手不足の状況にあります。

介護職は、高齢者の日常生活を支えるという責任の大きな仕事にプレッシャーを感じながら、多くの業務を抱えることも。精神的に疲弊して余裕がなくなり、つい心ない言葉が出たり、仕事に慣れていない人にイライラしたりしてしまったりする場合があるようです。

職員同士の価値観の違いから

職員同士の価値観の違いが原因でいじめが起きてしまう場合もあるようです。相手の考え方や生活状況などを尊重してお互いに歩み寄ることができなければ、良好な人間関係を築くのは難しいかもしれません。

年齢による価値観の違い

介護職にいじめが起きてしまう原因の一つとして、年齢による価値観の違いが挙げられます。介護業界は、10代から70代以上まで幅広い年齢層の職員が働いています。年齢が離れていることで、物事の捉え方や考え方が違うことは珍しくありません。
価値観が合わないときに、相手の考え方を否定したり自分の意見を一方的に主張したりすると、対立してしまう可能性があります。

介護観の違い

介護職は、自分が理想とする介護の方法や考え方を持っていることも多いでしょう。介護のやり方や利用者さんとの関わり方に絶対的な正解はないため、それぞれの介護観の違いから衝突する場合があるようです。

介護観の違いを尊重できず人間関係が悪くなると、結果的にいじめにつながってしまうこともあるのかもしれません。利用者さんにより良い介護を提供しようとしている者同士だと考え、尊重し合う姿勢を持つことが求められます。

派閥に関する人間関係から

職場内のグループに関する人間関係がいじめの原因になることもあるようです。長く働いていると、仲の良い職員のグループができやすい傾向にあります。
グループができること自体に問題はありませんが、グループ同士が対立したり、グループに入らない人を悪く言ったりすることで、いじめに発展してしまう場合も。集団で特定の職員を攻撃すると、いじめに遭った人が精神的に大きなダメージを受けることに加え、職場全体の雰囲気も働きにくくなる悪循環に陥ってしまいます。

仕事のストレスのはけ口にしてしまって

日々の業務のなかで蓄積されたストレスを処理できず、いじめが行われてしまう場合もあるようです。介護職は、利用者さんやご家族、職員など、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら仕事を行います。多くの人と関わるなかで、ストレスが蓄積されることがあるでしょう。

利用者さんから理不尽なことを言われたり、一人では抱え切れないほどの業務を担当したりして、職場の空気がピリピリすることも。疲労や不満をうまく解消できず、ほかの職員にストレスをぶつけてしまう人もいるのかもしれません

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いじめられた介護職は仕返ししても許される?

職場で理不尽な扱いを受けると、「つらい」「悲しい」と、気持ちが落ち込んでしまっても無理はないですが、自分を責めないようにしましょう。もしかしたら、「いじめの仕返しをしたい」と感じる介護職の方もいるかもしれませんが、自分のためにもいじめの仕返しはするべきではありません

社会人としていじめに仕返しはすべきでない

我慢の限界で仕返しをしたくなったとしても、決していじめに対して仕返しをしてはいけません。いじめは被害者を大きく傷つける行為です。いじめられたからといって、相手を傷つけても良い理由にはなりません。

仕返しをすることで自分が加害者になり、名誉毀損罪や侮辱罪などで訴えられるリスクが生じてしまいます。いじめの仕返しを行うことは新たなトラブルにつながるだけで、状況の解決は図れません。一社会人として、いじめには仕返し以外の方法で冷静に対処すべきです。

法的に戦う選択肢はあるがハードルは高め

いじめの加害者をどうしても許せないと感じる場合は、法的措置を取る選択肢もありますが、ハードルは高めです。いじめを受けた精神的苦痛に対し、加害者へ慰謝料を請求することはできます。ただし、請求するには証拠が必要です。たとえば、悪口をメモしたり録音したりなど、いじめの証拠を集めなければならず、手間や時間がかかります。

また、弁護士に依頼して対応すると、弁護士費用が慰謝料を上回るケースも。法的措置に踏み切る場合は、証拠集めや手続きの労力、金銭的負担などをトータルで検討したうえで依頼しましょう。

法的な対処は難しい場合がありますが、いじめを我慢し続ける必要はありません。次の見出しでいじめを受けたときの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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介護職がいじめに遭ったときの対処法

ここでは、介護職がいじめに遭ったときの対処法を解説します。以下の方法なら、仕返しといった不適切な対応ではなく、いじめに真っ当に対処できるでしょう。

信頼できる同僚に悩みを聞いてもらう

職場に信頼できる同僚がいるなら、いじめに遭っていることを打ち明けて話を聞いてもらうのもおすすめです。嫌だった出来事やつらい状況を誰かに話すことで、自分の気持ちを整理できます。悩みに共感してもらうことで、精神的に楽になることもあります。
また、現状を知っている同僚がいれば、職場内のいじめに困ったときに協力してもらえるかもしれません。

上司や管理者に相談する

いじめが続いている場合は、上司や管理者に状況を報告しましょう。相談することで、いじめの加害者に個別指導をしたり、いじめが起きにくい制度や仕組みを設計したりして、状況の改善を図ってもらえる可能性があります。

いじめは個人の問題ではなく、職場の問題です。施設長や管理者には、職場内の問題を解決し、職員が安心して働ける環境を整える責任があります。そのため、職場にいじめがあるときは、遠慮せず早めに相談しましょう。

自分の行動を改善する

これまでの自分の行動を振り返り、言動や仕事のやり方で改善できるところがあれば改めてみましょう。いじめはどのような理由があっても許されませんが、自分が知らない間に相手を傷つけたり不満を抱かせたりしてしまったことが、いじめの原因になっている可能性があります。

自分に非があったと感じる部分があれば、勇気を出して相手に謝罪することも対処法の一つです。相手と向き合って誤解が解けると、いじめの問題が解決するかもしれません。

いじめる職員と関わらないように心掛ける

いじめてくる相手と物理的に距離を置き、なるべく関わらないようにすることで、いじめの被害やストレスを軽減できます
たとえば、出勤日や勤務時間帯をずらすなど、シフトを調整することで直接関わる機会を減らせるでしょう。業務上どうしても関わりが必要な場面以外では顔を合わせないように配置できないか、上司に相談してみるのも一つの方法です。

いじめに毅然と対応する

もしも、職員から嫌なことをされたら、毅然とした態度でNOを伝えましょう。何をしても抵抗しないと思われると、いじめのターゲットにされ続けるリスクがあります。

自分の意見を伝える際は、感情にまかせて怒ったり、仕返しとも取れるような言葉で返さないようにするのがポイントです。いじめがエスカレートする恐れがあるため、淡々と冷静に対応すると良いでしょう。

異動または転職する

周囲に相談してもいじめが収まらなかったり、いじめる職員のために我慢する労力がもったいないと感じたりしたら、異動や転職を検討するのも対処法の一つです。働く環境を変えることで、いじめのストレスから解放され、業務に専念できるでしょう。

介護施設は全国各地に数多くあり、介護職として身につけたスキルはほかの職場でも活かせます。ストレスを抱えた状態で働き続けることに限界を感じる前に、ほかにどのような選択肢があるのか一度調べてみると、これまで考えていなかった道が見えるかもしれません。

介護の仕事について相談したい方や、自分が住んでいる近くにどのような職場があるのか知りたい方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。豊富な介護求人のなかから、あなたの希望にマッチする職場をご提案いたします。

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いじめのない人間関係が良い介護の職場を探すには

人間関係が良好な職場を探すなら、職場の評判を分かる範囲で調べてみましょう。インターネットで施設名を検索すると、在職者や離職者などの口コミ情報を確認できることがあります。なかには、人間関係について言及するコメントもあるため、働きやすい環境かどうかを判断するうえで参考になるかもしれません。ただし、口コミは匿名で、投稿者の主観が混ざっていることに注意しましょう。また、介護施設のWebサイトを調べることで、職場の様子を確認できる可能性があります。

職場の雰囲気を一番理解できる方法は、直接施設を見学し、管理者や施設長と話すことでしょう。感染症対策で対面できない施設もありますが、面接時に職場見学を行ってくれる施設もあります。
選考時に施設の雰囲気を確かめられる場合は、職員と利用者さんの雰囲気や業務の忙しさの度合い、施設全体の空気感などを直接肌で感じて、自分に合いそうか判断してみてください。

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介護職のいじめに関してよくある質問

ここでは、介護職のいじめに関するよくある質問に回答します。利用者さん間のいじめや、介護職の新人いじめについて知りたい方はご覧ください。

介護施設の利用者さん間でいじめが起きたときの対応方法を教えて!

介護施設の利用者さんの間でいじめが起きてしまった場合、当事者同士が極力顔を合わせないように配慮しながらケアをすると良いでしょう。たとえば、入浴の時間をずらしたり、レクリエーションの班分けを離したりするなどの調整が可能です。施設長やリーダーとも相談しながら、職員全体で対応を考えてみてください。
なお、いじめは予防することが大切です。利用者さん間でトラブルがないか、普段からよく観察するようにしましょう。

介護職は新人だといじめられやすいですか?

新人が必ずしもいじめられやすいとは限りませんが、新人イビリをする介護職員は残念ながら一部いるようです。働き始めて間もない新人の方であれば、仕事に慣れるまでには時間がかかります。しかし、仕事が立て込み精神的にイライラしやすい状況だと、新人の方の仕事のミスやスピードに不満を持たれてしまう可能性も。先輩職員の指摘に対して改善点がないかを振り返りつつ、あまりにも理不尽な場合や耐え切れない場合は、上司に相談してみると良いでしょう。

まとめ

介護業界が他業界よりいじめが多いことを示す客観的な事実はありません。一方で、介護職の転職理由として「職場の人間関係が悪かった」ことが挙げられているため、職員同士の人間関係に悩む介護職の方は一定数いるといえます。介護業界は人手不足で仕事が忙しかったり、職員間で価値観の違いが生じたりして、いじめが起きてしまうケースがあるようです。

しかし、どのような事情があっても、いじめは許される行為ではありません。いじめに対する仕返しも、不法行為に該当する可能性があるため、決して行わないようにしましょう。

いじめに対しては、上司に相談し、いじめを行う職員と可能な限り関わらないで済むように配慮してもらうという方法があります。また、信頼できる同僚に話を聞いてもらうことで精神的に楽になる場合も。いじめを受けるとつらい気持ちになるのは無理もないですが、状況を好転させるためにも、毅然とした態度で冷静に対応するように努めてみてください。

上司に相談しても状況が改善しなかったり、精神的な不調を感じたりする場合は、転職を検討するのも選択肢の一つです。
「人間関係を気にせず働ける職場を知りたい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。介護現場に詳しいキャリアアドバイザーがカウンセリングを実施しているため、職場環境や雰囲気、人間関係などを事前にご確認いただけます。また、転職後のフォロー体制もあるので、新しい職場になじめるか心配という方もご安心ください。サービスの利用はすべて無料。仕事のお悩み相談にも対応可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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