
この記事のまとめ
- 障害者施設の志望動機では、障害福祉に携わりたい理由や意欲を伝えると良い
- 介護・福祉業界が未経験の場合、経歴を振り返り仕事に役立つスキルを探そう
- 障害者施設に転職する際は、支援内容に合った志望動機を考えることが大切
「障害者施設で働きたいけど、良い志望動機が思いつかない…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?障害者施設の志望動機では、障害福祉の仕事がしたい理由や意欲などを伝えることが大切です。この記事では、障害者施設の志望動機を作成するときのポイントや、具体的な書き方を解説。経験別・障害福祉サービス別に志望動機の例文もご紹介します。「障害者施設への転職を成功させたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
介護職の志望動機が思いつかない!例文で分かる考え方や書き方のコツを解説障害者施設の志望動機を作成する際の4つのポイント
障害者施設の志望動機を作成する際は、「障害福祉の仕事に携わりたい理由」「その施設を志望する理由」「仕事に活かせるスキルや経験」「仕事への熱意」という4つのポイントを意識しましょう。
障害者施設に関わらずどのような仕事でも、志望動機は採用面接で重視されるものです。採用担当者は、志望動機を聞いて、応募者の熱意や意欲を判断します。履歴書に志望動機を書くときは、その障害者施設で働くことへの意欲をしっかりと伝えることが大切です。
以下で、志望動機を作成する際のポイントを詳しく解説するので、障害者施設への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.障害福祉の仕事を志望する理由
障害福祉の仕事を希望する理由は、障害者施設の志望動機に欠かせない内容です。面接では、「なぜ福祉の仕事がしたいのか」と質問されることもよくあります。あまり考えずに「人の役に立ちたい」といった漠然とした理由を答えても、採用担当者には響きません。障害福祉の仕事に興味を持ったきっかけや自身の経験を洗い出し、意欲をアピールしましょう。
2.その障害者支援施設を志望する理由
障害者施設には、生活介護や就労継続支援、グループホームなど、さまざまな形態があります。志望する障害者施設の特徴や、ほかの施設・サービスとの違いを知らなければ、入職後のビジョンがあいまいになり、具体的な志望動機を考えるのは難しいかもしれません。どのようなケアを実施したいのか、どのような働き方を希望するのかをしっかりと考えて、志望する施設形態を決めましょう。
同じ施設形態でも、施設によって取り組みや支援方針は異なります。自己分析と企業分析を行い、その施設ならではの特徴をリサーチすれば、説得力のある志望動機を作成できるはずです。企業分析をするときは、応募先のWebサイトや説明会・見学会をチェックすると良いでしょう。
この記事の「障害者施設の主な7つのサービスと志望動機の例文」では、施設形態ごとのサービス内容・志望動機の例文をご紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
3.障害福祉の仕事に活かせるスキルや経験
障害者施設の仕事を志望する際は、障がいに対して理解があることをアピールするのが大切です。障害福祉に関わった経験や、役立つ資格がある場合は、積極的に採用担当者に伝えましょう。
コミュニケーション能力や介護経験などをアピールするのも効果的です。また、協調性や柔軟性、責任感の強さなども、障害福祉の現場で役立つ強みとなるでしょう。
4.転職後の障がい者支援への熱意
障がい者支援の分野で活躍していきたい気持ちや、施設に貢献したいことを伝えて、仕事への熱意をアピールしましょう。キャリアプランや熱意がある人は、長期的な活躍が期待でき、好印象を与えられます。「△△の業務で活躍したい」「フロアリーダーになりたい」など具体的な希望を伝えると、採用担当者はあなたと同じ職場で働く姿をイメージしやすいでしょう。
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【履歴書】障害者施設の志望動機の書き方
ここでは、障害者施設の志望動機の書き方を解説します。志望動機の内容が決まったら、以下のポイントを押さえて履歴書を作成しましょう。
志望動機の構成を組み立てる
志望動機は、「結論」「エピソード」「目標」の順番で構成します。結論を最初に述べることで、内容を把握しやすくなり、要点が相手に伝わるでしょう。「エピソード」では、その職場を志望した理由を、きっかけや経験を交えてアピールします。エピソードを具体的にすることで、志望動機にリアリティが出るでしょう。「目標」では、自身のキャリアプランや、どのように職場に貢献したいのかをアピールします。仕事に対する前向きな姿勢を示して、好印象を残しましょう。
「結論」「エピソード」「目標」の構成は、面接で志望動機を伝える際にも効果的です。面接では、言葉のみでアピールする必要があるため、伝えたいことがあいまいになってしまう場合があります。最初に結論を述べることで、何について話しているのかが明確に伝わり、最後まで興味を持って志望理由を聞いてもらえるでしょう。
志望動機欄に合わせて文字数を調整する
記載する履歴書に合わせて文字数を調整し、志望動機欄の8割以上を埋めましょう。履歴書によって形式や志望動機欄の大きさは異なりますが、200~300字程度が目安です。文字を大きく書いたり詰め過ぎたりすると、読みづらくなってしまいます。志望動機欄に入り切らない場合は、履歴書とは別に「志望動機書」を作成すると良いでしょう。
オリジナルの志望動機を書く
志望動機がうまく書けない場合であっても、例文を丸写ししないようにしましょう。採用担当者は数多くの履歴書を読んでいます。自分の言葉ではない履歴書は見抜かれてしまうこともあるので、オリジナルの志望動機を書くことが大切です。また、自分の言葉で書かないと、面接で志望動機を聞かれた際にうまく答えられない可能性があります。例文は参考程度にして、自身の思いや経験を交えた独自性のある志望動機を考えましょう。
「志望動機を考えるのが難しい」という方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。1人で志望動機を考えるよりも、アドバイザーと一緒に考えたほうが、自分の伝えたいことを整理できるかもしれません。介護業界に特化した転職エージェントの「レバウェル介護(旧 きらケア)」では、専任のアドバイザーが無料で転職のサポートを行っているので、気軽にご相談くださいね。
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【経験別】障害者施設の志望動機のアピールポイント
障害者施設の志望動機は、経歴により選考で注目されるポイントが異なります。
ここでは、介護・福祉業界未経験者と経験者のアピールポイントを解説するので、志望動機を考える参考にしてください。
介護・福祉業界の仕事が未経験の方
介護や福祉関係の仕事に携わったことがない未経験の方は、志望動機で前職(現職)や過去の経験で身についた強みをアピールするのが有効です。前職(現職)の仕事内容や過去の経験が障害者施設での仕事と直接的な接点がないように感じても、共通点は意外と見つかるものです。
たとえば、アパレル業界や飲食業界などで接客をしていた場合、人と接する仕事であることが障害者施設の仕事との共通点といえます。人と接する仕事では、お客さまが何を求めているのかを察し、行動するのが基本です。利用者さんと接する時間が多い障害者施設では、接客の経験が十分に活かせるでしょう。
ほかにも、仕事のために資格を取得したことがあれば、学習意欲や向上心をアピールできます。意欲的に仕事に取り組み、資格取得にも前向きな姿勢は、障害者施設への転職でも評価されるでしょう。
介護・福祉業界での勤務経験がある方
介護・福祉業界での経験がある方は、前職(現職)で学んだことや身につけたスキルがアピールポイントになります。経験者は、仕事の流れや介護の知識・技術が身についているので、経験があることを積極的に志望動機に盛り込んでみてください。
勤務経験だけではなく、障害者施設でのボランティア経験がある方も同様のアピールができます。仕事内容は職場によって異なるので、志望先の障害者施設で活かせる経験をアピールしましょう。
なお、介護・福祉業界の経験の有無に関わらず、志望動機として前職を辞めた理由をネガティブに伝えるのは避けたほうが無難です。「職場環境が悪かったこと」が転職のきっかけだったとしても、前職への不満を言うと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。
志望動機は、「転職で何を叶えたいのか」「今までの経験をどのように活かそうと考えているか」に焦点を当てた、ポジティブな内容にすることを心がけましょう。
【経験別】障害者施設の志望動機の例文
ここでは、障害者施設の志望動機の例文を経験別にご紹介するので、履歴書作成や面接の参考にしてください。
介護・福祉未経験から転職する場合の志望動機
「私が貴施設を志望した理由は、障がいがある方もない方も一個人として接することを大切にする、貴施設の理念に共感したからです。
最近、友人が交通事故に遭い、肢体不自由になりました。友人は、「周りの人から注目されてつらい」と話していました。私自身、障がい者虐待のニュースを見るたびに、障がいを理由に差別を受けるのはおかしいと感じていたこともあり、友人の話をきっかけに、同様の苦しみを感じている方のために働きたいと再認識するようになりました。
福祉業界で働いた経験はありませんが、美容部員としてお客さまのニーズを掴んで接客してきたスキルがあります。これまでの経験を活かして、丁寧にコミュニケーションを取り、利用者さんが楽しく生活できるようサポートできればと考えています。」
新卒で障害者施設を受ける場合の志望動機
「私が貴施設を志望した理由は、利用者さんやそのご家族と信頼関係を築き、自宅での生活を長期的に支える貴施設に魅力を感じたからです。
以前から福祉の仕事に興味があり、どのような職場があるのか調べてきました。ショートステイで働きたいと思ったのは、障がいのある方だけではなく、ご家族に対しての支援も積極的に行いたいからです。障がい者支援について調べているなかで、一緒に暮らすご家族は、あまり休めずストレスが溜まることがあると知りました。入所を検討していても、施設に空きがなく自宅で介護を続けるケースもあります。
私は、利用者さんが穏やかな生活を継続できるよう支援すると同時に、ご家族が無理せず暮らすためのサポートもしたいと考えています。」
福祉ボランティアの経験がある場合の志望動機
「私が貴施設を志望した理由は、マニュアル化されたサポートではなく、障がいのある方一人ひとりの気持ちに寄り添った支援を大切にされている貴施設のサービスの在り方に、強く共感したからです。
私は、地域のボランティア活動で障害者施設に行ったことをきっかけに、福祉関係の仕事に興味を持つようになりました。なかでも利用者さんの人生のターニングポイントに立ち会える就労移行支援に関心があり、定期的に地域のボランティアに参加しました。
ボランティアでの経験から、個性やニーズを尊重した支援が大切だと考えています。利用者さんに寄り添い、充実した生活を送るためのサポートがしたいと思っております。」
介護職の経験がある場合の志望動機
「私が貴施設を志望した理由は、貴施設の理念である「ご本人の意思を尊重したケア」に共感したためです。
私は、ホームヘルパーとして3年間働いてきました。高齢者の方と障がいのある方の介護を担当して、障がいのある方をケアするスキルを磨きたいと思い、障害者施設への転職を決意しました。障がいのある方と関わっていて、「まさか自分が病気になるとは思わなかった」という声を多く聞きました。
今まで健康に暮らしていた人が、事故や病気をきっかけに、身体的・精神的な障がいを抱えて悩んでいる姿を見て、障がいのある方と自分に違いはないのだと実感しました。そして、障がいのある方が、望んでいる生活を送れるようサポートしたいと思いました。ご本人の意思を尊重したケアを理念とする貴施設で、利用者さんの暮らしを支えたいと考えています。」
障害者施設の主な7つのサービスと志望動機の例文
障害者施設とは、障がいのある方に向けて介護サービスや生活支援、自立支援などを行う施設のことです。志望動機を考える際に、障害者施設とは何か、どのようなことをする施設なのかを十分に理解しておく必要があります。
下記で、障害者施設の主な7つのサービスの特徴と志望動機の例文をご紹介するので、ぜひ転職活動に役立ててください。
1.施設入所支援
施設入所支援は、「施設系」に分類され、主に夜間の食事介助や入浴介助、排泄介助といった身体介護を行います。夜間のサポートが中心ですが、日常生活に関する相談にも対応可能です。
施設入所支援の対象者は、生活介護の利用者さんで障害支援区分4以上の方や、自立訓練・就労移行支援などの利用者さんで入所しながらの訓練が必要な方などになります。
施設入所支援の志望動機例文
「私が貴法人に応募した理由は、施設入所支援や短期入所、生活介護と多角的な事業を運営し、1日を通して利用者さんの様子を見守って支援できる点に魅力を感じたためです。
私は、中学校の職業体験で知的障がい者向けの支援施設の仕事を経験しました。意思疎通がスムーズにできないこともありましたが、こちらの声かけや働きかけに対してポジティブな感情を抱くと、利用者さんが笑顔になってくれたことがうれしかったです。
この経験から、知的障がいがある方を支援する仕事に就きたいと思い続けていました。障がい者支援は未経験ですが、先輩のコミュニケーションを参考にしながら、利用者さんと信頼関係を築いていきたいです。」
2.短期入所(ショートステイ)
短期入所(ショートステイ)は「日中活動系」で、自宅で生活する障がいのある方の介護に、ご家族などの介護者が対応できないときに利用するサービスです。障害者支援施設や児童福祉施設などで、夜間を含めた短期間の支援を行います。
短期入所の対象者は、障害支援区分1以上の方や、厚生労働省が定める区分において区分1以上に該当する児童です。
短期入所(ショートステイ)の志望動機例文
「私が貴施設を志望した理由は、短期入所だけでなく生活介護や施設入所支援など多角的にサービスを運営している貴施設だからこそ、利用者さんの生活全般を支援できると感じたためです。
私はこれまで障害者グループホームに勤務してきました。障がいがある方やそのご家族と接するなかで、一時的にご家族が介護から離れる時間を作れる短期入所という存在が、ご家族にとって大きな支えになっていたというお話を伺い、短期入所でも障がい者支援の経験を積みたいと思うようになりました。
障がい者・ご家族とのコミュニケーションスキルを活かして、貴施設でも活躍したいと思っています。」
3.自立訓練
自立訓練とは、自立した日常生活を送るための支援や訓練を一定期間行い、身体機能や生活能力の維持・向上を図るサービスです。自立訓練には、機能訓練と生活訓練の2種類があります。
機能訓練の対象者は、身体的リハビリテーションが必要な方や、身体機能の維持・回復のための支援が必要な方です。作業療法士や理学療法士がリハビリテーションを提供し、地域生活への移行を支援します。
生活訓練の対象者は、知的障がいや精神障がいがあり、日常生活を送るための訓練が必要な方です。入浴や排泄、食事などを自立して行えるよう、生活能力の維持・向上を支援します。
自立訓練の志望動機例文
「私が貴施設を志望した理由は、新しくオープンする貴施設で、支援の方針やルールなどを職員で話し合って決めていける点に魅力を感じたためです。
私はこれまで就労支援A型の施設に勤務し、障がいがある方と同じゴールを見据えて支援できることにやりがいを感じていました。将来はどのような障がいのある方も支援できる支援員になりたいので、就労支援の前段階である自立訓練の支援経験も積みたいと思い、転職を決めました。
これまでの支援経験や出口となる就労支援の状況を踏まえ、最適な支援が何かを考えて実践していきたいと思っています。」
4.生活介護
生活介護では、障害者支援施設などにおいて、常に介護が必要な方の支援を行います。食事介助や入浴介助といった身体介護、調理や洗濯といった生活支援、創作活動のサポートなどが仕事内容です。
生活介護は、短期入所と同じ「日中活動系」に分類されます。利用対象者は、障害支援区分3以上の方や、50歳以上で障害支援区分が区分2以上の方、施設入所支援との併用を希望する障害支援区分4以下の方などです。
生活介護の志望動機例文
「私が貴施設を志望した理由は、「障がいの有無に関わらず個性を発揮できる環境を作る」という考え方に共感したからです。今までは児童福祉業界で経験を積んでまいりました。障がいのある子どもと接するなかで、障がいのある方の生活を充実させる支援がしたいと思い、生活介護事業所に興味を持つようになりました。
前職の経験から、レクリエーションや創作活動など、利用者さんに喜んでもらえることを考えるのが得意です。未経験でのスタートになりますが、腰を据えて勤務するつもりです。」
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5.療養介護
療養介護とは、医学的管理のもと病院で行う、機能訓練や看護・介護、日常生活の支援などです。障がいがあり、医療的ケアと常時の介護が必要な方が対象となります。具体的には、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などで人工呼吸器を使用する障害支援区分6の方や、筋ジストロフィーや心身障がいがあり、障害支援区分5以上の方が対象です。
療養介護の志望動機例文
「私が貴院を志望した理由は、ALSの方を助けたいと思ったからです。私は弟をALSで亡くしています。以前弟が貴院に入院した際、職員の方が弟や私たち家族に寄り添ってくださり、大変気持ちが楽になったことがありました。
今度は私自身がALSの方を助けたいと思い、お世話になった貴院を志望しました。病気が進行するなかでも、患者さんが自分らしくいられるよう、声かけやケアのアプローチを工夫して支援したいです。」
6.共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)は、障がいのある方を対象に、主に夜間において、食事・排泄・入浴などの身体介護や相談対応を行う施設です。生活支援として、共同生活を営むうえで必要な日常生活におけるサポートも実施します。共同生活援助は、「居住支援系」に分類されるサービスです。
共同生活援助(グループホーム)の志望動機例文
「私が貴施設を志望した理由は、「寄り添い、個々の生き方を尊重して支援していく」という貴施設の理念に共感したためです。
私はこれまでに、親戚の精神的な支援を経験してきました。家族としてどう対応して良いか日々悩みながら接していくなか、福祉施設の方に助けていただいて心が救われたことがありました。この出来事をきっかけに、同じように悩んでいるご家族や利用者さんに寄り添い支援していきたいと思うようになりました。
障がい者支援の仕事に就くのは初めてですが、家事全般と仕事に対する責任感には自信があります。お一人おひとりへの最適な支援方法を見つけ、アットホームな雰囲気を作ることで、世話人として信頼してもらえる介護士を目指したいと思っています。」
7.就労移行支援と就労継続支援A型・B型
就労移行支援は、一般的な就労を目指す障がいのある方向けのサービスです。パソコンやビジネススキルなど、働くうえで役立つ知識や能力の向上を支援します。
就労継続支援A型と就労継続支援B型は、企業へ就職することが困難な障がいのある方に向けたサービスです。就労継続支援では、就労に必要な知識やスキル向上のための訓練や、就労の場の提供を行います。
就労継続支援A型の志望動機例文
「私が貴施設を志望した理由は、一人ひとりが目指すゴールを確認し、目標に向かってご本人と一緒に歩んでいける関係性に魅力を感じたためです。
私はこれまで、転職エージェントで勤務してきました。支援してきた方のなかには、精神疾患を患い、一般企業での就労が難しい方もいました。私は、より多くの方がご自身の得意分野や個性を活かして活躍できる社会を作りたいと考えているので、障がいがある方の就労支援ができる就労継続支援A型に興味を持ちました。
貴施設は、障がいのある方が自分らしく働けるよう定期的に利用者さんと面談を行い、目標設定と振り返りを丁寧に行っているとお見受けします。転職エージェントでさまざまな方の仕事観を伺うなかで、仕事が生きがいや生活を豊かにすることにつながると感じています。生き生きと働ける方が増えるよう、精一杯支援していきたいです。」
出典
厚生労働省「障害福祉サービスについて」(2025年2月10日)
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障害者支援施設とは?仕事内容や一日の流れ、高齢者介護との違いを解説!
障害者施設の志望動機についてよくある質問
ここでは、障害者施設の志望動機についてよくある質問に回答します。「志望動機に何を書けば良いか分からない…」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。
障害者支援施設の志望動機の例文が知りたいです!
障害者支援施設の志望動機の例文が知りたい方は、この記事の「【経験別】障害者施設の志望動機の例文」をご確認ください。
志望動機の例文は参考にする程度でそのまま使用しないようにしましょう。また、サービス形態が一緒だからといって志望動機を使い回してはいけません。自己分析と企業分析をして、自分ならではの志望動機を作成することが、内定の獲得につながるでしょう。
障害者支援施設の面接ではどのような質問をされるの?
障害者支援施設の面接では、障害福祉の仕事を選んだ理由や志望動機、前職の退職理由、夜勤・残業に対応可能かなどを質問されることが多いようです。どのような時間帯・日数で勤務できるかも質問される可能性が高いでしょう。
面接官は、求職者が施設とマッチするか、長く働き続けられる人材かなどを判断するために質問します。質問には意図を踏まえて答えるようにしましょう。
障害者施設で働きたい看護師の志望動機の書き方は?
看護師が障害者施設へ転職する際は、自身の経験をもとに、その障害者施設で働きたい理由を伝えましょう。実務経験がある方は、職場で障がいのある方やご家族と接して、どのような支援が必要と感じたかや、看護師としてできるアプローチをアピールするのが有効です。新卒の方は、障がい者支援に興味を持ったきっかけを伝えましょう。
志望動機の作成で大切なのは、その職場の特徴を理解して、仕事内容や理念に沿った内容にすることです。
まとめ
障害者施設の志望動機は、「障害福祉の仕事に携わりたい理由」「その障害者施設を志望した理由」「障害福祉の仕事に活かせるスキルや経験」「キャリアプランや障害福祉への熱意」の4つをもとに作成しましょう。
履歴書に志望動機を書く際は、「結論」「エピソード」「目標」の順で構成を作り、記入欄の8割以上を埋めることが大切です。例文をそのまま写さず、オリジナルの志望動機を書きましょう。転職先の障害者施設の特徴を把握して、自身の経験を交えた志望動機を書くのがポイントです。
「障害者施設への転職を成功させたい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)をご活用ください。レバウェル介護(旧 きらケア)では、面接対策のサポートや職場見学のセッティングなど、転職活動を総合的にサポートしています。「働きやすい施設を紹介してほしい」「職場環境や労働条件を詳しく知りたい」など、相談だけでも大丈夫なので、ぜひ利用してみてくださいね。
今の職場に満足していますか?