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ケアマネのやりがいとは?目指すメリットや資格の取得方法も解説

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この記事のまとめ

「ケアマネのやりがいはどんなものがあるの?」と気になる方もいるでしょう。ケアマネは、自分の考えたケアプランによって利用者さんの状況が改善したときや、利用者さんやそのご家族に感謝されたときに、やりがいを感じるようです。この記事では、ケアマネのやりがいや仕事内容、資格取得のメリットを解説します。ケアマネになる方法も解説するので、介護業界で活躍したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?業務内容や役割を解説!

ケアマネがやりがいを感じるのはどんなとき?

ここでは、ケアマネとして働くやりがいを解説します。「どんなやりがいがあるの?」と気になる方は、ぜひご覧ください。

利用者さんやそのご家族から感謝されたとき

利用者さんやご家族から感謝されることで、ケアマネとしての頑張りが報われ、「この仕事をしていて良かった」と思えることがあるでしょう。ケアマネの仕事は、利用者さんやそのご家族に寄り添い、最適なケアを提供できるよう調整することです。

ケアマネとして働いていると、利用者さんやそのご家族から「楽しそうに過ごせているようです」「おかげさまで状態が安定しています」「この施設を選んで良かった」といった感謝の言葉をもらえることがあります。

自分の考えたケアプランによって利用者さんの状況が改善したとき

利用者さんが自立した生活を続けられるかどうかは、担当するケアマネの力量に掛かっているといっても過言ではありません。自分の作成したケアプランに沿って介護サービスが提供されるため、自立支援につながるケアを組み込めば、利用者さんは支援を受けながらも役割をもって生活できるでしょう。

ケアマネは、福祉業界で経験を積みながら、介護支援のスキルを身につけています。そのため、自分の知識や経験を活かして作成したケアプランを展開することで、利用者さんに良い変化がみられたときは、やりがいを感じられるでしょう

要介護者やそのご家族に寄り添い信頼関係が築けたとき

利用者さんやそのご家族の相談に乗ることで、不安が解消して安堵する顔を見られることもあります。ケアマネとして周囲に必要とされて貢献できることに、やりがいを感じる人もいるでしょう

ケアマネは利用者さんのケアプランを作成するだけではなく、まだ介護保険を利用していない方からの相談に応じることもあります。専門性の高い知識やスキルを活かしてアドバイスをしたり、気持ちに寄り添って対応したりすることで、利用者さんや地域の高齢者との信頼関係が生まれ、頼られることもあるでしょう。

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そもそもケアマネ(ケアマネジャー)とは?

ケアマネとは、ケアマネジャーの略称で、要介護者やそのご家族のサポートを行う人を指します。ケアプランの作成や相談対応を通じて、利用者さんを支援する仕事です。

ケアマネの具体的な仕事内容

ケアマネは、介護保険の利用者さんの援助方針を決定する仕事です。ケアプランの作成からモニタリングまで、介護に関する全体的なマネジメント業務を担っています。ここでは、ケアマネの具体的な仕事内容をご紹介します。

介護サービスに関する相談対応

介護施設や自宅で暮らす介護を必要としている方の相談に乗り、適切な介護が受けられるよう関係機関・多職種と連携することが、ケアマネの仕事です。介護を求めている方の心身の状態はどうなのか、自立した生活を続けるためにどのような介護サービスが必要なのかといった視点で、ケアプランを作成するための情報を集めます。

要介護認定の申請代行

利用者さんが介護保険サービスを利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。利用者さんやそのご家族が申請を行うこともできますが、書類をそろえたり役所に出向いて手続きを行ったりと、手間が掛かるものです。そのため、ケアマネが要介護認定の代行をすることも多いでしょう

ケアプラン作成のための調査と分析

ケアマネは、利用者さんにどのような介護・支援が必要なのか、自宅を訪問して調査します。利用者さんやご家族にヒアリングを行ったうえで、「排泄は自立しているか」、「入浴介助が必要か」「居宅内を安全に移動できているか」などを確認。さまざまな項目を調査分析し、ケアプランを作成するための情報を集めます。

ケアプランの作成

調査した情報をもとに、ケアプランを作成するのも、ケアマネの重要な仕事です。ケアプランの原案ができたら、利用者さんやそのご家族に説明して同意をもらい、サービス担当者会議のプロセスへ移行します。

ケアマネは、介護関係者や医療関係者、利用者さんやそのご家族に連絡して招集し、サービス担当者会議を開催します。それぞれの職種が専門的な立場から意見を出し合い、ケアプランを調整することが、サービス担当者会議の目的です。

モニタリング

ケアプランに沿って介護サービスの提供が始まると、ケアマネは定期的に利用者さんのもとを訪ね、介護が適切に提供されているかを確認します。利用者さんの状態の変化などにより、必要なケアが変わった場合は、ケアプランを見直して更新します。

介護報酬の給付管理

ケアマネは、介護保険サービスの利用状況を確認し、国民健康保険団体連合会に介護報酬を請求するための給付管理を行います。給付管理を行うことで、介護サービスを提供した事業所が、介護報酬を受給できるため、給付管理も大切な仕事です。介護報酬の給付管理は、利用者さんが継続して介護サービスを利用するためにも、欠かせない業務といえます。

実施される介護サービス状況や質の確認

ケアプランどおりに介護サービスが実施されているかチェックするのも、ケアマネの役割です。作成したケアプランが現在の利用者さんの状況に合っているかや、ケアの効果の確認を行い、必要に応じてケアプランを調整します。

ケアプランを検証し続けることで、利用者さんが常に心身の状況に合ったサポートを受けられるでしょう。

ケアマネの役割

ケアマネの役割は、支援が必要な方ができる限り自立した生活を送れるよう、介護サービスなどをマネジメントすることです。居宅介護事業所や地域包括支援センター、介護施設などに勤務し、地域の高齢者の相談対応や利用者さんのケアマネジメントを行います。

高齢者が地域で包括的な支援を受けられるよう、介護だけでなく医療分野のスタッフとも連携し、調整することも、ケアマネの重要な役割です。介護施設では、職員の指導にも携わり、介護サービスの質向上に大きく関わっています。

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ケアマネに求められる能力

ケアマネには、調整力やコミュニケーション能力、洞察力、柔軟性などが求められます。下記では、ケアマネに必要とされる能力について解説します。

調整能力

ケアマネには、介護スタッフや医療スタッフを束ねて問題解決に取り組むための、調整能力が求められます。ケアマネの仕事は、さまざまな分野のエキスパートと関わることが多いのが特徴です。利用者さんに最適な介護サービスを提供するためには、分野の垣根を越えた連携が欠かせません。

観察力や洞察力

観察力や洞察力がある方も、ケアマネとして活躍できるでしょう。利用者さんの相談に乗り、どのような介護を求めているのか、心身の状態はどうなのかを観察・洞察し、正確な情報収集を行う能力が必要です。

コミュニケーション能力

ケアマネは、介護や医療の専門家と連携しながら業務を遂行しなくてはなりません。円滑に多職種連携するためには、相手と的確なコミュニケーションを取るスキルが必要です。利用者さんの生活の質を向上させるためには、各方面の関係者と交渉するスキルも求められるでしょう。

複数の仕事を割り振りながら行う時間管理能力

ケアマネには、時間を区切って上手に仕事の割り振りを行う、タスク管理能力が欠かせません。ケアプランの作成を行いながら、申請書類の作成やモニタリングなど、同時にいくつもの業務をこなすことがあります。

また、ケアマネ業務以外の仕事を兼務することもあるため、優先順位を決めて仕事をすることが求められるでしょう。たとえば、事業所の管理者とケアマネを兼務している場合や、老介護施設で介護職員とケアマネを兼務している場合があります。ケアマネが、適切な時間配分を考えて業務を遂行するためには、状況に応じた対応をする柔軟性も大切です。

ケアマネの資格を取得するメリット・魅力とは?

ケアマネの資格を取得することで得られるメリットや魅力は多くあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

介護職員と比較して給与が高い

ケアマネは専門性の高さが給与に反映されており、ほかの介護従事者と比較して給与が高い傾向があります。職業情報サイトjobtagの「介護支援専門員/ケアマネジャー」によると、2023年におけるケアマネジャーの平均年収は、421万6,000万円でした

以下は、同サイトを参考に介護従事者の平均年収と平均給与をまとめたものです。

職業平均年収平均給与
介護支援専門員/ケアマネジャー421万6,000円35万1,333円
施設介護員371万4,000円30万9,500円
訪問介護員/ホームヘルパー390万円32万5,000円
福祉用具専門相談員394万3,000円32万8,583円
老人福祉施設生活相談員425万8,000円35万4,833円

参考:厚生労働省「職業情報サイトjobtag

ケアマネは生活相談員に次いで平均年収が高いという結果でした。ケアマネ給料には、専門的な知識と経験などが反映されているため、資格手当や昇給によって給与が高くなっていると考えられます。

なお、上記の平均給与は、平均年収を12ヶ月で割って算出しています。賞与や各種手当も含んだ平均年収から計算しているため、あくまで参考程度にお考えください。また、小数点以下は四捨五入しています。

キャリアアップにつなげやすい

サービスの利用手続きや介護報酬請求、ケアプラン作成、認定調査員の仕事などできる業務が増えるため、キャリアアップにつなげやすいのも、ケアマネの資格を取得するメリットの一つです

資格取得により介護保険制度全体を理解でき、知識が深まったり、利用者さんとそのご家族の視点で考えられるようになったりすると、より利用者さんに貢献できるようになるでしょう。こうしたスキルアップがキャリアアップにつながり、自身の市場価値を高めることができます。

日勤の多いケアマネの仕事に就ける

ケアマネの仕事は、利用者さんやそのご家族との面談および相談対応、介護報酬の給付管理など、日中に行うことが多いため、日勤の時間帯で働けるのも魅力の一つです。夜勤が少ないため、プライベートも充実させやすいでしょう。また、短時間のパートの求人もあり、ライフステージに合わせた働き方をしやすい傾向があります。

転職に有利になる

ケアマネジャーの資格があれば、専門性の高い知識とスキルのアピールになるため、転職の際に有利です。資格取得には5年以上の実務経験が必要なため、介護・福祉業界における経験がある証明にもなります。

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ケアマネ資格の取得方法は?

ケアマネの資格を取得するには、実務経験を積んで受験資格を満たし、介護支援専門員実務研修受講試験を受ける必要があります。合格後に、介護支援専門員実務研修を受講して登録することで、正式にケアマネ(介護支援専門員)になれます。

ここでは、ケアマネ資格の取得方法と、試験の難易度を解説するので、取得をしようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

実務経験を積んで受験資格を満たす

ケアマネの資格を取得するには、まず実務経験を積んで受験資格を満たさなければなりません。

東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイトの「令和6年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験 」によると、ケアマネの受験資格を満たすには、介護福祉士等の国家資格に基づく実務経験もしくは相談援助の実務経験が、5年かつ900日以上必要です。なお、パートやアルバイトとして従事した期間も、実務経験として算定できます。

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介護支援専門員実務研修受講試験を受ける

受験資格を満たしたあとは、年に1度都道府県ごとに実施される介護支援専門員実務研修受講試験を受けます。試験の時期は例年10月ごろです。都道府県によって、申し込みの手続きの方法が異なるため、自分の受験地を確認のうえ、手続きの時期や方法もチェックしておきましょう。
介護支援専門員実務研修受講試験は120分で、マークシート方式による五肢複択で解答します。

介護支援専門員実務研修受講試験の難易度

厚生労働省の「第26回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」によると、2023年度の介護支援専門員実務研修受講試験の合格率は、21.0%でした。正答率70%が合格ラインで、難易度によって合格点は補正されます。計画的に勉強しないと合格は難しいため、少なくとも半年ほどは学習期間を設けると良いでしょう。

出題範囲は「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」の2分野に分かれており、全60問出題されます。詳しい出題範囲は、東京都福祉保健財団ケアマネジャー専用サイトで確認することが可能です。

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介護支援専門員実務研修を受講する

介護支援専門員実務研修受講試験に合格後は、介護支援専門員実務研修を受講し、資格登録を行うことで、正式にケアマネになれます。研修の時間は合計87時間で、講義に加え、演習や現場実習もあります。

やりがいを感じられる職場へ転職する方法は?

やりがいを感じられる職場へ転職したいケアマネは、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントでは、自分に合った職場を見つける手助けをしてもらえるため、働きながら次の職場を探す際にも役立ちます。

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ケアマネジャーに関するよくある質問

ここでは、ケアマネジャーに関するよくある質問に回答します。ケアマネジャーの仕事に興味がある方は、ぜひご覧ください。

ケアマネジャーの仕事に向いている人の特徴って?

ケアマネジャーの仕事に向いている人は、不安や悩みに寄り添える人や、コミュニケーション能力が優れている人です。また、利用者さんの言いづらい悩みを見抜き、聞き出すための観察力も求められます。複数の利用者さんのケアプランの作成や各施設・機関との調整をするため、マルチタスク能力も欠かせません。

ケアマネの仕事の大変なところは?

利用者さんやご家族、関係者の調整が大変で、板挟みの状態に疲れてしまうケアマネもいるようです。ケアマネは仕事上、介護以外のエキスパートとも連携して、サービスを提供しなくてはなりません。そのため、医療分野や介護保険法などさまざまな知識を理解しておく必要があります。しかし、専門性の高さや責任に対し、給与が見合っていないと感じるケアマネもいるようです。
ケアマネの仕事の大変なところを詳しく知りたい方は、「ケアマネになれたけどノイローゼ寸前!限界を感じたときの解決法とは」の記事もチェックしてみてください。

ケアマネジャーになって良かったと思うことは何?

ケアマネジャーになって良かったと思うことは、「介護の専門知識が身についた」「自分の作成したケアプランにより、利用者さんの生活の質が向上した」などがあります。また、資格手当が支給されたり、利用者さんから感謝されたりすることも、やりがいにつながるようです。ケアマネジャーの資格は、介護系の資格のなかでも特に専門性が高い資格なので、転職の際に役立ちます。介護業界でのキャリアアップを目指している人は、ケアマネジャーを目指してみると良いでしょう。

まとめ

自分の考えたケアプランによって利用者さんの状態が改善したときに、ケアマネとしてのやりがいを感じられるでしょう。また、利用者さんやそのご家族から直接感謝の言葉をもらえることもあります。

ケアマネの仕事は、介護サービスに関する相談対応や要介護認定の申請代行、介護報酬の給付管理などです。また、利用者さんの状況を調査・分析し、ケアプランの作成も行います。どのようにサービスが実施されているかや、今のケアプランが最適なのかチェックするのも、ケアマネの仕事です。

ケアマネになるには、資格の取得が求められます。ケアマネになるための試験を受験するには、実務経験を積んで受験資格を満たさなくてはいけません。試験合格後に、87時間の介護支援専門員実務研修を受講し、資格登録を行うことで、ケアマネとして働けるようになります。

ケアマネの資格を取得することで、給料が上がったりキャリアアップにつながったりといったメリットを感じられるでしょう。また、経験や知識の証明になるため、転職にも有利になります。

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