
利用者の安全確保とQOL向上は、介護において重要なテーマです。しかし、日々のケアの中で、安全管理の大変さやコミュニケーションの難しさを感じている介護士も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな介護現場の課題を解決する頼もしい味方をご紹介します。明日からのケアに役立つヒントをきっと見つけられるでしょう。
ボイット株式会社
ボイット株式会社は、「現場に活気、世界に元気を。」をミッションに掲げ、2023年8月に設立されたスタートアップ企業です。AI音声技術を活用し、医療、介護、宿泊など、さまざまな現場の業務効率化を支援するスマートインカムサービスを提供しています。労働力供給不足という日本の社会課題解決を目指し、現場のスタッフが本来の業務に専念できる環境づくりに取り組んでいる企業です。
屋内でも屋外でも、現場がつながるAIインカムアプリ『VOYT CONNECT』

介護現場では、スタッフ間の迅速な情報共有が欠かせません。しかし、従来のナースコールやPHSでは、介助中で応答に手間取ったり、複数人での情報共有が難しかったりと、さまざまな課題を抱えています。さらに近年は、申し送りや記録の正確性、増加する外国人スタッフとの意思疎通など、チームケアを行ううえでの新たな課題も浮上しています。
そんな介護現場の課題解決に一役買ってくれるのが、AIを活用したスマートインカムシステム『VOYT CONNECT(ボイットコネクト)』です。
従来のナースコールやPHSと異なり、両手をあけたまま会話ができるため、介助中でもすぐに応答できます。それだけでなく、複数のスタッフと同時に会話ができるグループ通話機能もあり、緊急時の迅速な情報共有や応援要請に最適です。
同システムは、発話内容をリアルタイムで録音するとともに、AIによってテキストとしても保存します。そのため申し送り時の聞き漏らしや記憶違いが減り、次のスタッフも交代前の出来事を正確に把握できるでしょう。
一方で、テキスト入力された場合は、そのテキストをAIが合成音声で発話。画面を見れないときの情報共有に役立ちます。
音声でメモを録音すれば、AIが自動で文字に起こして整理・要約してくれるのもポイントです。必要な記録をその場で残せるため、記録業務の負担軽減につながります。
そのほか、近年増加する外国人スタッフとのコミュニケーションをサポートする同時通訳機能も搭載。言語の壁を越えて、スムーズな意思疎通が可能です。
これらの機能により、同サービスは迅速なコミュニケーションを実現し、スタッフの業務負担軽減や質の高いケアの提供に貢献します。
実際に、導入施設からは「全スタッフとのリアルタイムな情報共有が可能になったことで、職員の所在把握が容易になり、緊急時の迅速な対応や業務の効率化を実現した」「すぐ相談や連絡ができるため、職員が少ない夜勤の時間帯や新人職員の不安解消のツールにもなる」といった声が寄せられているそうです。
スタッフのつながりを強化する『VOYT CONNECT』は、利用者の安心で快適な暮らしを支えてくれる重要なシステムといえるでしょう。
詳細情報
AIインカムアプリ『VOYT CONNECT(ボイットコネクト)』
ユーセンスメディカル株式会社
ユーセンスメディカル株式会社は、「日本の未来に最高のQOLを」というミッションのもと、2013年に設立された大学発のベンチャー企業です。医療用機械器具や制御ソフトウェアの企画・開発・販売を行い、医療・介護分野の課題解決に注力。また、医師監修の健康食品・弁当の開発・販売も手掛け、多角的なアプローチで人々のQOL向上を目指しています。
パターンを見える化!嚥下呼吸モニターシステム『iSwallow monitor』
高齢者の食事で気をつけたい誤嚥性肺炎。それを引き起こす原因の一つが、嚥下機能の低下です。
人は食事をするとき、食べ物を飲み込むタイミングと呼吸のタイミングを上手く調整する必要があります。しかし、加齢や病気により嚥下機能が衰えてしまうと、嚥下と呼吸のタイミングがずれ、それが誤嚥のリスクになることが知られています。そのうえ、嚥下機能の低下は目に見えにくく、早期発見が難しいといわれています。
介護現場では、利用者の安全のために食事の様子を注意深く観察していますが、嚥下と呼吸の状態を客観的に確認するのは容易ではありません。そのため、嚥下と呼吸のタイミングをより分かりやすく確認できる観察ツールが注目されています。

そこで紹介するのが、『iSwallow monitor(アイ・スワローモニター)』です。大学での約20年に及ぶ研究開発を基に生まれた同製品は、独自技術により呼吸と嚥下の関係性を視覚的に確認できます。
喉元などに装着したセンサーが、嚥下時の甲状軟骨の動きと鼻からの呼吸フローを測定。呼吸・加速度センサーの信号を専用アプリにリアルタイムで表示します。測定は1回につき2分以内です。測定後は「嚥下年齢レポート」として利用者にフィードバックすることも可能。そのほか、嚥下推定区間の解析図なども記録できます。
また、同製品はコンパクト設計かつタブレット操作のため、場所を選ばず測定できるのも魅力です。訪問先での測定やグループ施設間での使用など、さまざまな場面での活用が期待できます。
介護現場では、利用者一人ひとりの食事の様子を丁寧に観察し、安全な食事環境を整えることが求められます。『iSwallow monitor』は、そんなスタッフの気づきをサポートし、より安心で快適な食事時間の実現に貢献するシステムです。
※同製品は医療機器ではありません。診断・治療等を目的として使用することはできません。
詳細情報
嚥下呼吸モニターシステム『iSwallow monitor』
株式会社スマイルハンター
株式会社スマイルハンターは、京都府京都市の京町家を拠点に全国で、結婚式や成人式・七五三等の営業写真撮影をはじめ、企業向けのプロフィール・ホームページ・商品撮影、イベント撮影など、幅広い分野で撮影サービスを提供しています。
代表を務めるのは、21歳のときに仕事として写真の世界に入り、学校アルバムや営業写真、コマーシャル撮影、建築写真、リゾートウェディングなど、多彩な撮影実績を積み、写真専門学校の非常勤講師でもある江幡幸典さん。
写真を通して人を喜ばせることを大切にしており、撮影の体験自体を楽しんでもらえるよう心がけている京都大好きの人情系フォトグラファーです。

思い出作りをお手伝い『介護京都撮影旅行』
旅行は心身のリフレッシュだけでなく、新しい発見や刺激を通じて生活の質を高める貴重な機会です。美しい景色を眺めたり、美味しいものを食べたり、家族や友人と特別な時間を共有することで、心豊かな日々を送る活力になるでしょう。
しかし、介護が必要な高齢者や障がいのある方にとって、外出や旅行にはさまざまなハードルがあります。具体的には、移動手段の確保、介助の手配、バリアフリー対応の確認、そして旅行のプランニングなどです。
そのため、旅行に行きたいという思いを心の奥底に押し込めて実現できないでおられる高齢者や障がいのある方も少なくないでしょう。
そんな高齢者の思いに応え、心に残る楽しい体験となるように旅行をサポートしてくれるのが、同社の『介護京都撮影旅行』です。車いすやストレッチャーなどを利用する高齢者や障がいのある方とその家族・友人向けに、京都観光支援・写真撮影サービスを提供しています。
特徴は、介護・撮影・京都観光スキルを兼ね備えたプロのフォトグラファー江幡幸典が旅行に同行すること。移動中の介助から地元民ならではの観光案内、高品質な写真・動画撮影まで一貫して手掛け、京都での楽しい旅行をサポートします。
また、旅行プランをオーダーメイドできるのも特徴です。丁寧にカウンセリングを行い、利用者の状態や希望に合わせてバリアフリーな旅行プランを提案しています。リクライニング車椅子など、必要な器具についても相談可能です。

サービスプランは、観光送迎と写真撮影がセットになった「写真撮影つき観光プラン」、写真だけでなくオリジナル動画制作も行う「写真+動画撮影つき観光プラン」、さまざまなご要望に対応する自由度の高い「スペシャル終日プランニング」の3つ。
結婚記念日のお祝い、趣味の旅行、両親へのプレゼント、友人との観光など、さまざまなシーンで利用できます。
『介護京都撮影旅行』は、介助サポート、観光案内とプロの撮影技術を通じて、大切な人との思い出づくりを支援します。旅行好きの高齢者はもちろん、障がいのある方、施設での生活に変化を求める利用者や、特別な日のイベントを計画している家族にとっても、心強い味方となるでしょう。
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