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この記事のまとめ
- 介護派遣とは、派遣会社と雇用契約を結び、介護事業所で仕事をする働き方
- 介護派遣のメリットは、時給が高い傾向にあることや、希望を叶えやすいこと
- 介護派遣のデメリットは、ボーナスがないことや、仕事の範囲が限られること
「介護派遣のメリットは?」と気になっている方もいるでしょう。正社員と比べて、自身のライフスタイルに合わせた働き方をしやすいのが、介護派遣に登録するメリットです。この記事では、介護派遣について、ほかの雇用形態の違いや働くメリット・デメリットを解説します。介護派遣の求人例もご紹介。介護派遣を利用する流れや、派遣会社の選び方もまとめました。介護派遣として働くことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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介護派遣とは、派遣会社に雇用されて派遣先の介護事業所で仕事をする働き方です。派遣会社から経験や希望条件に合った仕事を案内されるので、自分で仕事を探す手間を省くことができます。介護職員と介護事業所の双方が納得できる契約締結を行うことで、柔軟な働き方を実現可能です。
下記では、介護派遣の特徴や労働形態を詳しくご紹介します。
お給料は派遣会社から支払われる
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出典:https://job.kiracare.jp/info/haken/
派遣社員は、実際に働く職場(派遣先企業)ではなく、派遣会社と雇用関係を結ぶのが基本です。日々の業務における指示は派遣先企業から受けますが、給与の振り込みや福利厚生の提供は派遣会社が行います。
また、業務上の相談や報告は派遣先企業に行い、契約内容に関する問い合わせは派遣会社にするのが一般的です。派遣先企業には、契約社員を選考したり、賃金や就業場所の異動を決定したりする権限がありません。
介護派遣の働き方は登録型派遣と紹介予定派遣の2種類
介護派遣には、主に「登録型派遣」と「紹介予定派遣」の2つの働き方があります。それぞれの特徴をチェックし、労働形態の違いについて理解しておきましょう。
登録型派遣
派遣労働といえば、派遣会社に登録する「登録型派遣」を指すのが一般的です。派遣先が決まった段階で派遣会社と雇用契約を結び、契約期間中は派遣先で業務を担当。派遣先企業での業務が終了すれば、派遣会社との雇用関係も終了します。
派遣会社とは登録関係にあるので、次の派遣先が決定すれば再度雇用契約を結ぶことが可能です。派遣期間中に次の派遣先を見つけておけば、未就業の状態を防ぐことができます。
紹介型派遣
紹介型派遣の場合、派遣先で正社員や契約社員として働くことを前提に、雇用契約を結びます。最長6ヶ月派遣社員として働き、その間に派遣先と雇用契約を結びたいかを考えられるシステムです。人材を確保したい企業と、希望条件に合った職場で働きたい人のマッチングを図っています。
紹介型派遣として働けば、入職する前に職場の雰囲気や規模、方向性などを確認できるので、ミスマッチを防げるのがメリットです。派遣先企業と派遣社員の双方が同意すれば、直接雇用の契約を結ぶことができます。派遣会社のサポートを受けて検討できるので、就職や転職が初めての方も安心して進路を決められるでしょう。
同じ職場で働けるのは31日以上3年以内
労働者派遣法では、派遣社員が1つの派遣先で働けるのは最長3年までと定められています。3ヶ月ごとに契約更新をする職場が多いですが、気に入った職場があれば最長3年までは延長できるかもしれません。
また、契約が打ち切られるときは、1ヶ月ほど前に通告があるのが一般的です。派遣だからといって「明日から出勤しなくてもいい」と言われることはありません。病気やケガなどのやむを得ない場合を除き、働く側も契約期間内は同じ職場で働くのがルールとなっています。
派遣社員の就業ルールについては、「派遣法の3年ルールとはどんな制度?対象者や例外、契約延長の方法を解説!」の記事で解説しています。
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派遣社員と正社員/パート/アルバイトの違い
派遣社員は、正社員・パート・アルバイトとどのような違いがあるのでしょうか。働き方や給与の支払い元などを比較してみましょう。
派遣社員 | 正社員/パート・アルバイト | |
契約期間 | 3ヶ月など短期間 | 無期雇用または半年~1年など、長期的な契約も多い |
雇用主 | 派遣会社 | 勤め先 |
給与の支払い | 派遣会社が行う | 勤め先が行う |
給与や残業時間の条件交渉 | 派遣会社が行う | 自分で行う |
派遣社員と直接雇用の従業員では、契約期間や条件交渉の方法などが異なります。介護業界は人手不足の傾向にあるため、派遣社員として活躍できる職場は多いでしょう。そのため、直接雇用の従業員よりも良い条件で働ける場合もあるかもしれません。
転職の際は、派遣社員とそれ以外の雇用形態の違いを理解し、自身の希望条件に合った働き方を選びましょう。
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介護職は派遣とパートどちらがおすすめ?それぞれの違いとメリットを解説
介護派遣のメリット
介護業界で実際に派遣社員として働いている方は多くいます。ここでは、介護派遣として働くメリットをまとめました。
アルバイトやパートよりも時給が高い傾向にある
介護派遣は、アルバイトやパートタイマーに比べて時給が高い傾向にあります。これには、多くの介護事業所が人手不足に悩んでおり、高い時給を払ってでも人材を確保したいという背景があるようです。介護事業所にとっての派遣社員を雇用するメリットは、短期間で人手を確保できる点にあります。
介護派遣では、介護に関する資格を持ってると、無資格者よりも高い時給を得ることが可能です。介護職員初任者研修から、介護福祉士実務者研修や介護福祉士などの上位資格を取得すれば、さらなる時給アップが叶うかもしれません。また、派遣先の人事評価に応じて昇給可能な派遣会社もあるようです。
介護派遣の時給は、派遣会社や派遣先、地域によって異なります。日払いや週払いなど、給料の支払い方法に希望がある場合は、派遣会社を選択する際にチェックしましょう。なお、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)は「日払い」や「週払い」にも対応しています。
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介護派遣の時給相場はどれくらい?満足度の現状や収入を上げる方法を解説
残業ナシもしくは残業代がきちんと支払われる
派遣社員はイベントや管理業務への関わりが少なく、基本的に残業がありません。正社員はイベントの企画や準備、教育・研修などで、残業が発生する場合があります。派遣社員は原則として時給制なので、みなし残業制度がなく、残業が発生したとしても残業代が必ず支給されるのがポイントです。
派遣社員は正社員と同じく労働基準法で守られており、サービス残業があった場合は派遣会社が罰則を受けることになります。サービス残業を強いる施設があれば派遣会社からの注意を受け、改善が見られない場合は契約破棄になることも。派遣会社は派遣先が適切な運営をしているかをチェックしているので、万が一残業があったとしても、派遣社員が働いた分の残業代はきちんと支払われます。
詳しくは、「介護派遣は残業がない?頼まれたら断れる?契約前に確認するべきことを解説」で解説しています。
勤務時間やエリアの融通が利きやすい
生活スタイルに合わせて勤務日や勤務時間を選べるのは、派遣の大きなメリットです。正社員として働く場合、毎月の出勤日数が定められており、休日もすべて希望通りというわけにはいきません。派遣社員の場合、フルタイムで働くのはもちろん、「週2日」「夜勤のみ」「日勤のみ」「扶養内」など、自分の希望に合わせて、働く曜日や時間帯を選択可能です。
たとえば、夜勤が苦にならない人なら、手当をもらって効率良く稼げる夜勤専従のワークスタイルを実現できます。派遣社員は休日の希望も通りやすいので、労働量をコントロールしやすいでしょう。
また、派遣労働なら勤務地の自由も大きく、自宅の近くや通勤に都合の良い場所で働けます。異動する可能性がなく、自身で勤務地を指定できるのも、派遣の強みといえるでしょう。派遣の働き方は、希望するライフスタイルで働きたい人や、家事・育児と仕事を両立させたい方などにおすすめです。
有給休暇を取りやすい
派遣社員の雇用先は派遣会社のため、職場から希望休を断られる可能性は低く、有給休暇の申請が通りやすい傾向にあります。正社員と同様、派遣社員の有給休暇も、働き始めてから6ヶ月以上経過すると10日間付与。フルタイムでない場合は、勤務日数・時間に応じた有給休暇が付与されます。
なお、派遣社員が有給休暇を取得するときは、派遣会社と派遣先企業の両方に連絡する必要があります。派遣の有給休暇に関して不安がある方は、「派遣社員は有休を取れるの?取得条件やマナーに関する疑問を詳しく解説!」も参考にしてください。
無資格・未経験でも働ける
介護派遣の求人には、無資格・未経験で応募できるものもあります。無資格や未経験の正社員を募集していない施設であっても、派遣としてならチャレンジできるかもしれません。また、介護資格の取得を支援している派遣会社を選べば、働きながらスキルアップを目指せます。
派遣社員として働いた期間も、介護業務の実務経験としてカウントできるので、介護福祉士へのキャリアアップを考えている方にもおすすめです。
レバウェル介護派遣(旧きらケア介護派遣)では、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの資格取得の支援も行っています。気になる方はキャリアアドバイザーにご相談ください。
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人間関係に悩んでも職場を変えられる
職場の人に直接伝えづらい内容でも、派遣会社の担当者なら相談しやすいのが、派遣の良さです。契約内容と実際の現場での業務内容が違ったり、人間関係に悩んだりしても、派遣会社の担当者が一緒に解決策を考えてくれます。
派遣先の空気が自分に合わなければ、契約更新をすることなく、適性に合ったほかの施設を紹介してもらえるでしょう。また、状況によっては派遣の契約期間中でも違う派遣先に変更してもらえる可能性があります。トラブルが起きたら早めに担当者へ相談することで、職場や業務内容が嫌になってしまう前に対処できるでしょう。
さまざまな施設や事業所で実務経験を積むことができる
前述のとおり、派遣の契約期間は3ヶ月で設定されているのが一般的です。介護業界には、有料老人ホームといった入居型の施設、日帰りでサービスを利用するデイサービス、利用者さんの自宅を訪ねる訪問介護事業所などがあります。介護派遣は短期契約のため、複数の職場を経験しやすいのが特徴です。さまざまな介護事業所で経験を積み、自分の向き不向きを把握できれば、介護職としてのキャリアをじっくり考えられるでしょう。
派遣労働は、施設ごとの介護の取り組み方を学べるのもメリットの一つです。周りのスタッフのコミュニケーション技法や、効率を意識した行動を吸収すれば、自身の視野を広げられるでしょう。さまざまな施設で実務経験を積むことで、スキルが評価されてより良い派遣先を紹介してもらえる可能性もあります。
面接がないので仕事に就く際のハードルが低い
派遣社員として働く場合、派遣先企業での面接はありません。派遣労働法第26条6項では、「労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。」と定められています。つまり、派遣社員はあくまでも派遣会社と契約を締結しているため、派遣先に面接を行う権限はないということです。
労働者派遣法によって、以下の行為はすべて禁止されています。
- 派遣先企業が面接を行うこと
- 履歴書を派遣先企業に提出すること
- 派遣先企業が派遣社員の年齢や性別を限定すること
- 派遣先企業が派遣社員の個人情報を聞くこと
派遣先企業と派遣社員の顔合わせとして施設見学をする場合もありますが、派遣会社の人が同席して個人情報を守ってくれるので安心です。「面接は緊張するから苦手…」という方は、派遣の働き方を選べば、就職・転職に感じるハードルが低くなるかもしれません。
出典
e-Gov法令検索「労働者派遣事業適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(2024年5月16日)
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介護派遣の「顔合わせ」や「面談」とは?当日の流れや面接との違いを解説
福利厚生が充実している
福利厚生の内容は派遣会社によって異なりますが、社会保険を完備しているところは多く、交通費の支給をしている求人も少なくありません。福利厚生が充実している派遣会社では、育児休暇やセミナーへの参加、ジムおよびマッサージ施設の利用などが可能な場合があります。
働いているうちはしっかりとした福利厚生を受けられるのが、派遣労働の魅力の一つ。具体的にどのような福利厚生を利用できるか知るために、登録前に派遣会社の情報をチェックしておきましょう。
労働者派遣法の改正により、派遣社員の待遇は今後も改善することが期待できます。介護業界での就職や転職を考えている方は、派遣の労働形態を選択肢に加えるのも良いかもしれません。
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介護派遣のデメリット
前述したように、介護派遣には多くのメリットがありますが、同時にデメリットもあります。
ボーナス(賞与)や退職金がない
派遣はパートやアルバイトに比べて時給が高い傾向にあるものの、一般的にボーナスや退職金の支給がありません。時給制の派遣社員の場合、祝日や長期休暇で施設の休みが多い月は給与が低くなるので注意が必要です。ボーナスを受け取らないとモチベーションが上がらないと感じる方は、正社員を目指した方が良い可能性があります。
とはいえ、ボーナスは正社員だからといって必ず支給されるわけではありません。給与が気になる方は、ボーナスの有無や月給など、複数の条件をチェックして雇用形態や職場を選ぶと良いでしょう。
責任ある仕事を任せてもらえないこともある
「派遣だから」という理由で、責任がある仕事を任せてもらえない可能性があります。派遣社員は契約内容に沿って業務を担当するため、正社員と比べて仕事の幅が狭くなることも。専門的な業務に取り組みたいと考えている方は、仕事の制限に満足できないかもしれません。
しかし、介護業務自体、判断ミスが許されない責任感のある仕事です。そのため、まずは与えられた業務をしっかりとこなすことが重要になります。資格があれば携われる業務が多くなるので、無資格の方は資格取得を目指してみるのも良いでしょう。
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無料で初任者研修・実務者研修を取得できる!レバウェル介護派遣(旧 きらケア)が資格スクールと提携しました
施設・事業所内で風当たりが強いことがある
派遣の文化に馴染みが薄い施設や事業所で働く派遣社員は、風当たりが強いと感じることがあるようです。正社員やアルバイトに派遣に対する理解がないと、「自分は残業しているのになぜ派遣は定時で帰れるのか」と思われる場合があります。このような認識の違いがあると、派遣先企業でのトラブルに繋がる可能性も考えられるでしょう。また、「派遣社員=即戦力」と思われ、介護経験が浅いのに高い能力を求められることもあります。
人間関係の問題は、契約期間が終了すれば解消されますが、あまりにも風当たりが強いと心身に影響が出るおそれもあるでしょう。派遣社員として働いていて、ほかのスタッフからの風当たりが強いと感じたら、早めに派遣会社の担当者に相談しましょう。
派遣に理解のない職場で働くと、必要以上に苦労してしまうこともあるようです。なお、派遣社員は時給が高い傾向にあるので、トラブルを避けるためにも、給料に関する話題は派遣先で出さないほうが良いでしょう。
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介護派遣で人間関係に悩んだら?ストレスを軽減できる考え方
同じ職場で働き続けることは難しい可能性が高い
派遣労働は有期雇用契約です。良い職場と出会えたとしても、契約期間が満了すれば、派遣社員として同じ職場では働けなくなります。業務に慣れてきたり、職場の人や利用者さんとの関係が良くなってきたりしたタイミングで、契約が終了することもあるでしょう。
派遣として働くことは、一つの職場で長く働きたい人にとってはデメリットといえます。
不安定というイメージがある
「派遣は正社員と比べて不安定」というイメージをもつ方もいます。同じ場所で働き続けられないので、安定性がないと思われることもあるのかもしれません。
しかし、介護業界は人手不足の傾向にあるため、介護派遣は雇い止めに合う可能性が低いと考えられます。需要が高いので、万が一派遣切りに遭ったとしても、すぐに別の派遣先を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。
派遣にはメリット・デメリットの両方があるので、雇用形態による特性を理解したうえで、自分に合った働き方を選ぶのがおすすめです。
介護派遣求人の例
ここでは、介護派遣の求人例をご紹介します。「どんな求人があるのか気になる」という方はチェックしてみてください。
単発の求人
単発の介護派遣の求人例は以下のとおりです。
職種:ヘルパー・介護職
施設形態:特別養護老人ホーム
勤務地:東京
時給:1,400~1,900円
勤務時間:単発1日OK
資格:介護福祉士
【仕事内容】
・身体介護
・生活援助
・夜間の見守り
「短期・単発」「介護経験者歓迎」「高収入」「夜勤あり」
単発の介護派遣の求人は、30日以内かつ週20時間未満の勤務です。しかし、2012年の労働者派遣法の改正により、原則、短期間の労働契約は禁止されています。単発の介護派遣として働ける人は、次のいずれかの条件に当てはまる人です。
- 60歳以上の人
- 雇用保険の適用を受けない学生
- 本業の年収が500万以上ある人
- 主たる生計者でなく、世帯年収が500万以上ある人
上記の条件に一つでも当てはまっていれば、単発の介護派遣として働けます。単発の介護派遣の募集は、人手が足りない部分の埋め合わせとして出されることが多いため、給与が高い傾向にありますが、求人数は少ないようです。
出典
厚生労働省「改正に関するQ&A」(2024年5月16日)
単発ではない求人
以上の条件に当てはまらない方は、30日以上ごとに契約をする介護派遣社員として働くことができます。3~6ヶ月ごとに契約更新をする場合が多いです。
単発ではない一般的な介護派遣の求人例は、以下をご覧ください。
職種:ヘルパー・介護職
施設形態:有料老人ホーム
勤務地:東京
時給:1,200~1,700円
勤務時間:週3日~
資格:介護職員初任者研修
【仕事内容】
・食事介助や入浴介助などの身体介護
・レクリエーションの企画、実施
・介護記録の作成
「未経験者歓迎」「資格取得支援」「ブランクOK」「夜勤あり」
上記はあくまでも介護派遣の求人の一例です。介護派遣はさまざまな条件で募集があるので、自分に合った施設形態や給与、仕事内容の求人を見つけましょう。
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実際に介護派遣で働いている方の体験談
介護業界には、派遣社員として理想の働き方を実現させている方がいます。ここでは、実際に介護派遣で働いている方の声をご紹介。介護派遣としての勤務を検討している方は、参考にしてみてください。
派遣が良いと思った理由
有料と特養を経験しましたが、施設によって利用者さんの介助レベルや仕事の流れが違うと感じていました。派遣だと自分に合った所を探しながら経験も積めると思ったからです。
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入職時に不安だったこと
派遣って仲間意識が生まれにくいじゃないですか。輪の中へ入るのは苦労しました。向こうも構えているし、私もそこへ入るにはそれなりの努力が必要でした。
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派遣として働くメリットや良かった点
社員さんやパートさんの場合、時間になってもやらなきゃいけない仕事があったり休日出勤があったりするのですが、派遣だと免除されることがあります。会議への出席や役職に就かなくても良いので、その辺りは良い点かなと思っています。
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今の職場の決め手になったこと
やっぱり、職員同士の雰囲気が良かったこと。実際に働いてみて、本当にやりやすいです。冗談を言い合えたり、介護職員と看護師の間できちんとコミュニケーションがとれていたりする環境のほうが、入職した後に働きやすいと思います。
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派遣会社の担当者とのエピソード
たまに(レバウェル介護の担当者と)電話でのやり取りもするんですけど、その中で「何か困ってることとかないですか?」と聞いてくれます。施設さんとの交渉といった業務的なサポートも素早くやってくれるから安心できます。
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介護派遣の実態を知ろう!時給や仕事のメリット・デメリットとは?
介護派遣に向いている人・向いていない人
介護派遣にも向き不向きがあります。メリットとデメリットを理解していないと、勤務開始後に「イメージと違った」と感じてしまうかもしれません。下記では、介護派遣に向いている人と向いていない人の特徴をまとめました。
介護派遣に向いている人
介護派遣に向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- 高時給で働きたい
- 趣味の時間を優先したい
- 副業や掛け持ちをして働きたい
- 扶養内で働きたい
- 家事や育児と介護の仕事を両立したい
- 給料を日払いや週払いで受け取りたい
- 異動の心配をしたくない
介護派遣は、希望するライフスタイルに合わせて働き方を変更できます。短時間・短期間など、空いている時間を調整したい方や時間を作りたい方に向いているでしょう。また、介護業務以外を任されることが少ないため、「仕事の範囲が広い」といったプレッシャーを感じることも少ないでしょう。
介護派遣に向いていない人
介護派遣に向いていない人の特徴は、以下のとおりです。
- 収入を安定させたい
- 同じ職場で長期的に働きたい
- 管理職に就きたい
- スタッフのマネジメントや教育などに携わりたい
- ボーナスや退職金を受け取りたい
派遣社員はさまざまな施設や事業所を転々とするため、1つの職場で長く働きたい人には向いていないかもしれません。また、正社員が月給制なのに対し、派遣社員は時給制が多く、派遣先の施設が長期休業に入ると出勤回数が減少します。時給は高く設定されていますが、働いた分だけの給与を受け取るので、収入が低くなる月もあるかもしれません。
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介護施設で「使えない派遣」と言われるのはどんな人?働く際の注意点も解説
介護派遣に登録してから働くまでの流れ
派遣社員として働き始めるまでの流れは、以下のようになっています。
- 1.派遣会社の利用登録をする(無料)
- 2.派遣会社の担当者によるカウンセリングや電話連絡を行う
- 3.担当者から、希望条件に適した仕事の紹介を受ける
- 4.気になる求人があれば職場見学を行う
- 5.派遣先が見つかったら、派遣会社と雇用契約を結ぶ
- 6.派遣先で勤務を開始する
基本的に派遣会社への登録・解約は無料で、簡単に行うことができます。話がスムーズに進めば、登録から1週間程度で仕事が決まる場合もあるようです。派遣会社に登録する際に、週に何回働きたいか・どのような施設形態を希望しているか・職場に望むことはあるかなど、希望条件をなるべく詳細に伝えておけば、ミスマッチを防げるでしょう。
勤務開始後も、派遣会社の担当者によるサポートを受けられるので、安心して働けます。収入が途切れるのを防ぎたい方は、契約期間が満了する前に契約更新するか、次の派遣先を紹介してもらうことが大切です。自身のライフスタイルに合わせて勤務できるよう、派遣会社との連絡は計画的に行いましょう。
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介護派遣会社の選び方
派遣会社の面談は簡単な確認事項が中心のため、基本的に登録できないことはありません。自分に合った職場を見つけるには、どのような介護派遣会社を選べば良いのでしょうか。数ある介護派遣会社の中から、選ぶべきところと避けるべきところを解説します。
おすすめの介護派遣会社
おすすめの介護派遣会社の特徴は以下のとおりです。派遣会社選びの参考にしてみてください。
経営基盤がしっかりしている
契約の実績が多い派遣会社は、派遣先企業と連携が取れているため、希望条件の交渉に努めてくれるでしょう。派遣先企業との太いパイプがあれば、「この施設で正社員になりたい」と思ったときに有利にはたらく場合もあるかもしれません。経営者がしっかりしている派遣会社は、社員が人材派遣のシステムを理解しているだけでなく、アドバイザーのマナーが行き届いています。
介護業界に特化している
介護派遣として働きたい方は、介護業界に詳しい派遣会社を選ぶことが大切です。業界に詳しいアドバイザーがいれば、あなたの希望条件に沿った求人を紹介してくれます。また、介護の資格を持つ方が担当者になれば、専門的な話題や仕事の悩みを理解してもらえるでしょう。
介護業界に特化した派遣会社なら、介護施設とのネットワークが充実しているので、条件の良い非公開求人を取り扱っている可能性があります。求人数も多いので、介護業界で理想の働き方を実現できるはずです。
資格取得を支援している
介護業界が初めての方や経験が浅い方は、「介護資格の取得を支援する体制が整っている」「無資格・未経験でも申し込める」といった強みのある派遣会社がおすすめです。
資格取得の費用を派遣会社が負担してくれれば、働きながらスキルアップを目指しやすくなります。介護資格の取得は、仕事に対するモチベーションの向上にも繋がるのではないでしょうか。
より良い環境で働くには、経営や支援体制が整っていて、介護業界に詳しい派遣会社を選ぶことが大切です。登録してもすぐに働かなければいけない決まりはないので、まずは登録してみるのも良いかもしれません。
なお、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)では、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を取得できるプログラムをご用意しています。受講日を無料で振替できるほか、週1回ペースで通えるプランもあるので、興味のある方は「レバウェルスクール介護(旧 きらケアSTEP UPスクール)」のページをご確認ください。
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レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)に登録する流れとは?メリットと向いている人もご紹介!
先に資格を取りたい方へ
無料相談はこちら避けるべき介護派遣会社
避けるべき介護派遣会社の特徴は以下のとおりです。
厚生労働省の許可を受けていない
2015年の労働者派遣法の改正により、労働者派遣事業は厚生労働省の許可制に一本化されました。派遣会社は無許可で派遣労働者を受け入れた場合、労働局による指導や事業主名公表の対象になります。厚生労働省の許可を得ずに派遣事業を行っている会社は、労働者派遣法に違反しているので、注意が必要です。
介護業界に詳しくない
派遣会社のアドバイザーが知識不足だと、条件交渉や求人紹介で齟齬が生じる場合があります。介護業界の求人数が少ない派遣会社を選ぶと、新しい介護施設と契約したいとき、求人を見つけるのに時間がかかってしまうでしょう。
自分とアドバイザーの相性が悪い
アドバイザーとの相性は、派遣の仕事を探すうえで重要になります。担当者と意思疎通ができなければ、希望条件に沿っていない派遣先を紹介されてしまうかもしれません。登録後に相性が合わないと感じたら、別の担当者に変えてもらうか、別の派遣会社に登録することも検討してみましょう。
派遣会社は種類が多いので、やりたい仕事や重視する条件によって使い分けるのがおすすめです。複数の派遣会社を比較して、信頼できる派遣会社と契約し、理想の働き方を実現させましょう。
介護派遣についてよくある質問
ここでは、介護派遣についてよくある質問をまとめました。「介護派遣ってどんな感じなの?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
介護派遣とはなんですか?
一般的に「介護派遣」とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先である介護施設で働く「登録型派遣」を指します。さまざまな施設で経験を積めたり、勤務時間やエリアを選べたりするので、育児や介護をしながら働く方にもおすすめです。この記事の「介護派遣とは?」で、介護派遣の働き方を解説しているので、ぜひご覧ください。
介護派遣って実際どうですか?
介護派遣は、比較的高時給で働けるほか、勤務地や勤務時間の融通が利きます。一方、介護派遣を続けるには、3年以内に職場を移る必要があるので、長期間働くにはやや不向きな点もあるでしょう。この記事の「実際に介護派遣で働いている人の体験談」では、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)に登録して働くスタッフの声をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
介護派遣の時給はどれくらいですか?
厚生労働省の「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(p.10)」から算出した、派遣社員として働く介護従事者の平均時給は約1,323円でした。登録型派遣の平均時給は約1,320円、無期雇用派遣の平均時給は約1,352円となっています。なお、実際の時給は保有資格やエリア、派遣会社によって異なるため、平均時給は参考程度にご覧ください。
出典
厚生労働省「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」(2024年5月16日)
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介護職で働くなら派遣と正社員のどちらがおすすめですか?
介護派遣と正社員で迷う場合は、「どのように働いていきたいか」という視点で、自分に合った雇用形態を考えてみましょう。「働いた分だけ給与がほしい」「働ける時間が限られている」という方には、介護派遣をおすすめします。一方、「ボーナスをもらいたい」「同じ職場に長く勤めたい」といった希望がある方には、正社員が向いているでしょう。「介護派遣と正社員どっちが良い?違いやメリット・デメリットを紹介」の記事では、介護派遣と正社員の違いを解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ
介護派遣は、派遣会社に雇用されて派遣先の介護施設で仕事をする働き方です。給与の振り込み・福利厚生の提供・契約内容の確認などは、派遣先企業ではなく、すべて派遣会社が行うのが基本です。介護派遣には、主に登録型派遣と紹介型派遣の2種類があり、一般的に派遣社員といえば「登録型派遣」を指します。
時給が高い傾向にあることや、時間・勤務地の融通が利きやすいことが、介護派遣として働くメリットです。基本的に残業はなく、発生したとしても残業代がきちんと支払われます。一方、派遣社員が同じ職場で働けるのは最長3年間なので、一つの職場で長く活躍したい人には、介護派遣の働き方は向いていない可能性があります。
「まずは派遣として介護業界で活躍したい」と考えている方は、介護業界に特化した派遣会社を活用して求人を探すのがおすすめです。専門的な知識を有したアドバイザーが親身になって相談対応や求人紹介をしてくれますよ。
レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)は、介護業界に特化した派遣会社です。(正社員求人の紹介も行っています!)介護派遣専任のアドバイザーが、ご登録後からご就業までずっとサポート!保有資格や希望の施設形態・勤務日数など、あなたの経験やご希望に合った派遣先をご紹介いたします。派遣後にトラブルが発生した際も、フォロー専任の担当者がサポートを行うので、安心してお仕事を継続していただけますよ。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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