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介護職員初任者研修を取得すると給料が増える?相場価格や取得方法を紹介

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この記事のまとめ

「介護職員初任者研修を取得すれば給料が増えるの?」と気になる方もいるでしょう。初任者研修を取得すると、資格手当や昇給により給料が増える傾向があります。この記事では、初任者研修取得者と無資格者の給与比較や、資格手当についてまとめました。介護職員初任者研修を取得するメリットや、実際に取得した方の体験談も紹介するので、「初任者研修を取得しようか悩んでいる」という方は、ぜひご一読ください。

介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット

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介護職員初任者研修を取得した人の給料額

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、介護職員初任者研修を取得した常勤の介護職員の平均給与は、30万240円。同資料(p.161)によると、介護職員初任者研修を取得した非常勤の介護職員の平均給与は、11万5,790円でした。こちらの平均給与は、手当やボーナスを含む年収を12で割って計算された金額です。

なお、実労働時間が常勤は164.8時間、非常勤は80.8時間と、2倍以上の差があります。平均給与を実労働時間で割って時給換算すると、常勤は約1,820円、非常勤は約1,430円と、常勤のほうが約390円高いことが分かります。

ただし、施設や働き方によって給与額は変わるので、上記はあくまで目安としてお考えください。

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無資格と介護職員初任者研修の給料の違い

介護職員初任者研修を取得することで、給料が上がる可能性があります。そのため、介護職として働き続けたい場合は、初任者研修を積極的に取得すると良いでしょう。ここでは、初任者研修取得者と無資格者の給料の違いや、給料に差がつく理由を解説します。

初任者研修修了者は無資格者より給料が高い

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、初任者研修を取得した介護職員と、無資格の介護職員の、平均給与・平均年収は以下のとおりです(月給制・常勤)。なお、年収は平均給与に12を掛けて算出した金額となります。

保有資格平均給与平均年収
介護職員初任者研修30万240円360万2,880円
無資格26万8,680円322万4,160円

参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

介護職員初任者研修を取得している人の平均給与は、無資格の人より月収で約3万円、年収で約38万円高いと分かります

同資料(p.161)によると、初任者研修を修了した介護職員と、無資格の介護職員の、平均給与・平均年収は以下のとおりです(時給制・非常勤)。

保有資格非常勤介護職員の平均給与非常勤介護職員の平均年収
介護職員初任者研修11万5,790円138万9,480円
無資格11万1,960円134万3,520円

参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)

非常勤の初任者研修修了者と無資格者の給与差は、毎月約4,000円、年収では約4万6,000円でした。非常勤の介護職員は、資格の有無による給与差が常勤より少ないものの、初任者研修を取得しているほうが給与が高い傾向にあります。

給料に差がつく理由

初任者研修修了者と無資格者の給与に差がつくのは、初任者研修を取得することで、資格手当がついたり昇給したりする場合があるためです

初任者研修を取得すると、1人で身体介護の業務を行えるようになります。無資格者より専門性の高い介護を提供でき、業務の範囲が広がることから、スキルを評価して有資格者の給与を高く設定する傾向があるようです。

介護職員初任者研修取得による資格手当の金額

介護職員初任者研修取得による資格手当の金額の画像

レバウェル介護(旧 きらケア)が介護職員初任者研修を取得した人109人に行った資格手当の金額のアンケートでは、59.6%が「資格手当なし」という回答でした。次に「3,000円未満」「3,000円以上5,000円未満」と回答した人の割合が、それぞれ11%となっています。

介護職員初任者研修を取得しても、資格手当をもらえない職場がやや多い傾向にあるようです。資格手当をもらえる場合も、「3,000円未満」「5,000円以上」など、職場によって金額は異なります。初任者研修を取得することで資格手当をもらえるのかは、事前に職場に確認すると良いでしょう。

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介護職員初任者研修の給料が高い施設形態

職場の施設形態によって、介護職員の給与水準は異なります。
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」をもとに、介護職員初任者研修修了者の平均給与額を、施設形態別にまとめました。

施設・事業所の種類平均給与額
全体30万240円
特別養護老人ホーム33万5,190円
介護老人保健施設31万5,700円
訪問介護事業所30万6,830円
デイサービス26万5,900円
デイケア28万7,370円
特定施設入居者生活介護事業所29万8,220円
グループホーム28万1,200円
小規模多機能型居宅介護事業所27万790円
介護医療院28万7,980円

参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

初任者研修を修了した介護職員の平均給与を、施設形態別に見ると、特別養護老人ホームが33万5,190円と最も高いと分かります。初任者研修修了者全体と比較して、特別養護老人ホームの平均給与は、3万4,950円も高い結果です。

入居施設は夜勤があり夜勤手当がつくため、日勤のみのデイサービスや訪問介護よりも給与が高い傾向にあります。ただし、施設や地域によって給与額は変化するので、あくまでも参考としてお考えください。

介護職員初任者研修を取得するメリット

介護職員初任者研修を取得するメリットは、給与アップ以外に、介護の知識やスキルが身につくことや、仕事の幅が広がることなどもあります。以下で、初任者研修を取得するメリットを解説するので、ぜひご覧ください。

給与がアップする

「無資格と介護職員初任者研修の給料の違い」で紹介したように、介護職員初任者研修を取得すると給与がアップする傾向があります。資格取得によって資格手当がもらえる場合、着実に収入が増えるので、高給与を目指している方にとって大きなメリットといえるでしょう。

介護の基本的な知識やスキルが身につく

介護職員初任者研修を取得することで、介護の基礎的な知識やスキルを学べます。介護職は未経験から始めやすい仕事ですが、質の高い介護を提供するには、専門的な介護の知識や技術が必要です。未経験の方はもちろん、介護の経験が少ない方も、資格取得によって正しい知識とスキルが身につけば、自信がついて前向きに業務に取り組めるようになるでしょう。

仕事の幅が広がる

初任者研修を取得することで、できる仕事の幅が広がり、転職先の選択肢も増えるでしょう。初任者研修があれば、有資格者の監督がなくても身体介護を行えるようになります。介護施設では、無資格者1人では利用者さんの身体介護を行えません。

また、ホームヘルパーの業務は、基本的に1人で利用者さんの自宅を訪問するため、初任者研修以上の資格があることを応募条件にしている場合が多いようです。資格を取得することで、介護施設だけではなく訪問介護事業所も、転職先の選択肢に入ります。

転職で有利になる

介護職員初任者研修を取得していると、無資格よりも就職・転職の際に有利になります。介護業界は人手不足の傾向にあり、資格を有している人は即戦力として採用されることも少なくないようです

介護職が未経験の方も、資格を取ることで、「介護の仕事への理解がある」という印象を与えられる可能性があります。初任者研修を取得すれば、経験者も未経験者もメリットを感じられるでしょう。

家族の介護で活かせる

介護職員初任者研修で身につけた介護の知識やスキルは、家族の介護にも活かせます。初任者研修では、介護を受ける人の尊厳の保持や、介護・福祉サービス、認知症などについての理解を深めることが可能です

家族に介護が必要になったとき、基本的な介助スキルはもちろん、接し方や活用できるサービスを知っていることで、適切な支援を行えるでしょう。

▼関連記事
介護職員初任者研修を取得するメリットとは?資格の取り方とあわせて解説

介護職員初任者研修を取得するには

介護職員初任者研修を取得するには、スクールで講座を受講して、修了試験に合格する必要があります。ここでは、介護職員初任者研修の取得方法を解説します。

受講要件

介護職員初任者研修には受講要件がなく、だれでも受講可能です。介護の仕事を新しく始める人が、最初に取るのに適した基礎的な資格なので、介護経験がない人も取得できます。

資格の取得方法

初任者研修のカリキュラムは全10科目、130時間です。講座をすべて受講し、修了試験に合格することで取得できます

修了試験は、学習内容の確認程度のレベルで、基本的にしっかり勉強していれば合格できるので、難易度は比較的低めです。もしも、修了試験で不合格になったとしても、再試験を受けられるスクールが多いので、必要以上に心配することはありません。週4回通学すれば、最短1ヶ月で初任者研修の取得が可能です。

通学講座と通信講座を併用できる

介護職員初任者研修は、通学と通信講座を選んで受講できます。通信講座は、仕事や家事の合間に家で受講できるため、効率良く取得したい人は活用するのがおすすめです。

なお、通信講座で受講できるのは、130時間のカリキュラムうち40.5時間までです。通学が必須の科目があり、通信講座のみで初任者研修を取得することはできないので、注意しましょう。

働きながらの資格取得も可能

スクールの通学頻度はコースによってさまざまで、資格取得にかかる期間もそれぞれ異なります。週4回なら取得まで1ヶ月程度、週1回なら4ヶ月程度かかるのが一般的です。働きながら初任者研修取得を目指す場合は、週1回の土日コースを選択すれば、無理なく通学できるでしょう。

受講費用

ここでは、介護職員初任者研修の受験費用について解説します。無料で資格を取得する方法も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

一般的な受講費用

一般的に、初任者研修取得の受講には、4~10万円ほどの費用がかかります。スクールのサポート体制や立地によって、金額に差が出るようです。

無資格と介護職員初任者研修の給料の違い」で紹介したように、常勤の介護職員は、初任者研修の取得で年収が38万円ほど増えることを考慮すると、受講して損はない金額といえます。

無料で取得する方法もある

以下のような制度を使うことで、無料で初任者研修を取得できる可能性があります。

  • 自治体や職場の資格取得支援制度
  • スクールの特待生制度
  • ハローワークの職業訓練

介護職員の確保・定着のための取り組みとして、職場や自治体が資格取得の費用を負担してくれることは少なくありません。また、ハローワークでは、就業支援の一環として職業訓練を提供しており、初任者研修が取得できる講座も開講されています。

初任者研修を無料で取得する方法は、「介護職員初任者研修を無料で取得する方法は?メリットや支援制度を解説」の記事で解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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実際に介護職員初任者研修を取得した方の体験談

ここでは、実際に介護職員初任者研修を取得した方の体験談を紹介します。「初任者研修を取得するとどうなるの?」と気になる方は、チェックしてみてください。
まずは、前向きな声から見てみましょう。

  • 介護用語や基礎技術が身につき、自信につながった
  • 初任者研修を取得して給料が増えた
  • 転職の幅が広がり、訪問介護の仕事に就けた
  • 高齢者に対する理解が深まった
  • 初任者研修の受講者同士で交流ができ、今でも情報交換をしている

このようなポジティブな意見がある一方で、以下のような点を大変だと感じた人もいるようです。

  • 取得するのに時間がかかってしまった
  • 仕事と資格の勉強を両立させるのが大変だった
  • スクールに通学する負担が大きかった

初任者研修を取得するときは、通学のペースやスクールの通いやすさをしっかりと考える必要があります。スクール選びのポイントやおすすめの資格スクールは、「介護系資格取得に強いスクール情報」の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

介護職が給料をアップさせる方法

介護職が給料を上げる方法として、上位資格を取得したり管理職に就いたりする方法があります。以下で、介護職が給料を上げる方法を解説するので、高給与を目指している方は、ぜひご一読ください。

介護の上位資格を取得する

無資格者が初任者研修を取得すると給与がアップする傾向があるように、介護職は上位の資格を取得することで、さらなる給与アップが見込めます。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」をもとに、介護職員の平均給与・平均年収を資格別にまとめたので、ご覧ください(平均年収は平均給与12ヶ月分として計算)。

保有資格平均給与平均年収
無資格26万8,680円322万4,160円
介護職員初任者研修30万240円360万2,880円
介護福祉士実務者研修30万2,430円362万9,160円
介護福祉士33万1,080円397万2,960円
ケアマネジャー(介護支援専門員)37万6,770円452万1,240円
社会福祉士35万120円420万1,440円

参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)

介護職のキャリアパスは整理されており、介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャーの順で資格を取得するのが一般的です。国家資格である介護福祉士を取得すると、無資格より約6万円の給与アップが望めます。年収で見ると、75万円程度の収入アップが見込めるでしょう

上位資格の取得は、介護職が着実に給与を上げられる方法なので、積極的に挑戦してみてくださいね。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、初任者研修の上位資格です。実務者研修を取得して、実地研修を受けると、たんの吸引や経管栄養という医療的ケアを行えるようになります。また、介護福祉士国家試験を実務経験ルートで受験する場合、受験資格として求められるので、介護職としてキャリアアップを目指している方には重要な資格といえるでしょう。

介護福祉士実務者研修を取得するには、スクールで20科目(450時間)の講座を受講する必要があります。修了試験は必須ではありませんが、実施しているスクールもあるので、事前に確認しておきましょう。なお、初任者研修を取得している場合は、130時間分のカリキュラムが免除されます。

▶介護福祉士実務者研修のスクールを見てみる

介護福祉士

介護福祉士とは、介護系の資格のなかで唯一の国家資格です。取得すると、専門性の高い介護の知識やスキルを有していることを証明できます。

介護福祉士は、介護福祉士国家試験に合格することで取得が可能です。介護福祉士国家試験を受験する方法は、「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「経済連携協定(EPA)ルート」の4つ。おすすめは実務経験ルートで、3年以上の実務経験と介護福祉士実務者研修の取得で受験資格を満たせます。

介護福祉士の受験資格を得るルートについては、「最短で介護福祉士になるには?知っておきたい3つのルート」の記事で解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

夜勤の回数を増やす

夜勤は手当が支給される分、日勤より給与が高くなるので、入る回数を増やすことで収入がアップするでしょう。午後10時~翌午前5時の労働に対しては、通常より25%割り増しで賃金を支給することが、労働基準法によって定められています。なお、夜勤1回あたりの手当の金額は、5,000〜7,500円程度の職場が多いようです。深夜割増賃金のみではなく、夜勤手当が追加で支給される職場で夜勤を行うと、高給与を狙えるでしょう。

また、夜勤回数を増やしたい場合、夜勤専従という働き方もあります。1回の勤務時間が長い分、自由に使える時間も多いので、「少ない出勤日数でがっつり稼ぎたい」という方におすすめです。

▼関連記事
介護職の夜勤回数に上限はある?労働基準法や平均夜勤回数を解説

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実務経験を積み、勤続年数を重ねる

介護業界は、勤続年数を重ねることで給料が増える傾向にあります。学歴が給与に関係することは少ないので、現在の職場に不満がなければ、実務経験を積みながら同じ職場で働き続けるのがおすすめです。仕事でできることが増えれば、給与も上がっていくので、コツコツと実務経験を積み重ねていきましょう。

管理職などの役職に就く

管理者や施設長、主任などの役職に就くと、仕事の責任は大きくなりますが、その分通常の介護職員よりも高い給与が支給されます。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果 (p.136)」によると、管理職の平均給与は356,570円。管理職ではない介護職員の平均給与は308,070円と、約5万円の差がありました

管理職は、介護職員の指導・育成や業務管理、利用者さんの相談対応、収支管理などを行う重要な役割を担います。介護事業所の管理職には、マネジメント能力やコミュニケーション能力、リーダーシップが必要です。キャリアアップを目指す方は、資格を取得したり実務経験を積んだりして、スキルを習得すると良いでしょう。

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給料の高い施設に転職する

現在の職場より給料の高い施設に転職することで、収入アップが期待できるでしょう。前述したように、入居型の施設は夜勤を行うため、日勤のみの職場より給与が高い傾向にあります。また、夜勤の有無だけではく、求められるスキルによっても、給与に差が出るでしょう。

同じ施設形態でも給与額は職場ごとに異なるため、複数の求人を比較するようにしましょう。基本給が高くても、手当や残業代の金額によっては収入が減ってしまう可能性があるので、給与全体を確認することが大切です。

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介護職の給料は今後上がるのか

2024年の介護報酬改定により、介護職の賃上げが進んでいることもあり、介護職の給料は今後も上がっていく見込みです。実際、2024年度の改定では、介護報酬が全体で1.59%引き上げられました。

介護職は、賃上げをしてもなお全産業の平均給与に届いていないのが現状です。人材確保のために賃上げが求められており、政府としても「高齢社会対策大綱」でさらなる処遇改善を図ることを定めています。そのため、介護職の処遇改善は、2024年の報酬改定以降も続いていく可能性が高いでしょう。

介護職の給料の今後については、「介護職の給料はいくら?平均給与額や年収アップ方法、処遇改善の状況を解説」で解説しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

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介護職員初任者研修に関するよくある質問

ここでは、介護職員初任者研修に関するよくある質問に回答します。初任者研修を取得しようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

初任者研修を取得すると給料はどれくらい上がりますか?

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、常勤の介護職員の平均給与は、介護職員初任者研修を取得している場合は30万240円、無資格の場合26万8,680円です。介護職員初任者研修を取得している介護職員は、無資格の人より月収で約3万円多くもらっていることが分かります。
詳しくはこの記事の「初任者研修修了者は無資格者より給料が高い」で解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

介護職員初任者研修を保有するパートやアルバイトの時給相場は?

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」のデータをもとに計算すると、介護職員初任者研修を保有するパート勤務の介護職員の時給相場は、約1,430円です。なお、こちらは平均給与を実労働時間で割って算出した金額で、手当や一時金が含まれているため、実際の平均時給よりも少し高い可能性があります。施設によってパートの時給は異なるので、あくまで参考としてご覧ください。
介護職が給料をアップさせる方法」では、介護職が給与をアップさせるコツを解説しています。高給与を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。

介護職員初任者研修を取得しても役に立たないの?

介護職員初任者研修は、介護業界でキャリアを築こうとしている方にとって役立つ資格です。介護を基礎から学べるので、段階的に知識を身につけられます。また、資格を取得することで、有資格者の監督なしで身体介護を行えるようになります。 上位資格である、介護福祉士実務者研修を取得する際も、130時間のカリキュラムが免除されるので、取得のハードルが下がるでしょう。
初任者研修を取得するメリットについては、「介護職員初任者研修は役に立たない?無資格と上位資格との違いを解説」で解説しているので、ぜひご一読ください。

まとめ

介護職員初任者研修を取得した常勤の介護職員の平均給与は、30万240円、非常勤の場合は11万5,790円でした。一方、無資格の介護職員の給与は、常勤が26万8,680円、非常勤が11万1,960円となっています。

初任者研修を取得することで、資格手当がついたり、基本給が高くなったりするため、無資格よりも給与が高いようです。また、初任者研修を取得すると、1人で身体介護の業務を行えるなど、できる業務の幅が広がることも、給与が上がる理由の一つといえます。
介護職が給料をアップさせるには、「介護福祉士実務者研修」や「介護福祉士」といった上位資格を取得したり、夜勤の回数を増やしたりといった方法が有効です。また、今の職場で給料アップが見込めない場合、給与が高い職場への転職を視野に入れてみるのも良いでしょう。

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