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夜勤回数が不公平できつい…シフトに偏りが生じる理由と対処法を解説!

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夜勤回数不公平に関する記事のタイトル画像

「夜勤回数が不公平で嫌…」と悩む方もいるかもしれません。夜勤回数は5~6回程度が一般的です。しかし、職員全員を同じ夜勤回数にすることは難しく、不公平に感じてしまうこともあるでしょう。
この記事では、夜勤回数を不公平に感じる理由や一般的な夜勤回数について解説します。夜勤回数が不公平なときの対処法と、不公平なシフトを作成しないコツも紹介しているので、夜勤回数に偏りがあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護職の夜勤はしんどいの?仕事内容やメリット、きついときの対処法を解説

これってパワハラ?夜勤回数に不公平が生じる理由

夜勤回数に不公平さが生じても、パワハラに該当するとは限りません。夜勤に入る回数は、ほかの職員との兼ね合いにより決まるので、場合によっては夜勤が増えたり減ったりする可能性があります。そのため、たとえ夜勤回数が減っても、労働契約上で夜勤回数について定めていなければ、「夜勤に入る必要がなかった」といわれてしまい、パワハラになるとはいえないでしょう。
ただし、シフト作成者の一存で理由なく夜勤回数に偏りが生じている場合は、人事部や相談窓口などに相談してみるのも一つの方法です

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介護職がシフトの夜勤回数で感じる不公平

夜勤回数に不公平を感じると一口に言っても、多いことに不満を感じる人もいれば、少ないことに不満を感じる人もいます。
ここでは、どのような理由で夜勤回数を不公平に感じるか解説しているので、ご覧ください。

ほかの人より回数が多く体力的な負担を感じる

介護業界は、勤務体制が2交代制の施設が多い傾向にありますが、その場合の夜勤の勤務時間は16時間になります。レバウェル介護(旧 きらケア)の調査によると、夜勤をしている方の約8割が16時間勤務をしているようです。

また、夜勤は職員数が少ないので、職員1人あたりの業務負担が増える傾向にあります。夜勤が多いと生活リズムが乱れる場合があり、体調面に影響する可能性も。慢性的な疲労や眠気を感じたり、家族や友人との予定が合わなかったりするなど、デメリットを感じる人もいます。このような理由から、自分だけ夜勤の回数が多いと不公平に感じることがあるでしょう。

ほかの人より回数が少なく手当が減少する

レバウェル介護(旧 きらケア)の調査によると、夜勤手当として支給される金額は、5,000~6,999円が多いようです。
実施したアンケートで「夜勤あり」と回答した人の夜勤手当の金額を、以下にまとめています。

金額割合
3,000円未満2.2%
3,000~4,999円20.0%
5,000~6,999円31.1%
7,000~8,999円30.0%
9,000~10,999円12.2%
11,000円以上4.4%

たとえば、夜勤手当が6,000円で月6回ある場合、36,000円分の夜勤手当が支給されます。しかし、回数が減り、夜勤が月3回になった場合、18,000円分給与が減少するでしょう。
夜勤の回数が減ることで給与に影響が出るため、自分だけ夜勤が少ないと不公平に感じるようです

夜勤回数は何回くらいが普通なの?

ここでは、労働基準法や実際に働いている方の声をもとに、夜勤の平均について解説します。「私の夜勤回数って平均より多いの?少ないの?」と疑問に思っている方は、参考にしてみてください。

労働基準法における夜勤回数

労働基準法では、介護職員の夜勤回数は明確に定められていません。しかし、労働基準法 第32条では、「休憩時間を除き、1週間について40時間を超えて労働させてはならない」というルールがあるので、夜勤回数は定められた労働時間内に収まるようにシフトが組まれます。

なお、1日8時間を超える労働では1時間以上の休憩を取る必要がありますが、16時間勤務では2時間以上の休憩を取ることが望ましいとされています。夜勤を行う際は、回数だけではなく、休憩時間についても事前に確認しておくと良いでしょう。

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介護職の平均夜勤回数

レバウェル介護(旧 きらケア)の調査によると、介護職の夜勤回数で最も多いのは、「5~6回」です。夜勤を行っている人の4割以上が「5~6回」という回答でした。ほかの回答は、「3~4回」「7~8回」がそれぞれ2割程度です。

夜勤回数が極端に多い、もしくは少ない場合は、特定の人に夜勤シフトが偏っている可能性があります。介護職の夜勤回数については、「介護職の夜勤回数に上限はある?労働基準法や平均夜勤回数を解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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夜勤回数が不公平に感じるときの対処方法

夜勤回数が不公平に感じるときは、シフト作成者や上司、労働組合に相談したり、転職を検討したりしましょう。

シフト作成者や上司に相談する

夜勤の回数が不公平だと感じるときは、シフト作成者や上司に相談します。どのような理由で夜勤を増やしてほしいのか、もしくは減らしてほしいのかを具体的に伝えることが大切です。ただし、シフトは個人の能力や家庭の事情など、さまざま要因を考慮して作られています。相談しても必ずしも夜勤の回数に変化があるとは限らないことを留意しておきましょう。

労働組合に相談する

日勤から同日中の夜勤に入り法定労働時間を超えるケースなど、違法な労働環境である場合は、労働組合に相談しましょう
休憩時間を取らせていなかったり、法定休日をもらえていなかったりするときも違法行為に該当します。長時間労働やパワハラが横行している場合も、我慢せず労働組合に相談すると良いでしょう。

シフトや夜勤の回数などに悩んでいる方は、日本労働組合相談総連合会の「なんでも労働相談ホットライン」などに相談してみるのも一つの方法です。

希望の夜勤回数の職場に転職する

あまりにも不公平なシフトで夜勤回数について相談しても改善されない場合、転職するのも一つの手です。

転職するときは、事前に夜勤の回数などについて質問しておくと、入職後にギャップを感じるリスクを回避できるでしょう。しかし、安易に転職をするのではなく、給与や仕事内容、職場へのアクセス、福利厚生など、現在の職場と比較し総合的に考えたうえで、夜勤回数を理由に転職するべきか否か考えることが重要です。
迷っている場合は、仕事に一番求めることを明確にして、転職するメリット・デメリットを書き出してみましょう。

不公平にならないシフト作成のコツ

夜勤回数が不公平だと感じる介護職員がいる一方で、不公平にならないようなシフトの作成に悩む管理者やリーダーもいるでしょう。ここでは、介護職員のシフトを作成する際のコツを紹介します。

希望休のルールを定める

希望休の回数や土日の希望休の回数など、事前に休み希望の提出についてのルールを定めて周知しておくことで、職員の不満を抑えられるでしょう。シフト作成者は、どの職員も平等に休めるようにすることが大切です。「あの人だけ毎回土日に休んでいる」といわれないように注意してシフトを作成しましょう。

職員とのコミュニケーションを取る

シフトを作成しても、欠勤や早退などがあった場合、穴埋めをする必要があります。職員同士が「お互い様の精神」でシフトをカバーできるように、日ごろからコミュニケーションを取り、良い雰囲気の職場にしておくことが大切です。

職員とコミュニケーションを取っておくことで、職員が夜勤回数やシフトの希望を気軽に伝えやすくなります。夜勤が多いほうが良いのか少ないほうが良いのか、希望を聞けるかもしれません。また、ライフステージによっても夜勤回数の希望は変わります。子育て中や家族の介護を行っているなど、コミュニケーションを通じて、職員の家庭環境について理解を深めることもできるでしょう。
ほかにも、普段からコミュニケーションを取っていれば、職員の能力や人間関係も理解できるので、新人職員にベテラン職員をつけたり、相性が悪い職員のシフトをずらしたりなどを考慮することも可能です。働きやすい環境を整えることでシフトに不満がでることも少なくなるでしょう。

夜勤と公休からシフトを作成する

夜勤をバランスよくシフトに組み込むコツは、最初に夜勤と公休のシフトを作成することです。先に夜勤と公休のシフトを平等になるように作成することで夜勤回数の偏りや連勤があるシフトを避けられるでしょう。

職員の希望休をできる限り優先していても、希望休が被ってしまうと誰かが出勤しなくてはなりません。そのような場合は、特定の職員に負担が偏ることは避け、交代で希望休を取れるようにしましょう。

介護職の夜勤回数についてよくある質問

ここでは、介護職の夜勤回数についてよくある質問に回答します。夜勤回数に不満を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護職の夜勤6回は多いほうなの?

夜勤回数6回は平均的といえるでしょう。夜勤の回数は、職場のスタッフの人数などによって異なります。6回程度であればそれほど多いわけではありません。ただし、家庭の事情などにより夜勤6回が多く感じる場合は、上司に相談して調整してもらいましょう。
介護職員の夜勤回数については、この記事の「夜勤回数は何回くらいが普通なの?」で解説しているので、ぜひご一読ください。

シフトへの不満の伝え方を知りたい

シフトに対する不満を伝える際は、自分の希望だけを伝えるのではなく、施設側の立場にも寄り添って意見を伝えることが重要です。たとえば、ただ「夜勤が多すぎる」と伝えるのではなく、「家庭の事情で、この夜勤回数だと難しいので1日だけ減らしてほしい」などと伝えると良いでしょう。
シフトへの要望の伝え方は、「シフトが自分だけきついときの対処法は?人事部門への伝え方や注意点を解説」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

夜勤回数が不公平というだけでは、パワハラとして認められるのは難しいでしょう。しかし、理由なく夜勤回数に差がありハラスメントだと感じられる場合は、人事部などに相談してみてください。なお、夜勤回数を不公平に感じる理由は、「回数が多く体力的な負担を感じる」「回数が少なく手当が減少する」などが挙げられます。

夜勤回数は、労働基準法によって回数が定められていませんが、5~6回程度が一般的。夜勤回数に不公平さを感じるときは、上司やシフト作成者、労働組合に相談したり、転職したりするのが効果的です。

夜勤回数に不公平さを感じて転職を検討している方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。専任のアドバイザーがヒアリングをもとに希望条件に合った求人をご提案します。夜勤回数など施設に直接聞きにくい質問には、アドバイザーが応募先とやり取りをしてお答えするので安心です。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。

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