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シフトが自分だけきついときの対処法は?人事部門への伝え方や注意点を解説

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この記事のまとめ

シフトが自分だけきついときの対処法を知りたい方もいるでしょう。シフトがきついと感じたときは、職場に相談したり、外部の相談窓口を活用したりする対処法があります。状況が改善されない場合は、転職を検討するのもおすすめです。この記事では、きついシフトの例や、大変なシフトになってしまう理由をご紹介します。上司や人事部門への伝え方も解説するので、シフトに悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

介護職がきついと感じるシフトの例

介護職がきついと感じるシフトの特徴として、自分の希望が通っていなかったり、職員の負担が大きく休息をとりにくかったりすることが挙げられます。具体的にどのようなシフトをきついと感じやすいのか、詳しく見ていきましょう。

自分の希望が通っていない

「夜勤は月に○回までにしてほしい」「この日は休みにしてほしい」といった希望が通っていないシフトは、きついと感じる人が多いでしょう。休みがとれる前提で予定を立てていた場合、その予定が崩れてしまうことになります。また、希望が通らないことが続くと、プライベートで予定を立てにくくなるでしょう。

介護や育児の予定に合わせて休み希望を出している人は、休みがとれないと家族にも影響が出ることになるため、不満を抱きやすいといえます。

身体的に負担が大きい

夜勤が多かったり連勤が続いたりすると、身体的な負担が大きくなります。「5連勤や6連勤」「日勤・夜勤・早番が不規則に続くシフト」「夜勤→明け→夜勤など夜勤が連続するシフト」では、十分な休息がとれません。こうしたバランスの悪いシフトで働くと、職員は体力的にも精神的にも大きな負担を感じるでしょう。

偏ったメンバーになっている

シフトのメンバーが偏ることを、きついと感じる人もいます。「ベテラン一人に対して新人が数人」「特定の職員と同じ組み合わせが続くシフト」などの場合、人間関係の問題につながる可能性もあるでしょう。

シフト作成が遅い

シフトの作成や共有が常にギリギリだと、なかなかプライベートの予定を入れられず、ストレスを感じてしまいます。休みや夜勤など、日程の見通しが立たない状態が続くことがきついと感じる人もいるでしょう。特に、入居型の施設の場合は、シフトが出ないとどの時間帯にも予定を入れられないため、不満に思うのも無理はありません。

逆循環シフトになっている

逆循環シフトは負担になりやすいといわれています。逆循環シフトとは、「夜勤→遅番→日勤→早番」のように、徐々に出勤時間が早くなることです。前日に遅く帰宅し、翌日は早く出勤という流れが続くと、負担が大きいといえます。理想とされているのは、「早番→日勤→遅番→夜勤」と徐々に出勤時間が遅くなる正循環シフトです。

残業をしないとシフトを回せない

職員が残業することを前提として組まれているシフトも、きついと感じる人が多いでしょう。夜勤が早番の仕事を手伝わないと回らなかったり、日勤が遅くまで残らなければならなかったりなど、残業ありきで組まれているシフトは、モチベーションの低下を招きます。人手不足が慢性化している職場では、残業が当たり前になっていることがあるようです。

休日の前後が遅番と早番になっている

休日の前日が遅番のシフトや、休日の翌日が早番というシフトは、いずれも不満が生じやすいでしょう。1日休みであることには変わりないものの、「休みの日に朝から予定があるが、前日が遅番だとゆっくり休めない」「翌日が早番だと夜遅くまで予定を入れられない」など、損をした気分になる人もいます。

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介護職のシフトがきつくなる理由

介護職のシフトはきつくなりがちです。その理由として、人手不足やシフト作成者の経験不足などが考えられます。具体的にどのような理由があるのかまとめたので、確認してみましょう。

人手不足でシフトが埋まらないため

シフトがきつくなる大きな理由の一つが人手不足です。介護職員が不足していると、シフトの穴を埋める職員の負担が大きくなるでしょう。必要な人員を確保できていないと、ベテランスタッフにしわ寄せがいったり、夜勤に入れるスタッフの夜勤回数が多くなったりという事態になることもあります。

シフト作成者の経験が不足しているため

シフト作成者の経験が浅く、従業員の負担を考慮できていない場合、介護職員にとってきついシフトになることがあります。

シフト作成者には、限られた人員で仕事が回るようにシフトを組むスキルが必要です。また、特定のスタッフに負担が偏ったり、十分な休息がとれないシフトになったりしないよう、配慮しなければなりません。シフト作成者が現場の状況を把握できていないことや、全体を見て調整するスキルが不足していることにより、職員が負担を感じることも少なくありません。

シフト作成のルールが定まっていないため

シフト作成に関する明確なルールが決まっていない場合、職員がストレスや不満を感じやすくなります。同じ条件で働く人で、勤務日数・勤務時間・休暇日数・希望休の数が異なると、不平等に感じてしまうでしょう。
シフトの作成には、下記のようなルールを設定するのがおすすめです。

  • 希望休の日数
  • 1ヶ月に夜勤に入る割合/回数
  • やむを得ない場合を除いて正循環シフトにする

希望休の日数や夜勤の回数をできるだけ全員同じにすることで、職員が不公平に感じることが少なくなります。また、負担が大きい逆循環シフトを避けるルールを作るのもおすすめです。

シフト希望が重なってしまったため

休みや勤務時間の希望がほかの人と重なることで、やむを得ず希望が通らないこともあります。介護事業所は人員配置が決まっているため、人数の基準を満たすためにどうしても希望通りのシフトを組めないこともあるようです。本来は平等になるよう調整する必要がありますが、シフト調整をする際に頼みやすい人柄の職員に頼むことで、負担が偏ってしまう可能性があります。

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介護職は土日休めないの?休日の取得事情やメリット・デメリットを解説

シフトが自分だけきついと感じたときの対処法

「シフトが自分だけきつい」と感じる場合、無理して対応し続けると、心身が疲れて体調不良につながるリスクもあります。不平等なシフトにお悩みの方は、以下でご紹介する対処法を試してみてください。

シフト作成者や上司に相談する

シフトが自分だけきついと感じたら、まずはシフト作成者や上司に相談しましょう。相談する際は、どのような点に困っていて、どう改善してほしいのか、できるだけ具体的に伝えることが重要です。ただし、個人の能力を考慮してシフトが組まれていることもあるため、相談したからといって必ずしもすぐに状況が変わるとは限りません。

異動願いを提出する

同じ法人の別の事業所に異動することで、働きやすいシフトになる場合があります。そのため、異動願いを提出することも、自身のシフトを改善するための対処法のひとつです。ただし、異動先の仕事に慣れるのに苦労したり、異動しても人手不足でシフトがきつかったりする可能性にも留意しましょう。

相談窓口を活用する

職場内で相談しても状況が変わらなかったり、過酷な残業が続いたりする場合は、外部の相談窓口も活用してみましょう。

「シフトがきつい」という悩みは、日本労働組合相談総連合会の「なんでも労働相談ホットライン」や厚生労働省の「労働条件相談『ほっとライン』」「労働基準行政の相談窓口」で相談できます。

転職を視野に入れる

周囲への相談や異動をしても状況が改善しない場合は、転職する選択肢も視野に入れてみましょう。転職後も同じ状況になることを避けるためには、「夜勤なし」「土日休み」「完全週休二日制」など、勤務形態に関する条件をよく確認するようにしましょう。

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上司や人事部門へ「シフトがきつい」と伝えるには

上司や人事部門に「シフトがきつい」と伝える際は、話し方や内容を工夫し、相談後に自分が働きづらくなることを避けるようにしましょう。まずは自分の労働条件を確認したうえで、休みの申請は早めに行います。そして、相談する前に、現状困っていることやどう改善してほしいのかを明確にすることが大切です。

相談の場では、自分の主張のみを通そうとするのではなく、「人手不足である施設の現状は理解している」といった協力的な姿勢を示すことで、相手に主張を聞き入れてもらいやすくなります。不満を全面に押し出さず、「さらに良い労働環境にしていきたい」といった向上心や、前向きな姿勢も心がけてください。

もし主張が通らないときは、代替案を提示し、お互いに納得できるよう話し合いましょう。普段から上司やシフト作成者などの同僚とコミュニケーションをとり、良好な関係を築くことで、シフトの融通が利きやすくなることもあります。

介護職のシフトについてよくある質問

ここでは、介護職のシフトについてよくある質問に回答します。介護職の働き方が知りたい方は、ぜひご一読ください。

介護職は連休をとれますか?

職場によって異なりますが、介護職は希望休を出すことで連休をとれる傾向にあります。また、夏季休暇や冬期休暇のように、特定の時期に長期休みを取得できる職場もあるようです。シフト制の場合、連休を取得するには、ほかの職員とのシフト調整が必要なため、事前に相談したり早めに希望を出したりしましょう。介護職が連休を取得するポイントについては、「介護職は連休が取れない?連休を取得するポイントを解説!」の記事も参考にしてみてください。

介護士の年間休日数を教えてください

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査の概況(p.5)」によると、医療・福祉産業の労働者の平均年間休日総数は、111.5日です。全産業の平均年間休日総数は113.7日。介護士を含む医療・福祉に携わる職員の年間休日数は、平均より少ない傾向にあるものの、特別少ないわけではないようです。より詳しく介護士の休日数について知りたい方は、「介護士の休みは何日くらいあるの?年間休日数や有給取得率なども解説!」の記事をご参照ください。

勤務時間を増やしたいのにシフトを増やしてもらえません

パートやアルバイトとして働く場合、出勤日数を増やしたくても希望が通らず、目標の収入に届かないことがあります。「入ったばかりでまだ任せられる業務が少ない」「指導を担当する人手が足りない」など、施設側の事情もあるため、まずは上司やシフト作成者に希望を伝えて相談してみましょう。できる業務を増やしたり、日ごろから急なシフト変更に対応したりして、信頼関係を築くことも大切です。

まとめ

介護職がきついと感じるシフトには、自分の希望が通っていなかったり、偏ったメンバーになっていたりするものがあります。また、夜勤が多かったり、勤務時間が早くなっていったりするシフトも負担になるようです。不規則でしっかりと休息がとれないシフトの場合、ストレスを感じることもあるでしょう。

シフトがきつくなる理由には、人手不足やシフト作成者の経験不足があります。「自分だけがきついシフトになっている」と感じる場合は、シフト作成者や上司に相談したり、外部の相談窓口を活用したりして対処しましょう。上司にシフトがきついことを伝えるときは、施設側の事情も考慮しつつ、お互いが納得できるよう冷静に話し合うことが大切です。

なかなか状況が改善されない場合は、転職を検討する選択肢もあります。休日をしっかり確保しながら働きたい方は、ぜひレバウェル介護(旧 きらケア)をご利用ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。豊富な介護求人のなかから、「土日祝休み」「完全週休2日」など、あなたの希望に合った求人をご紹介します。サービスの利用は無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。

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