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看護助手に将来性がある理由とは?給料や働くメリット・デメリットを解説

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この記事のまとめ

「看護助手って将来性はどうなの?」「看護助手って一生働ける仕事なの?」と不安に思う方も多いでしょう。看護助手は、病院やクリニックで看護師のサポートをする仕事です。生活に欠かせない医療に関する職種なので、将来性は高いといえます。この記事では、看護助手の将来性や給料、仕事内容について詳しく解説。看護助手として働くメリット・デメリットも紹介しているので、看護助手の仕事に興味がある方はぜひご覧ください。

看護助手の仕事内容とは?無資格から働ける!やりがいや給料事情もご紹介

看護助手の将来性はある?

看護助手は将来性のある仕事です。看護助手の職場である病院やクリニックは、全国各地に点在しているので、求人も豊富にあるといえるでしょう。安定して働きたい方におすすめの仕事です。

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看護助手の仕事に将来性がある理由

ここでは、看護助手の仕事に将来性がある理由を詳しく解説します。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

医療業界は生活に必要不可欠だから

医療業界は生活に密接に関わり、必要不可欠な職であるため、病院やクリニックで働く看護助手の需要も豊富です。医療業界の人手不足や人口の高齢化が進む社会では、看護助手の需要は今後も見込めるでしょう。
厚生労働省の「看護助手 – 職業詳細」によると、看護助手の有効求人倍率は、3.98倍でした(令和4年度)。求職者一人あたりに対して4件近く求人があるため、自分に合った求人を探しやすい職種といえます。

完全なAI化ができないから

看護助手の仕事は、人命に関わったり、患者さんとのコミュニケーションが必須であったりと、機械的な対応ができません。看護助手は、患者さん一人ひとりに合わせたケアが求められ、AIに代替されにくいといえるので、将来的にも需要がある仕事です。

看護助手の給料

e-Stat 政府統計の総合窓口の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」によると看護助手の平均給与は22万2,500円です。
ここでは、介護助手の給与推移や年代別の平均給与を詳しく解説しています。なお、給与額は職場によって異なるので、参考としてご覧ください。

看護助手の年収は上昇傾向にある

看護助手の年収は、年々上昇している傾向があります。以下の表では、2015年~2023年までの平均給与をまとめたので比較してみましょう。
なお、2019年以前のデータは「看護補助者」の区分を参考にしています。

調査年月平均給与
2023年22万2,500円
2022年21万9,400円
2021年21万6,100円
2020年22万2,300円
2019年21万6,500円
2018年21万5,700円
2017年20万7,800円
2016年20万9,700円
2015年20万7,700円

参考:e-Stat 政府統制の総合窓口「賃金構造基本統計調査

2017年と2021年でやや平均給与が下がっていますが、2015年から9年で1万5,000円近く給与がアップしています。12ヶ月分として計算すれば、18万円ほど年収が増加しているので、給料面からみても看護助手の将来性は高いといえるでしょう。

看護助手の年代別給料

ここでは、前述したe-Stat 政府統計の総合窓口の「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)」をもとに、看護助手の年代別の平均給与を以下の表にまとめているのでご覧ください。

年代平均給与
~19歳20万500円
20~24歳20万6,300円
25~29歳21万3,000円
30~34歳20万8,800円
35~39歳23万6,700円
40~44歳22万7,600円
45~49歳23万800円
50~54歳23万3,900円
55~59歳22万7,700円
60~64歳21万2,600円
65~69歳20万5,400円
70歳~20万4,900円

参考:e-Stat 政府統制の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号5)

看護助手で最も給与が高い年代は、35~39歳です。経験を十分に積んでいるほか比較的年齢が若く体力があるため夜勤に精力的に入りやすいことなどが、給与が高くなる理由として考えられます。

看護助手と関連職との給料比較

ここでは、e-Stat 政府統制の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)」をもとに、看護助手と同じ職場で働く看護師と、仕事内容が似ている介護職との給料を比較しています。

看護助手看護師介護職員
平均給与22万2,500円35万2,100円26万3,600円

参考:e-Stat 政府統制の総合窓口「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号1)

上記の3つの職種を比較すると、看護師の給与が最も高い結果となりました。看護師は国家資格を取得しなければ従事できない職種であるため、給与も高く設定されている傾向にあります。次に給与が高い介護職員も、国家資格所持者である介護福祉士が含まれていることにより、平均給料が上がっていると推測できるでしょう。
一方、看護助手の資格は民間資格のみであり、資格手当の支給対象になりにくい傾向にあるため、そのぶん看護師や介護職員の平均給与を下回っていると考えられます。
どの職種でも基本給に加え、資格手当が支給される有資格者は給与が高くなる傾向です

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看護助手の仕事内容

看護助手の仕事内容は、主に、「看護助手の補助作業」「患者さんの介助」「院内整備」です。

看護師の補助業務

医療器具の準備や洗浄、片付け、検査室・診察室への案内、カルテ準備、書類整理など、医療行為の必要のない看護師の仕事をサポートします。また、医療行為は行えませんが、検査や処置のサポートをすることもあるようです。

患者さんの介助

食事介助や入浴介助、排泄介助、移乗介助、更衣介助など、自身で身の回りのことができない患者さんの介助を行います。

院内整備

院内の清掃やゴミの回収、シーツの交換、ベッドメイキング、備品の補充など院内の環境を整え、患者さんが清潔な環境で治療に専念できるようにしたり、医師・看護師がスムーズに仕事ができるようなサポートをしたりします。

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看護助手になるメリット

看護助手になると、無資格・未経験でも医療業界で活躍できたり、患者さんから感謝されてやりがいを感じられたりします。以下で、看護助手になるメリットを詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。

無資格・未経験でも医療業界で活躍できる

看護助手は、無資格・未経験でも医療業界で働くことができます。医師や看護師など国家資格を有している人が多数活躍している医療業界ですが、看護助手なら誰でも医療の面から人々を支えることが可能です。

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医療・介護の知識や経験が身につく

看護助手は、病院やクリニックで医療・介護の知識を身につけることができます。実際に医療行為をすることはありませんが、看護師の対応を間近で見ることができるので、テキストで学ぶよりも実践的に学習することが可能です。
看護師・准看護師を目指す方は、看護助手の仕事から経験を積んでみるのも良いでしょう。

患者さんから感謝される・やりがいがある

看護助手は、患者さんの食事や入浴、排泄、着替えなど身の回りのケアを行います。患者さんと接する機会が多く、感謝の言葉をもらえることも。人の役に立っている実感があり、やりがいも感じられるでしょう。

看護助手になるデメリット

看護助手として働くメリットは豊富ですが、デメリットもあります。メリット・デメリットを比較して、自分に合った仕事なのかしっかりと判断しましょう。

医療行為をすることはできない

看護助手は、医療行為をすることができません。患者さんに点滴の速度の調整をお願いされたときも、自身の判断で調整することはできず、看護師に報告します。看護助手は、看護師の指示のもと働いているので、上下関係ができてしまうことも。雑用係やパシリのように感じてしまう方もいるようです。

管理職に登用されにくい

看護助手は管理職に登用されにくい傾向があります。看護助手が働いている病院やクリニックでは、主に看護師が活躍しており、看護助手よりも看護師の方が管理職に登用されやすいようです。

体力面で大変な業務もある

看護助手の仕事は、自分より体格の良い患者さんを支えたり、持ち上げたり、体力的な負担が大きい業務があります。また、夜勤業務があるので生活サイクルが崩れやすく、体調に影響が出てしまう可能性も。「体力的にしんどい」と感じる場面もあるかもしれません。

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看護助手以外で将来性のある職種

ここでは、看護助手以外で将来性のある職種を紹介しています。「一生続けられる仕事がしたい」「安定した職場で働きたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

看護師・准看護師

看護助手の仕事に将来性がある理由」で解説したように、医療業界は人々の生活に密接しているため、今後も需要がなくなることはありません。そのため、将来性のある仕事といえます。また、看護師・准看護師は専門的な医療の知識やスキルを有しているので、どのような病院やクリニックでも活躍できるでしょう。

医療事務

看護助手や看護師・准看護師と同様に、今後の需要が期待できる医療事務は将来性がある仕事です。レセプトの作成や診察券の発行など医療事務ならではの仕事があり、特にレセプトの作成は専門的な知識が求められます。そのため、医療事務は手に職をつけられる仕事といえるでしょう。

介護職

高齢化が進む社会では、介護職の需要が高く、将来性も期待できます。また、介護職はキャリアパスが整理されているので、段階的に介護の知識やスキルを身につけることが可能。キャリアップをしやすい環境が整っています。看護助手と同様に無資格・未経験から始められる仕事です。
介護職の仕事内容は、「介護職の仕事内容とは?資格は必要?やりがいやスケジュールもご紹介」の記事で詳しく解説しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

ITエンジニア

ITエンジニアの仕事は人々の生活に欠かせません。昨今、著しく進歩し続けているIT技術を支える職種がITエンジニアです。ITエンジニアのなかでも、プログラマーやシステムエンジニアなど、多様な職種があります。IT技術は常に発展しているので、職がなくなることはないでしょう。

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看護助手の将来性に関するよくある質問

看護助手の将来性に関するよくある質問に回答します。看護助手として働こうか悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

看護助手の仕事は一生続けられる仕事ですか?

看護助手の仕事は、年齢に左右されない仕事なので、一生働き続けることができます。また、看護助手の給料は増加傾向にあるので、将来的にさらなる給料アップが期待できるでしょう。
この記事の「看護助手の仕事に将来性がある理由」では、看護助手の将来性について詳しく解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

男性看護助手の将来性はあるの?

男性看護助手の将来性は高いといえるでしょう。「男性は人数が少なくて肩身が狭そう」と思う方もいるかもしれません。しかし、男性看護助手が活躍できる場面はたくさんあります。男性看護助手がいれば、同性にケアしてほしい男性の患者さんの要望を叶えられたり、医療機器やベッドの運搬など力仕事で頼りにされたりするでしょう。

まとめ

看護助手は、人手不足な医療業界で看護師の補助をする大切な仕事です。医療業界は生活に深く関わっており、需要がなくなることはまずないでしょう。また、人と接する看護助手は、AIに代替されることはなく、将来的にも必要とされる職種です。

看護助手の年収は、年々上昇傾向にあり、30代後半にもっとも給与が高くなる傾向があります。しかし、看護師や介護職と比較すると、給与が低いという一面もあるようです。

看護助手の仕事内容は、器具の準備や片づけなどの看護師のサポートに加え、患者さんの身の回りのケア、院内の清掃・備品補充など、多岐にわたります。

看護助手になるメリットは、「無資格・未経験でも医療業界で活躍できること」「医療・介護の知識や経験が身につくこと」「患者さんから感謝されること」です。デメリットとしては、医療行為ができなかったり、管理職に登用されにくかったりすることなどが挙げられます。

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