Quantcast
Channel: レバウェル介護 介護職向けお役立ち情報(旧 きらッコノート)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

就労継続支援B型事業所の職員の悩みとは?対処法や仕事を続けるコツも解説

$
0
0
就労継続支援b型職員悩みに関する記事のタイトル画像

この記事のまとめ

就労継続支援B型の仕事にお悩みの職員の方もいるのではないでしょうか?悩みがあるときは、家族やほかの職員、上司に相談してみましょう。利用者さんとのコミュニケーションを改善したいなら、伝え方を工夫するのも効果的です。この記事では、就労継続支援B型の職員の悩みや対処法、利用者さんとのコミュニケーションのコツを解説します。仕事を続けるためにできることもまとめたので、ぜひ参考にしてください。

就労継続支援B型の職員が抱えがちな悩み

就労継続支援B型事業所の職員は、業務量が多いことや、利用者さんとのコミュニケーションが難しいことなどから、悩みを抱える場合があります。ここでは、就労継続支援B型の職員が抱えがちな悩みを紹介します。

仕事量が多く利用者さんに向き合う余裕がない

就労継続支援B型の職員が抱えがちな悩みの一つとして、仕事量が多く利用者さんに向き合う余裕がないことが挙げられます。利用者さんの健康管理や相談対応、技術指導など、幅広い業務に対応するため、「忙しくて大変」と感じることがあるようです。

また、就労継続支援B型事業所で働いていると、報酬請求や利用に関する手続きなどの事務作業に追われてしまうこともあります。利用者さん一人ひとりに寄り添いたいと思っているのに、業務に追われて利用者さんを手厚く支援をする余裕がなくなってしまい、悩むこともあるでしょう

▼関連記事
就労継続支援B型の仕事内容は?職員の1日の流れと働くメリットを解説!

利用者さんとのコミュニケーションが大変

就労継続支援B型事業所では、障がい特性や利用者さんの個性に合わせたコミュニケーションが求められます。利用者さんは、大きな音やほかの人の行動が気になり、作業中に感情が不安定になってしまう場合があり、どのように接するのがベストなのか悩む方もいるでしょう。

また、利用者さんが大勢いるなかで、全員に意識を向けるのが難しいと感じる職員もいます。やる気を出せずにいる利用者さんがいて、作業を止めてしまうこともあるでしょう。人手が充実していないと、同時に複数の利用者さんに意識を向けるのが難しいため、コミュニケーションに悩んでしまうのも無理はありません。

人間関係や労働環境に問題がある

威圧的な態度をとったり陰口を言ったりするスタッフがいるなど、人間関係に関する悩みを抱えている方もいます。萎縮してうまくコミュニケーションが取れないと、業務にも悪影響を及ぼすおそれがあり、悪循環に悩むこともあるかもしれません

また、適切な設備が整っていなかったり休みにくかったりといった、労働環境の問題も、ストレスを感じる原因の一つです。長時間労働や休憩が取れない状況が続いていると、体力的にも精神的にも負担になってしまいます。

利用者さんの仕事が見つからない

利用者さんの工賃改善や仕事の確保も、就労継続支援B型の職員の仕事です。工賃を改善するには、関係機関と信頼関係を築き、仕事を多く受注したり単価交渉をしたりする必要があります。

利用者さんの仕事を増やすため、受注先に協力を仰いでも、うまくいかなかった場合、対応に困ってしまうことがあるでしょう。仕事を確保するためには、パンフレットや事業所のWebサイトなどで、活動内容を知ってもらうのがおすすめです。

給料が増えない

頑張って仕事をしても、給料が増えないことに悩む職員もいるでしょう。就労継続支援B型事業所の収入源は、障害福祉サービスに対する報酬がメインです。報酬額の基準は国が決めており、事業所で独自に増やすことはできません。公費から社会福祉に使える財源には限りがあり、際限なく報酬額を増やせないといった事情から、就労継続支援B型の給料が低い傾向にあると考えられます

厚生労働省の「令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果(p.80)」によると、就労継続支援B型事業所で働く福祉・介護職員の平均給与は、27万9,990円でした。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査結果の概要(p.20)」によると、全職業平均年収は、458万円となっており、これを12ヶ月で割ると38万1,667円となります。
就労継続支援B型の職員の平均給与は、全産業の平均と比較して、月額10万円程度低いことが分かります。

ただし、上記は比較元のデータが異なり、単純比較できるものではないため、あくまで参考程度にお考えください。

障害者支援の仕事に向いていないと感じる

利用者さんに丁寧に接したいと思っているのに、ついイライラしてしまったり、話をする余裕を作れなかったりして、「障害者支援の仕事に向いていないのかも」と落ち込んだ経験がある人もいるかもしれません。仕事に余裕がないのは、自分自身だけでなく、人手不足といった職場環境が原因のこともあります。

また、新人のうちは、なかなか仕事を覚えられず焦ってしまったり、「向いていない」と悩んでしまったりしやすいでしょう。障害者支援の仕事に就くのが初めての場合、イメージと現実にギャップを感じてしまう人もいます。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

就労継続支援B型の職員の悩みへの対処法

ここでは、就労継続支援B型の職員の悩みへの対処法を紹介します。「仕事を続けるためにも悩みを解消したい」と考えている方は、ぜひご一読ください。

介護や福祉に関する資格を取得する

利用者さんの支援に難しさを感じているなら、介護や福祉に関する資格を取得し、知識を深めるのがおすすめです。障害者支援への理解を深めることで、適切な支援ができるようになります。「この仕事に向いていないかも」とお悩みの方も、知識を深めることで、興味ややりがいを感じられるかもしれません。

社会福祉士や精神保健福祉士、介護福祉士などの専門性の高い資格を取得すれば、資格手当が支給され、給与アップにもつながる可能性があります。就労継続支援B型の職員に役立つ資格は、「就労継続支援B型の職員に資格は必要?仕事に役立つ研修や国家資格を解説!」の記事で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

家族やほかの職員に相談する

利用者さんとのコミュニケーション方法に悩みがあるなら、ほかの職員に相談してみましょう。経験の長い職員と話すことで、具体的なアドバイスや解決につながるヒントが得られるかもしれません。

また、体力や精神的に負担を感じ、仕事が自分に合っているのか自信が持てない場合、家族など身近な人に相談するのがおすすめです。悩みを相談することで、気持ちが落ち着いたり、状況が整理できたりすることもあるでしょう。

上司に相談する

人間関係や労働環境に問題がある場合は、上司に相談することで、具体的な解決案が見つかるかもしれません。職場環境が悪い場合、自分の努力だけで状況を改善するのは難しいので、無理せず相談してみるのがおすすめです。

また、利用者さんに仕事を提供するための営業がうまくいかない場合も、施設運営の効率化や改善につながるアドバイスをもらえる可能性があります

利用者さんとのコミュニケーションを改善する方法

ここでは、就労継続支援B型の利用者さんとのコミュニケーションを改善する方法を紹介します。「どのようにコミュニケーションをとるのが良いのか」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

自分の対応に問題がなかったか振り返る

利用者さんが心を開いてくれないときは、自分に原因がないか振り返ってみましょう。人によって態度を変えたり、冷たい態度をとっていたりする場合、利用者さんと信頼関係を築くのは難しいでしょう。不適切な対応を続けると、問題に発展する可能性もあるので、注意が必要です。

また、障害者支援の仕事に慣れていない方は、「優しく接しよう」と思った結果、子どものように扱ってしまうことも。利用者さんに失礼な対応をしないよう、普段から気をつけてみてください。

言葉以外の方法で理解してもらう

指示を聞いて理解することが苦手な利用者さんには、イラストを使ったり文字で見せたりと、口頭以外の方法で伝える工夫をしてみましょう。コミュニケーションの取り方を変えることで、利用者さんがスムーズに理解できることもあるので、「自分の説明を理解してもらえない…」とお悩みの方は、ぜひ試してみてください。

スケジュールやパターンを定型化する

環境の変化に対応するのが苦手な利用者さんの場合、業務のフローに変化があると混乱してしまい、スムーズに作業できないことがあります。生産活動の流れを固定し、1日のスケジュールを決めることで、利用者さんが対応しやすくなる場合もあるため、試してみるのもおすすめです

否定せずにゆっくり話を聞く

利用者さんとコミュニケーションをとる際は、否定せずに傾聴することを心掛けましょう。やわらかい口調や表情を意識して利用者さんと接すると、相手に安心してもらえるようになるかもしれません。職業指導といった支援の際に、自分の話を聞いてもらうためには、まずは利用者さんの話をゆっくり聞いて理解を示すことが大切です。

具体的に分かりやすく伝える

「あそこで」「もう少し」など、抽象的な表現で伝えると、利用者さんがどうしたら良いか分からなくなってしまうことがあります。そのため、「テーブルの前で」「5分後に」など、具体的に分かりやすく説明することを意識しましょう

就労継続支援B型の仕事を続けるためにできること

悩みを抱えたままでいると、ストレスで体調を崩したり、辞めたい気持ちになったりするおそれがあります。ここでは、就労継続支援B型の仕事を続けるためにできることを紹介するので、ぜひ試してみてください。

仕事を忘れてストレス発散する時間を作る

勤務時間外にも仕事のことで悩み続けていると、気が滅入ってパフォーマンスが落ちてしまうおそれがあります。オフのときは、趣味に没頭するなど、楽しく過ごすよう心掛けましょう。ストレス発散には、身体を動かしたり旅行をしたり、美味しいものを食べたりするのがおすすめです。

ほかにも、好きな音楽を聴くことや、入浴剤を入れてゆっくりとお風呂に浸かることが気分転換になる場合もあるので、自分に合った気分転換の方法を探してみましょう。

生活リズムを整える

生活リズムが乱れていると、体調を崩して仕事を辞めざるを得ない状況になる可能性があります。寝不足や食生活の乱れにより、ネガティブになってしまうこともあるので、生活リズムが崩れている人は、意識して体調管理をしてみてくださいね

仕事のやりがいを探してみる

「辞めたい」と思ったときは、日々の仕事のなかで得られるやりがいを思い出してみましょう。たとえば、「ミスなく請求業務を終えた」「カリキュラムを円滑に進行ができた」「利用者さんの就職が決まった」など、気持ちの良い仕事ができたことがあるのではないでしょうか。

また、仕事を通じて社会貢献でき、利用者さんやそのご家族に感謝されることが、やりがいにつながる人もいるでしょう。仕事のやりがいを意識することで、大変に感じる部分があっても、「頑張ろう」と思えることがあります。

具体的な目標を設定する

資格取得やキャリアアップを目指すなど、具体的な目標を設定するのもおすすめです。明確な目標があるとモチベーション維持になります。目標があると、「辞めたい」と感じるようなきつい状況も、「目標のため」と捉えて頑張れるかもしれません。

▼関連記事
障害者施設の仕事のやりがいとは?サービス内容や向いている人の特徴を解説

悩みが解決しないときは転職エージェントに相談してみよう

努力しても悩みが解決しないときは、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。転職するか迷っている方は、衝動的に判断すると後悔する可能性もあるので、第三者に相談してみてキャリアを検討すると良いでしょう。「今の仕事を続けるのか」「転職するのか」どちらが良いか比較してみることで、前向きな選択ができます。

「転職すべきか分からない」「今感じている悩みのない職場で働きたい」という方は、介護・福祉業界に特化した転職エージェントの「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。業界の求人情報に精通したアドバイザーが、一人ひとりのお悩みを伺い、キャリアの相談や求人の提案を行います。

福祉施設の採用担当者と直接連絡をとっているので、職員へのフォロー体制や教育体制が整っているかといった、職場環境の実情をお伝えすることも可能です。サービスはすべて無料でご利用いただけるので、まずは気軽にご相談ください。

▶障害者施設求人一覧ページはこちら

就労継続支援B型の職員に関するよくある質問

ここでは、就労継続支援B型の職員の退職に関するよくある質問に回答します。就労継続支援B型の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

就労継続支援B型の職員はきついの?

就労継続支援B型事業所の職員は、業務量が多く、仕事がきついと感じることがあるようです。また、利用者さんとのコミュニケーションや、職場の人間関係に悩む人もいます。就労継続支援B型の職員の仕事の大変さは、「就労継続支援B型の職員はきつい?仕事が大変と感じる理由や対処法を解説!」の記事で詳しく紹介しているので、チェックしてみてください。

就労継続支援B型の職員に向いているのはどんな人ですか?

就労継続支援B型の職員は、利用者さんだけでなく外部の事業所とも関わるため、人とのコミュニケーションが好きな人に向いているでしょう。「相手の立場に立って考えられる」「思いやりがある」といった人にも向いています。また、利用者さんと適切なコミュニケーションをとるための観察力や、客観的な判断力がある人も、就労継続支援B型の職員として活躍できるでしょう。

就労継続支援B型の職員の役割は何ですか?

就労継続支援B型の職員の役割は、障がいや難病がある利用者さんの職業指導や生活支援を行うことです。利用者さんごとに適切な仕事を配分することや、業務の説明・指導を行うこと、相談対応などが仕事内容です。また、ハローワークや障害者就業・生活支援センターなどと連携をとり、利用者さんの就労移行支援や仕事の獲得も行います。

まとめ

就労継続支援B型の職員の悩みは、仕事量が多く利用者さんに向き合う余裕がないことや、利用者さんとのコミュニケーションが難しいことなどです。仕事が思うようにいかないと、「障害者支援の仕事に向いていない」と感じ、つらい気持ちになってしまう人もいるでしょう。

仕事の悩みの対処法として、家族やほかの職員に相談してみる方法があります。人間関係や利用者さんとのコミュニケーションにお悩みの場合、話すことですっきりしたり、アドバイスをもらえたりすることがあります。また、職場環境に問題がある場合や、給料に不満がある場合は、上司に相談することで、具体的な解決案が見つかるかもしれません。

利用者さんとのコミュニケーションを改善するには、まずは自分の対応に問題がなかったか振り返ってみましょう。否定せずにゆっくり話を聞いたり、具体的に分かりやすく伝える努力をしたりすることが大切です。また、指示を聞いて理解することが苦手な利用者さんもいるため、イラストや文字を使うなど、言葉以外の方法で伝えるといった工夫もしてみましょう。

「今感じている仕事の悩みから解放されたい」「転職したいけど自信がない」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)をご利用ください。求人の紹介に加え、面接対策や履歴書作成といったサポートも行っています。相談だけの利用も歓迎なので、ぜひご活用くださいね。

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

Trending Articles