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介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説

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この記事のまとめ

「介護福祉士実務者研修ってどんな資格?」「取得する方法を知りたい!」という方もいるでしょう。実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格で、国家資格である介護福祉士の受験要件の一つになっています。介護職のキャリアアップには欠かせない資格といえるでしょう。本記事では、実務者研修のカリキュラムや受講要件、取得するメリットについてまとめました。実務者研修の取得を考えている方は、チェックしてみてください。

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介護資格の種類31選!取得方法やメリットを解説します

介護福祉士実務者研修とは?

介護福祉士実務者研修とは、介護資格のなかで唯一の国家資格である「介護福祉士」を取得するために必要な資格です。介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格(研修)で、介護に関する専門的な知識と実践的な技術を習得できます。実務者研修には受講要件が設けられていないため、介護未経験の方も挑戦することが可能です。

介護福祉士実務者研修の受講要件

前述のとおり、実務者研修は受講要件がなく、誰でも受講できます。「初任者研修を受けてからでなければ受講できない?」と思う方もいるかもしれませんが、実務者研修は無資格から受講することが可能です。

ただし、初任者研修修了程度の知識やスキルがなければ、カリキュラムについていけない可能性があります。介護業界未経験の方など専門知識・スキルの習得に不安を感じる方は、まずは初任者研修から挑戦してみましょう。

介護福祉士実務者研修の取得にかかる費用

実務者研修の受講料は、保有資格や研修を実施している機関によって異なります。目安として、以下のような費用がかかるので、チェックしてみてください。

保有資格受講料の目安
無資格10~25万円
初任者研修、ヘルパー2級10~15万円
ヘルパー1級5~10万円
介護職員基礎研修3~5万円

実務者研修取得にかかる費用の詳細を知りたい方は、厚生労働省の「実務者養成施設指定一覧(1321課程)」をもとに、研修の実施機関に問い合わせてみましょう。スクールや通信講座によっては、割引制度や保有資格による受講料の一部免除を受けられる場合もあります。

介護福祉士実務者研修のカリキュラムと学習時間

実務者研修は、座学と演習を組み合わせた20科目のカリキュラムで構成されています。無資格から研修修了までにかかる時間は合計450時間です。ただし、保有している資格によって一部のカリキュラムが免除されます。

下記は、実務者研修の時間数と、資格ごとの修了認定科目です。資格ごとに、「◯」のついている科目を履修することになります。

科目名時間数初任者研修ヘルパー1級ヘルパー2級ヘルパー3級介護職員基礎研修
人間の尊厳と自立5
社会の理解l5
社会の理解ll30
介護の基本l10
介護の基本ll20
コミュニケーション技術20
生活支援技術l20
生活支援技術ll30
発達と老化の理解l10
発達と老化の理解ll20
認知症の理解l10
認知症の理解ll20
障害の理解l10
障害の理解ll20
こころとからだのしくみl20
こころとからだのしくみll60
介護過程l20
介護過程ll25
介護過程lll45
医療的ケア50
合計4501309532042050
免除時間数13035513030400
参考:厚生労働省「実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について 別添1

介護過程lllと医療的ケアでは、実技や喀痰吸引などの演習を行います。通信で受講している方も、演習では通学(スクーリング)が必要です。なお、「医療的ケア」に関しては、上記の実務者研修課程修了後に、喀痰吸引等研修を受講する必要があります。

介護福祉士実務者研修の修了試験の合格率・難易度

実務者研修は、カリキュラムを修了することで取得できます。そのため、実務者研修では修了試験は義務付けられていません

しかし、スクールによっては、到達度を測るために修了試験を実施していることもあるようです。スクールによって試験の内容や配点は異なるほか、正確な合格率・難易度は不明です。とはいえ、落とすための試験ではないため、しっかり授業を聞いていれば、十分に合格を目指せるでしょう。

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実務者研修と初任者研修の違い

実務者研修と初任者研修の違いは、受講の科目数や範囲、受講時間などが挙げられます

初任者研修は、介護の基礎知識や技術を習得するための資格です。実務者研修は、初任者研修レベルの知識に加えて、より専門性が高い内容を学びます。

実務者研修は受講科目が多く受講期間が長い

実務者研修は、初任者研修よりも受講科目が多く、取得までの期間が長いのが特徴です。以下に、それぞれの受講科目と受講時間をまとめました。

実務者研修初任者研修違い
受講科目20科目10科目10科目
受講時間約450時間約130時間約320時間
受講期間(目安)6ヶ月程度1~4ヶ月程度2~5ヶ月程度

受講科目は10科目、受講時間は約320時間もの違いがあります。また、無資格から実務者研修課程を修了するには最短6ヶ月程度、初任者研修課程を修了するには1~4ヶ月程度の期間が必要です。初任者研修は、スクールに通う頻度で受講期間が異なるので注意しましょう。

実務者研修課程の取得期間について詳しく知りたい方は、「実務者研修取得の最短期間は?介護福祉士国家資格を取る方法も解説!」の記事もご参照ください。

出典
厚生労働省「介護職員・介護支援専門員」(2024年12月23日)

初任者研修があると実務者研修の一部科目が免除される

実務者研修の受講科目のうち、一部は初任者研修と重なっています。そのため、すでに初任者研修を取得している方は、一部のカリキュラムや費用の一部が免除される仕組みです

実務者研修と初任者研修の共通点は、9科目です。共通科目を以下にまとめているのでご覧ください。

  • 人間の尊厳と自立
  • 社会の理解I
  • 介護の基本I
  • 生活支援技術I
  • 生活支援技術II
  • 認知症の理解I
  • 障害の理解I
  • こころとからだのしくみI
  • 介護課程I

まとまった時間をとるのが難しい方は、先に初任者研修を取得しておくと、実務者研修の受講期間を短く済ませることができます。また、「いきなり実務者研修は難しいかも…」「まずは初歩的な知識を身につけたい」という方は、段階的にスキルを身につけるためにも初任者研修から取得を目指してみましょう。
無資格から実務者研修を取得する方は、「実務者研修を無資格で受講するメリットは?初任者研修とどっちがいい?」の記事もチェックしてみてください。

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実務者研修を取得する5つのメリット

実務者研修を取得するメリットは、さまざまあります。ここでは、実務者研修を取得するメリットを5つご紹介するので、興味のある方はチェックしてみてください。

1.介護福祉士国家試験の受験資格の獲得につながる

介護福祉士として働くには、介護福祉士国家試験に合格する必要があります。この「介護福祉士国家試験」の受験要件の一つが、実務者研修です

介護福祉士を目指すルートは、大きく分けて「実務経験ルート」「福祉系高等ルート」「養成施設ルート」の3つ。このうち、「実務経験ルート」では、実務者研修課程を修了しなければなりません。

なお、すぐに介護福祉士国家試験を受験しない場合でも、「将来的に介護福祉士になりたい」「実務経験を積みながらケアマネになりたい」などのキャリアビジョンがあるなら、実務者研修を受講しておくことをおすすめします。

2.喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアを学べる

実務者研修では、介護に関する知識や技術のほかに、喀痰吸引や経管栄養といった医療的ケアも学べます。介護職としてスキルアップを図りたい方には、大きなメリットといえるでしょう。

ただし、実務者研修課程を修了しただけでは、実際に医療的ケアを実施することはできません。介護職員が医療的ケアを行うには、実務者研修課程修了後に「喀痰吸引等研修」を受講する必要があるので注意しましょう。

3.資格手当や昇給による給与アップが叶う可能性がある

実務者研修課程を修了すれば、資格手当や職務手当による給与アップが期待できます。厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、介護職員の保有資格別の平均給与は以下のとおりでした。

保有資格平均給与
無資格268,680円
介護職員初任者研修300,240円
介護福祉士実務者研修302,430円
介護福祉士331,080円
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

実務者研修課程を修了した方の給与は、無資格の場合と比べると3万円程度高いことが分かります。なお、上記の給与額はあくまで平均値です。詳しい給与額は職場によって異なるため、気になる方は職場に確認しましょう。

4.サービス提供責任者へのキャリアアップを目指せる

実務者研修を取得すると、サービス提供責任者(サ責)として活躍することも可能です。サ責とは、訪問介護事業所で活躍する職種で、主に介護サービスの利用者さんやケアマネジャー、ホームヘルパーなどとの連絡・調整といったマネジメント業務を担います。サ責になれば、業務の幅が広がるだけでなく、給与や待遇の向上も望めるでしょう。

サービス提供責任者については、「サービス提供責任者に資格は必要!要件と取得方法、サ責の仕事内容を解説」で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

5.自分のスキルを活かせる職場が増える

実務者研修を取得すると、転職や就職の際に、応募できる職場が増えるでしょう

たとえば、特別養護老人ホーム(特養)や老人保健施設(老健)、訪問介護事業所といった職場では、介護職員に対して一定の介護スキルを求める傾向にあり、有資格者に限定して求人を出している場合もあるようです。

特に、特養や老健は、看取りや医療的ケアを行う機会があり、医師や看護師の指示・指導に基づいてケアを行う必要があります。そのため、実務者研修で医療的ケアに関する知識を身につけていたり、喀痰吸引等研修を受講していたりする人は、現場でも活躍しやすいでしょう。

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実務者研修を取得する際の注意点

ここでは、実務者研修を取得する際の注意点をご紹介します。実務者研修の取得を考えている方は、事前にチェックしましょう。

介護福祉士国家試験を受験する方は早めに受講する

介護福祉士国家試験を受験するには、申し込みの際に「実務者研修修了見込証明書」または「実務者研修修了証明書」の提出が必要です。見込みで受験する場合であっても、受験する年度の3月31日までに、実務者研修を修了する必要があります

介護福祉士国家試験に合格しても、期限までに実務者研修を修了できないと、合格は取り消しになるので注意が必要です。介護福祉士国家試験を受験予定の方は、なるべく早めに実務者研修を受講しましょう。

自分に合ったスクールを選ぶ

実務者研修の受講にあたって、自分のライフスタイルに合ったスクールを選ぶことは非常に大切です。働きながら受講する場合は、通学と通信講座と併用できるスクールだと、無理なく取得を目指せるでしょう。

研修のカリキュラムは厚生労働省の方針に沿っているので、スクールによって学ぶ内容が大きく変わることはありません。ただし、欠席した講座を振り替えられるか、追試が可能かなどはスクールによって異なります。スクール選びの指標の一つになるので、事前に確認すると良いでしょう。

無料・割引で受講できる制度を確認しておく

実務者研修は、無料・割引で受講できることもあります。ここでは、「ハローワークの職業訓練」と「国の教育訓練給付制度」の2つの方法についてまとめました。

ハローワークの職業訓練

介護福祉士実務者研修の受講を検討している方は、ハローワークが実施する職業訓練を受けられるか確認しておくと良いでしょう。

職業訓練には、公共職業訓練(離職者訓練)、求職者支援訓練の2つがあります。公共職業訓練は、雇用保険(失業保険)を受給している求職中の方を対象とした訓練です。再就職のためのスキルや知識を習得するための訓練を実施しています。
求職者支援訓練は、雇用保険の被保険者でない方が、再就職・転職のためのスキルアップを目指す訓練のこと。離職者だけでなく、在職中の方も対象となることや、一定の基準を満たしていれば、月10万円の給付金を受け取りながら受講できるのが特徴です。

なお、受講要件は「ハローワークで求職の申し込みをしている」「雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でない」「労働の意思と能力がある」などです。職業訓練が気になる方は、自分が要件を満たしているかチェックしてみましょう。

国の教育訓練給付制度

教育訓練給付制度とは、国が労働者のキャリアアップを支援する目的で設けられた制度です。教育訓練を受講した後に、費用の一部がキャッシュバックされます。「雇用保険に加入している」「加入期間が1年以上ある」など、一定の条件を満たしていれば受講可能です

給付金の対象となる教育訓練は、受講費用の支給率に応じて、「専門実践教育訓練」「特定一般教育訓練」「一般教育訓練」の3種類があり、介護福祉士実務者研修はいずれも対象となります。このうち、費用の支給率が最も高いのは「専門実践教育訓練」で、訓練中は受講費用の50%(年間上限40万円)が6ヶ月ごとに支給されるのが特徴です。

実務者研修を無料・割引で受講する方法について詳しくは、「介護の資格を安く取りたい!「初任者研修」と「実務者研修」を無料or割引で受講する方法」で解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

【体験談】実務者研修を取得して良かったこと

ここでは、実際に介護福祉士実務者研修を取得した方の体験談をまとめました。介護現場で働く方の、リアルな声をご紹介します。

喀痰吸引や経管栄養など、初任者研修よりも実践的なことやテクニカルなことを学べたのが良かったです。知識・技術が向上し、自信につながりました。
学んだことが、業務に役立っていると感じます。ボディメカニクスを活用した身体介護など、自身のこれまでの介護方法を振り返るきっかけになりました。

実務者研修を受講した方には、「初任者研修よりも高度な知識・技術を身につけられたこと」「実際の介護現場で役立っていること」を実感しているようです。
このほかにも、「給料がアップした」「一緒に学ぶ仲間ができた」という声もありました。

実務者研修と初任者研修で迷ったときの考え方

「実務者研修と初任者研修、どちらから受講しよう…」と、お悩みの方もいるでしょう。ここでは、実務者研修と初任者研修の取得で迷ったときのポイントをご紹介します。

すでに介護職員としての経験が3年あるなら実務者研修

「すでに介護職員としての実務経験が3年以上ある」「もう少しで介護職員としての実務経験が3年になりそう」という方は、介護福祉士国家試験の受験要件を満たせる実務者研修の受講をおすすめします。実務経験を通して初任者研修レベルの基本的な介護知識やスキルは身についているはずなので、実務者研修から受講しても、スムーズにカリキュラムを消化できるでしょう。

最短でスキルアップを図りたいなら実務者研修が効率的

介護職として一定の知識・スキルがある方は、実務者研修から受講したほうが効率的にスキルアップを狙えます
ただし、前述のとおり、実務者研修のカリキュラムは初任者研修よりも専門性の高い内容です。介護経験が浅いうちに実務者研修を受講すると、講義の内容に難しさを感じる可能性も。初任者研修で基礎知識を学ぶか、実務者研修でより専門性を深めるか、自分に合った研修に挑戦しましょう。

経験の浅い介護職員には初任者研修がおすすめ

介護業界に入って日が浅い場合は、初任者研修から受講するのが一般的です。初任者研修は、未経験の方も受講しやすい内容になっており、介護の基礎的な知識・スキルを身につけられます。
「将来的に介護福祉士を取得したいから、実務者研修から受けたほうがいい?」と悩む方もいるでしょう。しかし、経験年数が浅いうちは、実務者研修を取得しても、国家試験の受験要件を満たせません。確実にステップアップするためにも、まずは初任者研修で知識・スキルの土台作りをするのがおすすめです。

働きながら実務者研修の取得を目指せる?

実務者研修の取得は、働きながら目指せます。介護施設や事業所によっては、資格取得支援制度を設けていることも。勤務先に制度がある場合は、利用しましょう。

「働きながら研修を受けるのは大変そう…」「今の職場では、資格取得を目指しにくい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)をご利用ください。レバウェル介護(旧 きらケア)では、資格取得支援制度のある職場をご紹介します。サービスは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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実務者研修を取得するスクールはどこが良い?

スクールを選ぶ際は、通学しやすいスクールを選ぶのがおすすめです。職場や自宅からのアクセスも確認しておきましょう。このほか、希望の日程のコースがあるスクールを選ぶのもポイント。急用や体調不良などで休んだ際に無料で講座を振り替えられるか、分からない点を質問する場があるかなど、サポート体制の充実さも確認します。

「通学のしやすさ」「サポート体制」「費用」などを総合的にみて自分に合ったスクールを見つけましょう。「実務者研修の講座はどこがいい?スクールの選び方や資格取得支援制度を紹介」の記事では、利用できる資格取得支援制度についても紹介しています。

レバウェルスクール介護(旧 きらケアSTEP UPスクール)なら、スマホでできる自宅学習と通学の授業を組み合わせているので、効率よく学習を進められます。資格取得後の転職支援までサポートしているので、首都圏にお住まいの方はぜひご検討ください!

介護福祉士実務者研修に関してよくある質問

ここでは、実務者研修に関してよくある質問にお答えします。実務者研修の受講をお考えの方は、ご一読ください。

実務者研修を受けるには特別な条件がありますか?

ありません。実務者研修には要件が設けられていないため、誰でも挑戦が可能です。「先に初任者研修を取得する必要がある?」と思うかもしれませんが、実務者研修は介護資格を持っていなくても受講できます。そのため、介護現場で働いていており、すでに介護の知識がある方は、実務者研修から取得するのも選択肢の一つです。
実務者研修について詳しくは、本記事の「介護福祉士実務者研修とは?」で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

実務者研修は難しい?

実務者研修の難易度は高くないといえるでしょう。実務者研修は、450時間のカリキュラムを修了すれば取得できます。スクールによっては修了試験がある場合もありますが、到達度を測るためのもので、落とす試験ではないので、難易度は高くないといえるでしょう。ただし、実務者研修は介護職員初任者研修よりも専門性が高いため、介護業界未経験の場合は、注意が必要です。
実務者研修の難易度について詳しくは、「実務者研修は難しい?資格取得の難易度やスムーズに修了するコツを解説」で解説しているので、ぜひご覧ください。

実務者研修に免除制度はありますか?

介護職員初任者研修を受講していれば、実務者研修で130時間分のカリキュラムが免除されます。無資格・未経験から介護職に挑戦したい方は、初任者研修から段階的に資格取得を目指すのがおすすめです。ほかにも、旧ヘルパー1級や介護職員基礎研修のような資格を持っていると、一部のカリキュラムが免除されます。
実務者研修の免除制度については、「介護福祉士実務者研修の受講が免除になる資格は?費用が安くなる制度も紹介」で詳しく解説しているので、ご一読ください。

実務者研修は働きながら無料で取得できる?

職場の資格取得支援制度を利用すれば、働きながら実務者研修を無料で取得できる可能性があります。資格取得支援の内容は職場によって異なるので、事前に支援内容を確認しておくことが大切です。特に、対象となる資格や負担金額はチェックしておきましょう。職場によって、受講日が出勤扱いになったり勉強会を開催してくれたりすることも。職場の資格取得支援制度をうまく活用して資格を取得してみてください。

ホームヘルパー1級を取得していると実務者研修の科目は免除される?

ホームヘルパー1級を取得している場合、355時間分の講座が免除されます。ヘルパー1級取得者は、「介護過程lll」「医療的ケア」の95時間のみで実務者研修を取得することが可能です。ホームヘルパー1級はすでに廃止された資格ですが、過去に取得していた方は、実務者研修を比較的楽に取得できるので、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

介護福祉士実務者研修とは、介護職員初任者研修の上位に位置づけられる資格です。取得することで、介護福祉士国家試験の受験要件の一つを満たせます。無資格から実務者研修を取得することで、スキルアップや給与アップにつながる可能性があるので、介護業界で長期的に活躍したい方におすすめの資格です。

実務者研修は、働きながら取得を目指すこともできます。ただし、両立するには勤務先の職場環境も大切。「仕事が忙しくて研修を受講できそうにない…」という方は、転職するのも選択肢の一つです。

介護専門の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」では、資格取得支援制度や研修制度の整った介護求人をご紹介します。丁寧なカウンセリングを行い、希望や条件にピッタリの職場をお探しすることが可能です。資格取得を目指している方や転職を考えている方は、お気軽にご相談ください。

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