Quantcast
Channel: レバウェル介護 介護職向けお役立ち情報(旧 きらッコノート)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

居宅介護で働くヘルパーの資格要件とは?障がい者支援に役立つ研修も紹介!

$
0
0
居宅介護資格に対する記事のメイン画像

この記事のまとめ

「居宅介護で働くのに資格は必要?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。居宅介護は、基本的に1人で利用者さんの自宅を訪問するため、資格が必須です。この記事では、居宅介護の要件を満たせる資格や、キャリアアップに活かせる資格をご紹介します。居宅介護の仕事内容もまとめたので、就職・転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

障害者支援施設とは?仕事内容や一日の流れ、高齢者介護との違いを解説!

→レバウェル介護の資格スクールはこちら

居宅介護は資格なしでも働ける?

居宅介護サービスを提供するために資格は必須です。具体的には、居宅介護に特化した資格や、訪問介護に必要なスキルを証明する以下のような資格が求められます。

  • 居宅介護職員初任者研修
  • 障害者居宅介護従業者基礎研修
  • 介護職員初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士
  • 上記の資格と同等以上の資格(看護師・准看護師・介護職員基礎研修など)

資格の取得によって、居宅介護に従事できるようになるだけではなく、専門的な知識や技術を身につけられます。未経験から挑戦する場合も、スキルに自信を持って働けるようになるでしょう。無資格・未経験からでも取得しやすい資格や研修があるため、居宅介護従事者を目指す人は取得を検討してみてください。

なお、居宅介護の経験者は、資格がなくても居宅介護に携われる場合がありますが、報酬が減算になります。そのため、経験者であっても資格の取得を目指すのがおすすめです。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

▼関連記事
居宅介護と訪問介護の違いとは?働くメリットも解説

居宅介護の仕事に必要な資格

ここでは、前項でご紹介した居宅介護に必要な資格について解説します。

居宅介護職員初任者研修(旧:居宅介護従業者養成研修2級)

居宅介護職員初任者研修は、障がいのある方のニーズに対応するための知識や技術を身につける研修です。介護職員初任者研修と名称が似ていますが、カリキュラムが一部異なります。居宅介護の仕事を理解し、基礎的な介護技術・生活支援技術を学べる内容のため、取得することで安心して居宅介護に携われる等になるでしょう。

受講要件は設けられておらず、誰でも取得を目指せる資格です。計130時間の研修(40.5時間までは通信可)を受講し、修了後の筆記試験に合格することで取得できます。

障害者居宅介護従業者基礎研修(旧:居宅介護従業者養成研修3級)

障害者居宅介護従業者基礎研修は、居宅介護業務に関する基礎的な知識・技術を身につけることを目的とした研修です。居宅介護従業者の入門的な資格として位置づけられています。研修内容は、障害福祉サービスの知識や、家事に関する技術、心理的な援助の方法などです。25時間の講義・17時間の研修・8時間の実習という計50時間の研修を受講することで取得できます。

なお、「障害者居宅介護従業者基礎研修」や「居宅介護従業者養成研修3級」で居宅介護に携わると、報酬が減算になるようです。初任者研修以上の資格があったほうが就職に有利に働く場合があるので、可能であればほかの資格を取得することをおすすめします。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護に関する基礎的な知識・技術を身につけられる資格です。取得にはスクーリングが必要であることや、受講費用が7万~10万円程度かかることから、ハードルが高い資格と感じるかもしれません。しかし、難易度は比較的低く、入門的な資格とされています。介護職が未経験の方や、働きながら資格取得を目指す方にもおすすめの資格です。

介護職員初任者研修の取得方法については、「介護職員初任者研修を働きながら取得する方法を解説!無料のスクールはある?」をチェックしてみてください。

首都圏限定!資格取得が無料!

転職活動しながら資格を取る

資格取得のみでもOK!

レバウェル介護の資格スクール

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、初任者研修よりも上位に位置づけられており、より実践的な知識・技術を身につけることができる資格です。受講要件は設けられていないため、誰でも挑戦することができます。ただし、無資格から取得する場合、費用や時間が多くかかるので、まず初任者研修から受講する方も。自身の都合や目的に合わせて、取得する資格を選んでみてください。

実務者研修を取得すると、居宅介護のサービス提供責任者としても働けるため、業務範囲が広がるでしょう。実務者研修についてもっと詳しく知りたい方は、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」をご覧ください。

介護福祉士

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。取得する過程で、介護に関する専門性の高い知識を身につけられます。介護福祉士の資格がある方も、居宅介護のサービス提供責任者として働くことが可能です。業務に活かせるだけではなく、キャリアアップや給与アップにプラスに働きます。

介護福祉士については、「最短で介護福祉士になるには?知っておきたい3つのルート」の記事をご参照ください。

その他の資格

上記で紹介した資格と同等以上の資格を保有する場合も、居宅介護に従事できます。該当する資格は、看護師・准看護師・介護職員基礎研修などです。看護師の資格を有している方は、認知症介護基礎研修・介護職員初任者研修についても受講が免除されます。ただし、従事していた期間から期間が空いている場合や、在宅福祉サービスの従事経験がない場合は、新たに研修を受講することが推奨されているようです。

なお、細かい規定に関しては自治体によって異なるため、介護や福祉関係の資格を保有している方は確認してみましょう。

居宅介護従業者のキャリアアップに役立つ資格

ここでは、居宅介護に従事するうえで必須ではないものの、キャリアアップに役立つ資格をご紹介します。以下の資格を取得することで、より幅広い業務を担当できるようになるでしょう。

同行援護従業者養成研修

同行援護従業者養成研修は、同行援護に従事するために必要な資格です。同行援護とは、視覚障がいがある方の外出に同行し、必要な援助を行うサービスのこと。研修を通して、視覚障がいがある方の外出や移動の支援を行うための知識を身につけることができます。同行援護サービスを提供する事業所で働く場合だけではなく、視覚障がいのある利用者さんの居宅介護を担当する場合にも知識を活かせるでしょう。

同行援護の資格に興味がある方は、「同行援護従業者養成研修とはどんな資格?取得方法やカリキュラム内容を紹介」をご一読ください。

行動援護従業者養成研修

行動援護とは、知的障がいもしくは精神障がいがあり、常時介護を必要とする方に対し、移動中の介護を提供するサービスです。行動障がいに対して、予防的対応・制御的対応をすることに加え、排泄や食事などの身体介護も行います。行動援護従業者養成研修は、行動障がいのある方の移動に関する介護を適切に行うための技能を身につける内容です。

行動援護の資格に興味がある方は、「行動援護従業者養成研修とは?受講要件やカリキュラム、メリットなどを解説」もチェックしてみてくださいね。

全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修

全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修は、全身性障がいがある方が外出される際に、車いすなどでの介助を提供するための資格です。障害者総合支援法に基づく資格であり、修了後は市町村地域支援事業の移動支援事業に従事することできます。居宅介護においても重宝される資格といえるでしょう。

▼関連記事
ガイドヘルパー(移動介護従事者)とは?必要な資格や仕事内容を解説

▶障害者施設の求人一覧はこちら

居宅介護従事者の仕事内容

居宅介護は、障がいのある利用者さんの自宅に伺い、身体介護や家事援助を提供するサービスです。以下で居宅介護の仕事内容を解説します。

身体介護

居宅介護の主な仕事の一つが身体介護です。障がいがあり、日常生活に支援が必要な方に対し、食事・排泄・入浴・移動などの介助を行います。起床や就寝時の介助や、見守りも行い、利用者さんが安全に生活できるようにサポートすることが大切です。

家事援助

利用者さんが一人では行うことが難しい生活のサポートも行います。主な業務内容は、食事の用意や調理、洗濯、掃除などです。また、薬の受け取りや買い物の代行も業務範囲に含まれます。

基本的には利用者さん本人に対して生活援助を行いますが、利用者さんに子どもがいる場合、「育児支援」として、沐浴や学校への連絡、保育施設への送迎などを担当することもあるようです。

相談対応

利用者さんやご家族からの相談対応も、居宅介護従事者の仕事です。利用者さんやご家族は、生活や介護に対して不安や悩みを抱えていることも少なくありません。適切なアドバイスをしたり、必要なサービスにつなげたりすることで、不安の軽減や悩みの解消を支援します。相談対応では、ホームヘルパーとサービス提供責任者の連携が重要です。

通院介助

一人で通院することが難しい利用者さんには、通院介助が必要です。通院に付き添い、薬の受け取りや窓口手続きの代行をします。公共交通機関を利用する際の乗降介助では、段差の確認などを行い、安全に配慮することが大切です。

居宅介護についてよくある質問

ここでは、居宅介護の資格や仕事内容についてよくある質問に回答します。

居宅介護職員初任者研修と介護職員初任者研修の違いは何ですか?

「居宅介護職員初任者研修」と「介護職員初任者研修」は、身につけられる技能が異なります。居宅介護初任者研修は、障がいのある方のニーズに対応したサービスを提供するための技能を身につけられる内容です。一方の介護職員初任者研修は、介護に関する基本的な知識と技術を身につけられる内容となっています。

居宅介護従事者とホームヘルパー(訪問介護員)の違いは何ですか?

居宅介護従事者とホームヘルパー(訪問介護員)は、支援対象者が異なります。居宅介護従事者は、障がいがある利用者さんを対象に支援を行いますが、ホームヘルパーは障がいがある方に限らず、要介護認定を受けている高齢者も支援対象です。また、居宅介護は障害者総合支援法のサービスで、訪問介護は介護保険法に基づくサービスという点にも違いがあります。
ホームヘルパー(訪問介護員)については、「ホームヘルパー(訪問介護員)とは?仕事内容や必要な資格、給料を解説」の記事もご参照ください。

まとめ

居宅介護は無資格では従事することができないため、携わりたい方は資格を取得しましょう。資格を取得すると、専門的な知識や技術が身につき、業務範囲が広がるメリットもあります。未経験からでも取得しやすく、居宅介護の仕事にも活かせる資格は、介護の基本技能を身につけられる「介護職員初任者研修」などです。

居宅介護で働くために資格を取得したいと考えている方は、ぜひレバウェルスクール介護をご利用ください。無料の振替受講ができるなど、働きながらでも通いやすいサポート制度が充実している介護資格スクールです。また、資格取得後は、レバウェル介護(旧 きらケア)が、希望に沿った求人をご紹介し、就職・転職をサポートします。サービスは無料なので、ぜひ気軽にご相談ください。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

先に資格を取りたい方へ

無料相談はこちら

Viewing all articles
Browse latest Browse all 660

Trending Articles