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この記事のまとめ
- 介護福祉士の資格に更新は必要なく、有効期限も設けられていない
- 氏名や住所などの登録情報に変更がある場合は手続きが必要
- 登録情報が誤っていると、介護福祉士として働けない可能性があるので要注意
介護福祉士の資格に更新はあるのか、気になる方もいるのではないでしょうか?介護福祉士の資格には有効期限がないため、更新する必要はありません。しかし、資格の登録情報に変更があった場合は、手続きが必要です。この記事では、介護福祉士の登録情報の変更方法をまとめました。変更したい情報ごとに手続きの方法をまとめたので、介護福祉士の資格に興味がある方はご一読ください。
介護福祉士とは?仕事内容や資格の取得方法、試験概要をわかりやすく解説!介護福祉士の資格は更新が必要ない
介護福祉士の資格は、更新する必要がありません。資格の有効期限や更新研修もないため、一度取得すればブランクがあっても有効な資格です。
ただし、資格登録をしないと「介護福祉士」として働くことはできないので、介護福祉士国家試験に合格したら登録手続きを行いましょう。
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介護福祉士試験に合格したら資格登録が必須!流れや必要書類をご紹介!
登録情報に変更がある場合は手続きが必要
介護福祉士の資格に更新制度はありませんが、氏名や住所、電話番号など、登録情報に変更がある場合は手続きが必要です。
以下で、変更手続きの流れや必要書類をケース別に解説します。
氏名・本籍地を変更したい
氏名・本籍地の変更をしたい場合、郵送で変更手続きを行います。必要書類は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「[資格登録]登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き」から手続きすることでダウンロード可能です。
必要書類
氏名・本籍地の変更に必要な書類は、以下のとおりです。
- 登録事項変更届出書
- 戸籍の個人事項証明書の原本または戸籍抄本の原本(外国籍の方は、変更前の内容が確認できる公的な書類のコピーと、国籍等を記載した住民票の原本またはパスポートその他の身分を証する書類のコピー)
- 貼付用紙
- 手数料支払い後に受け取る受領証(受領書)の原本または振替払込受付証明書(お客さま用)の原本(貼付用紙に貼付)
- 登録証の原本
- マイナンバーカードの裏面と表面のコピーまたはマイナンバー通知カードの表面と裏面のコピー(個人番号を記入した場合)
- マイナンバーを記載した住民票(個人番号を記入しており、氏名などが現在の情報と異なる場合)
手続きに必要な変更届出書や、実際に氏名や本籍の変更があったと分かる戸籍情報などの書類を提出します。
なお、登録証の再交付を希望しない場合は、マイナポータルから変更手続きを行うことも可能です。その場合、マイナポータルアプリやマイナンバーカード、利用者証明用電子証明書パスワードなどの準備が必要になります。
費用
氏名・本籍地を変更したい場合の費用は、申請方法によって異なります。
登録証の再交付を希望する場合は、手数料1,200円と簡易書留の郵送費がかかります。再交付を希望しない場合の手数料は、郵送(ハガキ)での申請なら600円で、マイナポータルを利用するなら500円です。
提出の流れ
まずは、必要書類をそろえます。「登録事項変更届出書」と「貼付用紙」は試験センターの「[資格登録]登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き」から手続きしてダウンロードしてください。できない場合は、封書により試験センター登録部に請求しましょう。
必要書類を記入したら、封筒に入れて簡易書留で試験センターに送ります。書類に不備がなければ、1ヶ月ほどで新しい登録証が送付されるようです。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き」(2025年1月16日)
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き:ホームページ選択結果(A)」(2025年1月16日)
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き:ホームページ選択結果(B)」(2025年1月16日)
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]マイナポータルからの申請について」(2025年1月16日)
現住所のみを変更したい
現住所のみを変更したい場合は、「試験センターのWebサイト」または「郵送」で手続きできます。Webサイトから変更する場合、試験センターの「[資格登録]現住所のみの変更手続き」のフォームに自分の情報を打ち込むことで手続きが可能です。
郵送の場合、同ページから「住所変更届」の様式をダウンロードし、封筒に入れて簡易書留で送ります。ダウンロードできない場合は、封書により試験センター登録部に請求しましょう。
いずれの方法で手続きする場合も、登録証に記載されている登録番号などの情報が必要になります。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]現住所のみの変更手続き」(2025年1月16日)
登録証に喀痰吸引等行為について記載したい
介護福祉士が医療的ケアを実際に行うには、医療的ケアの講義・演習に加えて実地研修を修了し、登録証へ記載することなどが必要です。「実地研修を修了した喀痰吸引等行為」の登録申請を行いましょう。
喀痰吸引等行為の登録申請には、「氏名・本籍地を変更したい」でご紹介した書類と「喀痰吸引等行為の登録申請をする場合」の書類が必要です。「喀痰吸引等行為の登録申請をする場合」の提出書類は、ケースによって異なります。以下の表でチェックしてみてください。
対象者 | 必要書類 |
実務者研修・福祉系高校・介護福祉士養成施設などで医療的ケアの「講義・演習」を修了し、介護福祉士の登録をした後に、登録喀痰吸引等事業者による「実地研修」を修了した方 | 実地研修修了証明書 |
喀痰吸引等研修を修了した方 | 喀痰吸引等研修修了証明書(証書)または認定特定行為業務従事者認定証 |
喀痰吸引等研修以外の研修を修了し、「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受けた方 | 認定特定行為業務従事者認定証 |
いずれの場合も、該当の研修の修了証などが求められるようです。
喀痰吸引等を記載する方法について、詳しくは「介護福祉士登録証に喀痰吸引等を記載するには?試験合格後の手続きの流れ」の記事でも解説しています。
出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[資格登録]「実地研修を修了した喀痰吸引等行為」の届出について:ホームページ選択結果(F)」(2025年1月16日)
介護福祉士の登録情報を更新しないとどうなる?
登録内容に間違いがあると、介護福祉士として働けない可能性があります。前述のとおり、医療的ケアを行いたい場合は、登録証に喀痰吸引等行為の記載が必要です。
介護福祉士として転職・就職することを考えている方は、入職までに手続きが完了するよう、早めに申請しましょう。
介護福祉士のキャリアパス
「介護福祉士にはどんなキャリアパスがあるの?」と気になる方もいるでしょう。ここでは、介護福祉士としての実務経験を活かして取得できる資格をご紹介します。
認定介護福祉士
認定介護福祉士は、介護福祉士の上位にあたる民間資格です。認定介護福祉士の目的は、介護福祉士取得後のキャリアパス形成や、介護職のリーダー的な役割を担う人材を育成すること。より専門的な介護の知識・スキルを習得したい方におすすめです。
取得方法
認定介護福祉士を取得するには、「認定介護福祉士養成研修」の修了が必要です。研修は、「認定介護福祉士養成研修I類(13科目)」と「認定介護福祉士養成研修II類(9科目)」で構成されています。
なお、認定介護福祉士の資格は5年ごとの更新制で、実務経験や研修の受講といった要件を満たすことで更新が可能です。
認定介護福祉士について、詳しくは「認定介護福祉士とは?期待される役割や資格取得に必要な研修を解説」の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
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受講要件
認定介護福祉士養成研修を受講するには、以下のすべてを満たす必要があります。
- 介護福祉士の資格を保有している
- 介護福祉士資格取得後、5年以上の実務経験がある
- 介護職員を対象とした現任研修の研修歴が100時間以上ある
- 研修実施団体の課すレポート課題または受講試験において、一定以上の成績を修めている(免除の場合あり)
介護福祉士としての実務経験や研修歴などが要件です。上記に加え、「小チームのリーダーとしての実務経験」や「居宅・施設の両方での実務経験」があることが望ましいとされています。
なお、実施団体や科目によって、一部の要件が異なる可能性があるので、受講を考えている方は確認しておきましょう。
出典
一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構「認定介護福祉士になるには」(2025年1月16日)
一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構「認定介護福祉士の更新」(2025年1月16日)
ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、利用者さんが適切な支援・介護サービスを受けられるように、ケアプランを作成するための資格です。
取得方法
ケアマネジャーの資格を取得するには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格した後、「介護支援専門員実務研修」を修了する必要があります。
介護福祉士からケアマネジャーへのキャリアアップについては、「介護福祉士からケアマネになるには?受験資格や取得の流れを解説」の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
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受験要件
「介護支援専門員実務研修受講試験」の受験要件は、以下のいずれかを満たすことです。
- 指定の国家資格等に基づく業務に通算5年以上(かつ900日以上)従事している
- 相談援助の業務に通算5年以上(かつ900日以上)従事している
介護福祉士は「指定の国家資格」に含まれます。そのため、介護福祉士として5年以上(かつ900日以上)の実務経験があれば、受験要件を満たすことが可能です。
介護福祉士の更新についてよくある質問
ここでは、介護福祉士の資格更新についてよくある質問にお答えします。「介護福祉士の資格についてもっと知りたい!」という方は、ご一読ください。
介護福祉士は取得してから5年後に更新が必要ですか?
介護福祉士の資格は更新が必要ありません。介護福祉士の資格には、有効期限や更新研修がないため、取得すれば何年後でも有効です。ただし、介護福祉士の上位資格である認定介護福祉士は、5年ごとに更新研修を受講する必要があります。認定介護福祉士について、詳しくはこの記事の「認定介護福祉士」をご参照ください。
介護福祉士が住所変更しないとどうなりますか?
登録されている内容に不備がある場合、介護福祉士として働けない恐れがあります。住所に限らず、氏名や本籍地に変更があった場合も、必ず登録情報を変更しましょう。また、喀痰吸引や経管栄養といった医療的ケアを行いたい場合は、実地研修を修了している旨を登録する必要があります。転職・就職先で介護福祉士として従事したい場合や、医療的ケアを行いたい場合は、必ず登録情報の変更手続きを行いましょう。詳しい手続きの方法は、この記事の「登録情報に変更がある場合は手続きが必要」で解説しています。
まとめ
介護福祉士の資格には有効期限がないため、更新する必要はありません。
ただし、登録情報に変更がある場合は手続きが必要です。氏名や本籍地、現住所などが登録情報と一致しない場合、介護福祉士として従事できない可能性があるので注意しましょう。
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