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介護福祉士は資格手当がつかない?金額の相場や取得するメリットを解説

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この記事のまとめ

「介護福祉士って資格手当がつかないの?」と気になる方もいるでしょう。「資格を取得したのに手当がつかなかった」とお悩みの方もいるかもしれません。資格手当がつくかは施設によって異なります。この記事では、介護福祉士の資格手当の有無や相場を解説。資格手当を増やす方法や、介護福祉士を取得するメリットも紹介します。手当の金額に不満がある方や、資格を取得しようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

介護福祉士とは?仕事内容や資格の取得方法、試験概要をわかりやすく解説!

介護福祉士を取得しても手当がつかないの?

介護福祉士を取得することで資格手当がつくかどうかは、働く施設や事業所によって異なります

レバウェル介護(旧 きらケア)が介護福祉士に資格手当の有無を調査したところ、179人の回答者のうち、32人が「資格手当なし」、124人が「資格手当あり」という結果でした(23名は無回答)。「資格手当あり」と回答した人は、「資格手当なし」と回答した人の約4倍なので、介護福祉士に資格手当を支給する職場は多いといえます。

なお、介護福祉士に資格手当がつかないものの、基本給やボーナスでスキルを評価してくれる職場もあるようです。そのため、求人の給与条件を見る際は、手当の有無や金額に加え、基本給や昇給制度、賞与実績なども十分に確認しましょう。

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介護福祉士に資格手当がつく場合の相場

レバウェル介護(旧 きらケア)の調査をもとに、介護福祉士に資格手当がつく場合の金額の相場を以下にまとめました。

資格手当の金額人数
5,000円未満33人
5,000円以上10,000円未満55人
10,000円以上15,000円未満24人
15,000円以上20,000円未満5人
20,000円以上30,000円未満4人
30,000円以上3人


介護福祉士の資格手当の金額として最も多いのは、「5,000円以上10,000円未満」でした。次いで、「5,000円未満」「10,000円以上15,000円未満」と続きます。

一方で、30,000円以上支給される人も少数おり、職場によって資格手当の金額には差があるようです。介護福祉士として高収入を目指す方は、職場の資格手当の金額を事前に確認しておきましょう。

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介護福祉士の資格手当の相場は?取得すると給与がいくらアップするのか解説

介護職の保有資格別の給与

介護福祉士を取得している人の給与は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を取得している人の給与より高い傾向があります。介護福祉士を取得すると、手当がついたり昇給したりする場合が多いため、収入が上がる可能性が高いでしょう。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」をもとに、介護職員の保有資格別の平均給与を以下にまとめたので、ご覧ください。

保有資格平均給与
無資格268,680円
介護職員初任者研修300,240円
介護福祉士実務者研修302,430円
介護福祉士331,080円
ケアマネジャー(介護支援専門員)376,770円
社会福祉士350,120円

参照:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

介護福祉士を取得している人の平均給与は、初任者研修や実務者研修を取得している人の平均給与より約3万円高いようです。レバウェル介護(旧 きらケア)の調査では、初任者研修や実務者研修の修了者は「資格手当なし」という人が半数以上でした。そのため、資格手当がほしいなら、介護福祉士の取得を目指すのがおすすめです。

介護福祉士が資格手当の金額を上げる方法

介護福祉士が資格手当の金額を上げるには、追加で資格を取得したり、資格手当の金額が高い職場に転職したりする方法があります。以下で、資格手当の金額を増やす方法を解説するので、高収入を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

介護福祉士以外の資格も取得する

介護福祉士は、専門性の高い国家資格です。これに加え、仕事に活かせるほかの資格も取得すれば、支給される資格手当の金額が上がる可能性があります。

介護福祉士が取得を目指せる上位資格には、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」や「認定介護福祉士」があります。また、「社会福祉士」を取得すれば、国家資格のダブルライセンスとなり、高い評価につながるでしょう。
ほかにも、「認知症ケア専門士」「認知症介護実践者研修」などの認知症ケアに関する資格が、資格手当の対象になっている可能性もあります。職場の資格手当の対象となる資格を確認し、取得に挑戦してみてください。

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介護福祉士を持っていると取れる資格は?活かし方や取得難易度を解説

資格手当の金額が高い職場に転職する

資格手当の金額が高い職場に転職することでも、高収入を目指せるでしょう。「介護福祉士に資格手当がつく場合の相場」で解説したように、資格手当の金額は施設によって異なります。そのため、介護福祉士は、今の職場より資格手当の金額が高い介護事業所に転職すれば、給与アップが見込めるでしょう。

転職の際は、資格手当だけで応募先を決めず、その他の給与条件や福利厚生などの待遇もしっかり確認することが大切です。求人の仕事内容や休日数、労働時間などと給与条件を照らし合わせることで、納得して働ける転職先を選べるでしょう。

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介護福祉士の資格を取得するメリット

ここでは、介護福祉士の資格を取得するメリットを解説します。介護福祉士を取得しようか悩んでいるという人は、ぜひご一読ください。

仕事の幅が広がる

介護福祉士を取得すると、介護に関する専門的な知識やスキルが身についていると証明できるので、携われる仕事の幅が広がります。責任のある仕事も増えるかもしれませんが、その分、意見を出してやりたいケアを実践できるでしょう。

役職を任される可能性がある

介護福祉士は、職員の教育係やフロアリーダー、介護主任などを任されることがあります。また、介護福祉士を取得することは、介護施設の管理者や、訪問介護のサービス提供責任者などへのキャリアアップにも役立つでしょう。

給与がアップする可能性がある

前述したように、介護福祉士は資格手当がつく可能性があるため、取得することで給与アップを狙えるでしょう。資格手当がつかない場合でも、給与に保有資格に対する評価が反映されていることもあります。

また、介護福祉士は、「介護職員等処遇改善加算」によって給与がアップすることもあるでしょう。介護職員等処遇改善加算とは、事業所の加算区分に応じて、職員の給与アップなどの処遇改善が行われる制度のことです。特に、経験年数の長い介護福祉士には、重点的に加算が配分されます。そのため、高収入を目指す方は、介護職員等処遇改善加算の届出を行っている職場を選ぶのも良いでしょう。
介護職員等処遇改善加算については、「介護職員等処遇等改善加算の対象職員は?配分ルールや要件、旧加算との違い」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

利用者さんから信頼を得やすくなる

介護福祉士は国家資格で知名度が高いので、取得しておくことで利用者さんやそのご家族から信頼を得やすくなるでしょう。「介護のプロがサポートしてくれる」と、安心感を与えることもできます。また、介護福祉士がいることで、職場全体の介護の質の向上も期待できるでしょう。

転職で有利になる

介護福祉士を取得すると、転職で有利になるでしょう。介護福祉士を取得している人は、即戦力としての活躍が期待できるので、採用されやすくなります。求人の資格要件に「介護福祉士以上」と記載がある求人にも応募できるようになるので、職場の選択肢も増えるでしょう。

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パートも資格手当を支給してもらえる?

パートに資格手当の支給があるかどうかは、職場によって異なります。施設によっては、資格手当の支給対象が正社員のみのところもあるかもしれません。

パート職員は、正社員と労働時間や業務内容が違えば、待遇に差がつくこともあるでしょう。合理的な理由があれば、パートと正社員の手当の有無や金額に差があっても問題ないようです。しかし、パートだからといって、正社員と同様の仕事を行っている職員に手当を支給しないのは、違法行為になる可能性があります

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」をもとに、時給制で非常勤として働く介護職員の資格別の平均給与を、以下にまとめました。

保有資格平均給与
無資格111,960円
介護職員初任者研修115,790円
介護福祉士実務者研修130,010円
介護福祉士134,680円
ケアマネジャー(介護支援専門員)136,350円
社会福祉士127,880円

参照:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)

時給制・非常勤の介護職員の平均給与にも、保有資格による違いがあるので、パート勤務の介護職員も資格手当をもらえる可能性があります。なお、パート職員の給与は、勤務時間や職場によって異なるので、あくまで参考としてご覧ください。

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介護福祉士の資格手当に関する質問

ここでは、介護福祉士の資格手当に関する質問に回答します。「介護福祉士は資格手当をもらえるの?」と不安に感じている方は、ぜひご一読ください。

パートの介護福祉士は資格手当をもらえるの?

パートの介護福祉士の資格手当の有無は、施設や働き方によって異なります。パートだからといって一律に時給や手当を決めるのではなく、職務内容やスキルに応じて賃金が決まるのが基本です。介護福祉士は、専門性の高い国家資格なので、パートの職員も資格手当をもらえる可能性があるでしょう。この記事の「パートも資格手当を支給してもらえる?」でも解説しているので、あわせてご覧ください。

介護福祉士の資格手当の相場はいくら?

介護福祉士の資格手当の相場は、5,000円~10,000円程度です。資格手当の金額は施設によって異なるので、介護福祉士の取得を考えている方は、事前に確認しておくと良いでしょう。資格手当の相場については、この記事の「介護福祉士に資格手当がつく場合の相場」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

介護福祉士を取得しても正社員になれないの?

介護福祉士を取得したからといって、必ずしもパートから正社員になれるとは限りません。しかし、介護福祉士を取得し、介護の知識やスキルが評価されれば、正社員に登用される可能性があります。また、同じ職場でキャリアアップするのが難しい場合は、正社員求人に応募して転職する選択肢もあるでしょう。

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まとめ

介護福祉士は、資格手当がつくことが多い傾向にありますが、なかには資格手当がつかない職場もあります。
介護福祉士に資格手当がつく場合の金額は、5,000円~10,000円程度が相場です。介護福祉士を取得している人は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修を取得している人より給与が高い傾向にあります。そのため、高収入を目指す人は、介護福祉士の取得を目指すと良いでしょう。

資格手当の金額を増やすには、追加で資格を取得する方法や、資格手当の金額が高い職場に転職する方法があります。転職するときは、資格手当の金額だけでなく、総収入を確認することが大切です。

「資格手当をもらえる職場に転職したい」「高収入の職場に転職したい」と考えている方は、レバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。プロのアドバイザーが条件に合う求人をご紹介。資格手当をはじめとした、さまざまな手当の有無や金額もお伝えします。「どのような求人があるか気になる…」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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