
この記事のまとめ
- 介護の新人職員が「使えない」と言われる要因は、マナー意識の低さなど
- 失敗して落ち込んだときは、「まだまだ改善の余地がある」と切り替える
- 「使えない介護職員」と言われて辛いときは、転職を考えるのも選択肢の一つ
新人の介護職員の方で、「自分は使えない職員かも…」と不安な方もいるでしょう。仕事ができないと思われる可能性のある職員の特徴として、マナーへの意識が低いことや、積極的に動かないことなどが挙げられます。この記事では、「使えない新人」と言われないためのポイントや、言われたときの対処法をまとめました。仕事に不安がある介護の新人職員の方は、ぜひご一読ください。
介護現場で「使えない新人(職員)」と言われることはある?
介護の現場で「使えない新人」「使えない介護職員」と言われた経験のある方もいるでしょう。もし言われるとすれば、それは相手の個人的な感情や主観から発せられた言葉です。相手があなたに対し、「仕事を任せられない」「仕事ができない」と感じたときに、思わず言ってしまうことがあるかもしれません。
相手に余裕がない場合に言われる可能性はある
人員配置が少なかったり、業務が忙しかったりするなど、周囲の職員に余裕がないときに、思わず発せられる可能性はあります。気持ちや時間に余裕がないと感情的になりやすく、新人介護職員のちょっとしたミスに対して「使えない」と言ってしまうこともあるかもしれません。
また、介護の利用者さんの中には、施設への入所や介護サービスを受けることに不安を抱えている方もいるでしょう。感情が不安定になり、思わずきつい言葉が口に出ることもあるようです。
「使えない新人」は相手の主観
「使えない新人」「使えない介護職員」というのは、相手の主観です。思いがけず「使えない」と言われたときは、「今は忙しかったのかも」「自分に改善できることがあればやってみよう」のように、前向きに捉え、あまり気にしないようにしましょう。
「使えない」という言葉は、言われた側は深く傷つく可能性があるので、本来言うべきではありません。しかし、相手にも余裕がなかったり、認知症の症状の一つでどうしようもなかったりすることもあることを留意しておきましょう。もし言われてしまったら、指摘された内容を振り返ることに専念したり、改善に努めたりするのがおすすめです。
その悩み、解決できるかも
周りから「使えない」と思われる新人介護職員の特徴
職場のスタッフから「使えない」と思われてしまう新人介護職員の特徴として、「マナー意識が低い」「積極性に欠ける」などが挙げられます。
新人のうちは初めて行う仕事が多いため、ミスや失敗をしただけで「使えない」と判断されることは少ないでしょう。新人のうちに「仕事ができない」と言われるのは、やる気のなさを感じる言動が原因かもしれません。
ここでは、周りから「使えない」と思われる可能性のある介護職員の特徴をまとめました。自身の勤務態度を振り返り、チェックしてみましょう。
挨拶やマナーに対する意識が低い
挨拶をしたり敬語を使ったりなど、マナーを守ることは社会人としての基本です。マナーへの意識が低いと、周囲から信頼して仕事を任せてもらうのは難しく、「使えない」と思われてしまうかもしれません。
介護職は、ほかの職員や事務員、看護師、利用者さんなど、人と接する機会が多い仕事です。目を合わせて挨拶をしたり、サポートしてもらったときにお礼を伝えたりするなど、基本的な行動が取れないと、信頼関係を築きにくくなる可能性があります。
自分から積極的に行動できない
先輩や上司から言われたことしかやらない職員は、周囲から「使えない」と思われるかもしれません。仕事の遅さやミスは、慣れや工夫次第で改善できます。しかし、自発的に動くことは本人の意識次第です。
なかには、「何をすればいいのか分からない」「勝手に動いたら怒られそう…」という不安から、なかなか動けない方もいるでしょう。迷ったときは、先輩スタッフにできる仕事がないか聞いてみると、仕事に前向きな姿勢が伝わります。
同じミスで何度も注意される
同じ質問やミスを繰り返す介護職員は、「使えない新人」と思われる可能性があります。仕事に慣れないうちは、ミスをするのは仕方のないことです。しかし、何度も同じ失敗をしているにもかかわらず、メモを取らなかったり気をつける素振りがなかったりすると、「やる気がない人」だと判断されてしまうかもしれません。
仕事を見て覚えることも大切ですが、メモにきちんと残しておくと、分からなくなったときに安心できます。不明点があるときは、できる限りその場で質問し、解消するのがおすすめです。
できないことを素直に伝えない・言い訳をする
自信がない仕事をそのままにしておくのは、ミスにつながる恐れがあります。新人であっても、ミスをして利用者さんの安全を損なえば、信用を失うかもしれません。「一度教えてもらったけど、まだ仕事を覚えきれていない…」というときは、素直に相談してみましょう。
また、失敗したときに、他人のせいにしたり言い訳をしたりすると、「責任感のない人」というイメージを持たれやすいので、注意が必要です。
嫌な仕事や苦手なことを避ける
嫌な仕事や苦手な仕事を避ける介護職員は、周りのスタッフから不満を持たれやすいといえます。得意な仕事だけを選んでいると、任せられる業務が少なくなり、周りから「使えない」と思われることもあるでしょう。
特に、「その仕事はできません」と最初から努力をしない態度は、ほかのスタッフから距離を置かれる原因にもなります。職場の人間関係に悪影響を及ぼしかねないので、仕事を選ぶような言動は避け、苦手な仕事にも積極的に取り組みましょう。
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利用者さんから「使えない」と思われる新人介護職員の特徴
利用者さんの中には、特定の介護職員を避けたり嫌ったりする方がいることもあります。同僚や先輩からは不満を持たれなくても、利用者さんから「使えない」と思われる場合があるようです。
ここでは、新人の介護職員が利用者さんから「使えない」と思われてしまう主な理由をまとめました。利用者さんと円滑なコミュニケーションを取るためにも、チェックしてみましょう。
不安な気持ちが介護に表れている
介助を行う際に、自信がなさそうだったり焦っていたりすると、不安な気持ちが介護に表れ、利用者さんに伝わってしまいます。新人のうちは、慣れない介護に苦戦することもあるかもしれませんが、表情や言葉に出さないように気をつけましょう。
特に、認知症を患っている利用者さんは自己表現が難しい分、他人の感情変化に敏感な傾向があります。利用者に安心して介護サービスを利用してもらうためには、介護職員の態度も大切な要素になるといえるでしょう。
利用者さんの気持ちを汲み取れない
相手の気持ちを上手く汲み取ることができないと、利用者さんから「使えない」と思われてしまうかもしれません。要介護度が高かったり、認知機能が低下していたりする利用者さんは、自分の希望を上手く伝えられないことがあります。気持ちを汲み取ってもらえないと、日常的にストレスを感じる原因になる可能性もあるでしょう。
しかし、ある程度の経験や信頼関係がないと、利用者さんの気持ちを汲み取るのは難しいといえます。新人のうちは上手くできないこともありますが、相手の気持ちに寄り添った介護を心掛けることで、利用者さんの性格や考え方を理解できるようになるでしょう。
丁寧な対応ができない
丁寧な対応ができない介護職員は、「使えない新人」と言われる可能性があります。担当する利用者さんが多かったり、業務が忙しくなったりすると、流れ作業のように対応してしまうこともあるでしょう。しかし、雑な対応をされて気持ちが良い利用者さんはいません。声掛けや介助中の気遣いは、信頼関係を構築する基本といえるので、利用者さんへのケアは丁寧に行うことが大切です。
介護の新人職員が悩む理由
ここでは、介護の新人職員が悩む理由についてご紹介します。悩みについての対処法もご紹介するので、参考にしてみてください。
介護の新人職員によくある悩み
下記は、新人介護職員によくある悩みです。
- 先輩が忙しくなかなか指導してもらえない
- 仕事をこなすのが遅い
- 仕事の相談をできる相手がいない
先輩が忙しくてなかなか指導してもらえないと感じることもあるかもしれませんが、人手不足の現場では、教育が行き届きにくい場合もあります。「新人だから放置されているのかな…」と悩むときは、自分から質問やサポートをするなど、行動してみましょう。
介護現場の新人の悩みについては、「介護職の新人放置が起きる理由は?対処法や職場選びに失敗しない方法を解説」の記事もチェックしてみてください。
また、新人の仕事が遅いのは、よくあることです。むしろ、はじめのうちは慎重に行ったほうが良い業務もあるので、あまり気にする必要はありません。
仕事の相談相手がいないと感じるときは、職場以外の人に話してみるのも方法の一つです。家族や友人に話すだけでも、自分の気持ちを整理できることがあるので、身近な人に相談してみましょう。長く働き続けるためには、悩みを抱えすぎないことが大事です。
介護の新人職員によくある失敗例
下記は、介護の新人職員によくある失敗例です。
- 何度も同じミスをしてしまった
- 教えてもらったことを忘れてしまった
- 正しい方法で介護ができなかった
新人のうちは、仕事の手順やその工程を間違えてしまうことも少なくありません。とはいえ、介護職は利用者さんの安全が第一なので、間違えたことは振り返り、着実に覚えていきましょう。もし、一人での対応が難しそうな場合は、無理せず応援を呼ぶようにしてください。
何度も同じ失敗を繰り返している場合は、メモを取ったり、先輩に質問してみたりするなど、きちんと改善することも大事です。ミスをして落ち込む気持ちを切り替えたいときは、「【介護職】ミスしたときに落ち込む人の特徴を解説!気持ちを切り替える方法」もチェックしてみてください。
「使えない新人」「使えない介護職員」と言われないためには?
介護のイロハが分からないうちは、「自分は使えない介護職員かも…」と不安になることもあるでしょう。しかし、未経験から介護職として働く場合、介護スキルが不足した状態からスタートすることになるので、過度に悩む必要はありません。
以下は、レバウェル介護(旧 きらケア)で調査した「未経験の介護職に、入職時点で求めること」についてのアンケート結果です。
求めること | 必須 | あると良い | なくても可 |
コミュニケーション能力 | 134人 | 105人 | 8人 |
利用者さんへの思いやり | 180人 | 61人 | 6人 |
報告・連絡・相談 | 184人 | 60人 | 3人 |
素直さ | 148人 | 92人 | 7人 |
仕事を覚える気持ち | 170人 | 76人 | 1人 |
新人職員には、介護スキル以外の資質を求められる傾向にあるようです。介護に関する知識や技術よりも、利用者さんに対する思いやりや、報告・連絡・相談をしっかりすることなどが重要といえるでしょう。
以下で、新人の介護職員が「使えない」と言われるのを防ぐために、意識したいポイントをご紹介します。
教えてもらったことはすぐにメモを取る
初めて教わる仕事は、あとから確認できるように手順をメモに残しておきましょう。「まずは見て覚えてほしい」と言われた場合は、教えてもらったあとにメモを取るのがおすすめです。
メモが間に合わないときや理解が追いつかない部分は、同僚や先輩に確認して、やり方を明確にしておきましょう。きちんとメモを取ったうえでの質問であれば、マイナスイメージを持たれることは少ないかもしれません。いつでもメモを取れるように、仕事着のポケットにメモ帳とペンを入れておくと安心です。
分からないことは放置せずに解決する
分からないことは放置せず、その場で確認や質問をしましょう。教えてもらったときは理解できても、いざ実践してみると上手くいかなかったということは珍しくありません。そのままにしておくと、あとで自分が困ったり、ほかの介護職員に迷惑をかけてしまったりするため、すぐに解決するのがおすすめです。
新人介護職員の中には、質問する勇気が出ない人もいるかもしれません。しかし、素直に聞くことで、先輩や上司が「やる気がある」「素直な人」と考えてくれることもあります。
質問する際は、「前に教えていただいたのですが、〇〇の部分に不安があります」というように、自分の理解度や現状が相手に伝わるように、丁寧に説明してみてください。
ただし、介護の仕事には、手を離せないタイミングもあります。質問をする際は、先輩の様子を見て声をかけても大丈夫そうかを判断するのがポイントです。
率先してコミュニケーションを取る
利用者さんやほかの介護職員に対して、積極的にコミュニケーションを取るのもおすすめです。雑談が難しいと感じる方は、出退勤時や利用者さんへの声掛けの際に、元気良く挨拶するだけでも、好印象につながります。
挨拶はコミュニケーションの基本であり、新人の介護職員が簡単に実践できる行動です。自然に挨拶ができるようになったら、「今日は体の調子はどうですか?」「すっかり暑くなりましたね」など、会話を発展させてみましょう。
堂々と介護に取り組む
利用者さんの前では、堂々とした態度で介護に取り組みましょう。新人のうちは、介護スキルや知識に自信が持てないかもしれません。しかし、前述のとおり、介護職員に自信がないと、利用者さんは「この人に任せて大丈夫かな…」と不安を感じてしまいます。
堂々と介護に取り組むには、笑顔を意識するのがおすすめです。仕事に慣れて自信がつけば、より堂々と介護に取り組めるようになるでしょう。
高い介護スキルを持つ職員の方法を模倣する
新人のうちは、自分の目標や理想となる職員を見つけて、真似をしてみるのも良いでしょう。高い介護スキルを持っている職員や、利用者さんと和気あいあいと話すのが得意な職員など、得意とする分野別に真似をする人を変えるのもおすすめです。
もし、間近で介護のノウハウを学びたいときは、先輩職員に見学を申し出てみましょう。仕事を覚えようとする意欲が伝わり、より丁寧に教えてくれるかもしれません。
独り立ちが早いと感じる場合は上司に相談する
独り立ちの期間は、個人の成長度合いによって異なります。「まだ介護の業務を覚えきっていない」「1人で利用者さんと接することに不安が残っている」と感じているうちは、独り立ちしても思うような介護ができない恐れがあるので、上司に正直に伝えてみましょう。
介護業界専門の転職エージェントレバウェル介護(旧 きらケア)では、「未経験で介護職を始める人の独り立ちにかかる期間」をアンケート調査した結果、下記のような結果になりました。
独り立ちまでの期間 | 割合 |
1週間以内 | 4.9% |
2週間以内 | 5.3% |
1ヶ月以内 | 21.9% |
3ヶ月以内 | 31.2% |
6ヶ月以内 | 13.8% |
1年以内 | 4.0% |
介護職の独り立ちには、1~3ヶ月程度かかるのが一般的です。介護の知識や技術は、徐々に身につくものなので、すぐに仕事を完ぺきにこなすのは、難しいといえます。
もし、入ってすぐに独り立ちを提案されたり、「仕事を覚えるのが遅い」と心無い言葉を言われても、気にする必要はありません。
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「自分は使えない介護職員かも…」と感じたときの対処法
新人のうちは、ミスをしたり、初めての仕事に時間がかかったりするのは、珍しいことではありません。ネガティブな思考に陥ることもあるかもしれませんが、まずは落ち着いて現状を整理してみましょう。
ここでは、新人の介護職員が仕事に悩んだときの対処法をご紹介します。
悩んでいる時点で改善の余地があると考える
「自分は使えない介護職員かも」と悩むのは、介護職員として明確な目標がある証拠です。できないことや苦手なことをしっかりと理解しているからこそ、不安に感じることもあるでしょう。現状を打破したい気持ちがあるなら、改善の余地は十分にあります。
新人のうちは、仕事が上手くいかず、「自分は使えない」「介護職に向いていない」という思考に陥ったりするかもしれません。悩むときは、「自分の課題について真剣に考えている時点で、改善の見込みがあるんだ」と前向きに考えるのがおすすめです。
上手くいかないことがあって当たり前と考える
お伝えしているように、新人のうちは上手くいかないことがあっても、決して珍しいことではありません。ベテランの介護職員でも失敗することはあるので、初めての業務でちょっとしたミスをしても、引きずりすぎないようにしましょう。先輩の介護職員も、「新人をフォローするのも仕事の一環」だと考えているはずです。
ただし、「何度もミスをしてもいい」というわけではありません。同じミスを繰り返さないように、原因を分析して再発防止策を考えましょう。大事なのは、仕事の手順をしっかり覚えることや、失敗を恐れず何度もチャレンジする姿勢です。自分では原因やミスの防ぎ方が分からないときは、先輩や同僚に相談するのも良いでしょう。
上手に対応できたときのことを思い出す
モチベーションをアップさせるには、利用者さんに喜んでもらえたときや、正しいやり方で介護ができたときのことを思い出してみるのが効果的です。失敗が続くと、「自分は介護職に向いていないんだ」と落ち込むこともあるかもしれません。しかし、入社したてのころと比べると、できるようになったこともあるはずです。ネガティブなことだけでなく、自分の強みや成長も振り返り、ポジティブに気持ちを切り替えてみましょう。
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介護の現場で「使えない新人」と言われて辛いときは?
介護の現場で「使えない新人」「使えない介護職員」などと言われ、辛いという方もいるかもしれません。そのようなときは、仕事への自信をつける努力をするのと同時に、「新人イビリ」ではないかを判断しましょう。
できる仕事を少しずつ増やして自信をつける
できない仕事や失敗の多さに注目すると、自信を失いがちです。新人の介護職員にもできる仕事を少しずつ増やして、自信につなげてみましょう。
たとえば、備品の管理や食事の準備・後片付け、リネン交換は、特別な知識や技術がなくても行える仕事です。できる仕事をこなし、頑張りを評価されれば、「使えない」などという言葉をかけられることは減るでしょう。地道にできることを増やしていけば、自信につながるだけでなく、周囲にも伝わる可能性があります。
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単なる新人イビリでないか考えてみる
ミスが減り、自信を持って介助ができるようになったにもかかわらず、「使えない新人」と言われる場合は、単なる新人イビリの可能性があります。「使えない新人」など心無い言葉をかけられると、「自分に非があるのでは」と思ってしまう方もいるかもしれません。そのようなときは、一度冷静になり、自分の仕事ぶりを振り返ってみてください。
どれだけ実力がついても、陰口や文句を言われてしまうことはあるようです。新人イビリだと判断できる場合は、「自分は悪くない」と考え、気にしないようにしましょう。
とはいえ、介護の仕事は職員同士での協力が必要不可欠なので、人間関係が悪くなると働きにくいと感じる人も。努力が認められず、精神的に追いつめられるような職場で働くのは、心身に悪影響を及ぼす恐れがあります。働き続けるのが辛い場合は、異動や転職を検討してみると良いでしょう。
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職場や仕事内容が合わない場合は転職を検討する
働き続けるのが辛いと感じているなら、ほかの介護施設や事業所への転職を視野に入れてみましょう。介護業界は人手不足で、常に多くの求人が出ているので、あなたが自分らしく介護を続けられる職場も見つけやすいといえます。
また、「自分に介護の仕事が合っているのか分からない」と感じている場合は、一度休職を申し出て仕事と距離を取ってみるのも方法の一つです。落ち着いて考えられる環境が整ったら、「介護職に向いていない・辞めたいと悩む人の特徴は?本当に退職して良いの?」の記事を参考に、これからの方向性を考えてみましょう。
自身で判断するのが不安な方は、介護業界専門の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。介護施設にはさまざまな形態があり、それぞれが提供する介護サービスも異なるので、「自分で選ぶのは難しい」という方もいるでしょう。レバウェル介護(旧 きらケア)では、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたにぴったりの職場をご提案します。
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「使えない介護職員」に関するよくある質問
ここでは、「使えない介護職員」というキーワードに関するよくある質問を紹介します。「職場に困った介護職員がいる…」という方は、参考にしてみてください。
仕事が遅い中堅介護職員がいます…どうすれば良いですか?
介護職員によって、仕事の進め方やスピードは異なるので、あまり気にしないようにしましょう。一般的に、ある程度ベテランになってくると、仕事に対する知識が増え、視野が広がることで効率良くこなせるようになるものです。その一方で、「利用者さんに寄り添った介護がしたい」など、自分なりの介護観を持ち始める時期でもあります。仕事が遅いのは、作業効率ではない部分にこだわりを持っているのかもしれません。
ただし、業務に支障が出ているのであれば、本人の話を聞いたうえで、相談してみると良いでしょう。
周りにやる気のない職員がいたらどうすれば良いですか?
自分から仕事をしない職員が原因で、現場の雰囲気が悪くなっていたり、利用者さんに迷惑がかかっていたりする場合は、上司に相談したり、面談を提案したりしましょう。周囲に言われるまで仕事をしない職員がいると、指示を出す人の負担になってしまうので、早めに対策するのがおすすめです。職員と面談する場合は、「介護の現場では自ら考えて動くことも必要」ということが伝わるように話すのがポイントです。
介護職員の教育のポイントについては、「新人介護職員の教え方はこれでバッチリ!指導のポイントを8つご紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
まとめ
忙しい時期やバタバタしているタイミングで、「使えない新人」「使えない介護職員」と言われてしまうこともあるでしょう。その場合、相手の気持ちに余裕がなかっただけの可能性もあります。言われたときは傷つくかもしれませんが、「勢いで出てしまった言葉なのだろう」と、過度に気にしないようにすることが大切です。
初めての職場で「使えない介護職員」と言われてしまわないか不安なときは、教えてもらったことはメモを取る、分からないことはすぐに質問するといった、仕事に前向きな姿勢をアピールしましょう。未経験から介護職を始めたなら、できない仕事が多くて当然です。利用者さんや職員とコミュニケーションを取りながら、少しずつスキルを磨くことを意識しましょう。
仕事をきちんとこなしても「使えない介護職員」と言われるときは、単なる新人イビリの可能性もあります。そのような場合は、早めに上司に相談して、改善してもらいましょう。それでも改善が見込めない場合は、転職を検討してみることをおすすめします。
介護職専門の転職支援サービスのレバウェル介護(旧 きらケア)では、経験豊富なキャリアアドバイザーが、マンツーマンで転職をサポートします。現在の職場で抱えている問題点や、転職で求める条件を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な求人をご紹介。まずは、どのような職場があるのかを見てみるだけでもOKです。サービスは無料なので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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