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実務者研修は通信のみで取得可能?学習の注意点やスクール選びのコツとは

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この記事のまとめ

「実務者研修は通信のみで取得できる?」と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。実務者研修はカリキュラムに演習が含まれるため、通学が必須となります。ただし、一部の科目以外は通信講座で受講可能です。この記事では、通信講座で受講できる実務者研修の科目をご紹介します。通信講座のメリット・デメリットや学習する際の注意点も解説するので、実務者研修の取得を検討している方は、ぜひご一読ください。

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実務者研修は通信講座のみで取得できる?

実務者研修を通信講座のみで取得することはできません。実務者研修はカリキュラムに演習が含まれており、通学が必須となります。基本的なカリキュラムは厚生労働省によって統一されているため、どのスクールでも必ず通学をしなければなりません。

ただし、特定の科目以外は自宅学習が可能なので、通信講座とスクーリング(通学)を組み合わせて取得を目指す人が多い傾向にあります。スクールを選ぶ際は、通学することも考え、教室の場所を加味して選ぶようにしましょう。

実務者研修のカリキュラム

実務者研修のカリキュラムは下記のとおりです。

科目名時間数
人間の尊厳と自立5時間
社会の理解I5時間
社会の理解II30時間
介護の基本I10時間
介護の基本II20時間
コミュニケーション技術20時間
生活支援技術I20時間
生活支援技術II30時間
介護過程I20時間
介護過程II25時間
介護過程III45時間
発達と老化の理解I10時間
発達と老化の理解II20時間
認知症の理解I10時間
認知症の理解II20時間
障害の理解I10時間
障害の理解II20時間
こころとからだのしくみI20時間
こころとからだのしくみII60時間
医療的ケア50時間

参考:厚生労働省「届出の必要ない研修にかかる修了認定科目について」(2025年2月13日)

無資格から実務者研修を取得するには、上記450時間のカリキュラムと医療的ケアの演習の受講が必要です。その内「介護過程III」と「医療的ケアの演習」はスクーリングが必須ですが、それ以外の405時間までは通信講座で自宅学習できます。

初任者研修を取得すると免除になる科目

初任者研修を取得した方が実務者研修を受講する場合、以下の科目が免除されます。

科目名時間数
人間の尊厳と自立5時間
社会の理解I5時間
介護の基本I10時間
生活支援技術I20時間
生活支援技術II30時間
介護過程I20時間
認知症の理解I10時間
障害の理解I10時間
こころとからだのしくみI20時間

参考:厚生労働省「届出の必要ない研修にかかる修了認定科目について」(2025年2月13日)

初任者研修もしくはホームヘルパー2級の資格を保有していると、実務者研修を受講する際に、受講済みの科目と同等の科目が130時間分免除されます。また、介護職員基礎研修やホームヘルパー1級などの資格も、科目免除の対象です。

ただし、一部の科目が免除されても、スクーリングがすべて免除される資格はないため、通学が必須であることは変わりありません。

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実務者研修を通信講座で受講するメリット・デメリット

実務者研修は、介護過程IIIと医療的ケアの演習以外は通信講座で受講する人が多いようです。以下では、通信講座で受講するメリットとデメリットをご紹介します。

通信講座のメリット

通信講座の大きなメリットは自由度の高さで、自身のスケジュールに合わせて学習を進められます。

働きながら資格取得を目指しやすい

通信講座は、働きながら資格の取得を目指す方におすすめの受講方法です。自宅で受講できるため、通学の負担がありません。スクールに行く時間をカットできるので、仕事終わりや休日を活用して効率的に学習を進められるでしょう。

通学費用がかからない

通信講座の場合、通学費用がかからないというメリットもあります。住んでいる場所によっては、自宅の近くにスクールがないという方もいるでしょう。通信講座を利用して実務者研修を受講すれば、スクーリングが必要な日以外は通学費用がかかりません。

自分のペースで学習できる

通信講座は、通学よりも自分のペースで学習しやすい受講方法です。分からない部分をじっくり学習したり、リラックスした環境で受講したりすることができます。周りの環境にモチベーションを左右されないため、集中しやすいと感じる人もいるでしょう。

通信講座のデメリット

通信講座で受講するデメリットは、一人で学習を進めなければならない点です。近くに講師や受験生がいないため、自分でしっかりとスケジュール管理を行わなければ、予定通り修了するのが難しい可能性があります。

自宅学習の習慣を身につける必要がある

通信講座は、自宅での学習習慣がない人にとっては集中しにくい受講方法かもしれません。自宅ではリラックスした状態で受講できる反面、ついサボりがちになってしまったり、集中力が途切れたりしてしまうことが考えられます。資格取得のためには、自宅での学習習慣を身につけることが必要です。

学習環境を整えなければならない

自宅で受講するにあたって、育児や介護をしている方やペットを飼育している方は、学習に専念できる環境づくりが難しいというデメリットがあるでしょう。家族の出入りが激しい部屋や、テレビ・外部の音が聞こえやすい部屋では受講に集中できません。できるだけ静かでテレビなどの誘惑がないのが、理想の学習環境です。

近くに講師や受講生がいない

勉強への強制力がない環境でやる気が出にくいことも、通信講座のデメリットの一つです。通信講座は、基本的に一人で学習を進めます。教室とは異なり、近くに講師やほかの受講生はいません。人によっては、他人の目がないことでモチベーションが低下することがあるようです。

実務者研修を通信で学習する際の注意点

実務者研修を通信講座で受講する場合、以下のような点に注意することで、資格取得に近づくことができます。

無理のないスケジュールを立てる

資格取得を成功させるには、無理のないスケジュールを立てることが重要です。早く取りたいからといって詰め込み過ぎると、途中で挫折してしまうことも考えられるので、最後までこなせるスケジュールを組みましょう。特に、働きながら取得を目指す場合は、仕事と両立させられる学習計画を立てることが大切です。

自宅学習の時間を確保する

通信講座は自宅で学習を進めなければならないため、しっかりと時間を確保して毎日コツコツ勉強しましょう。また、受講途中で気が散ったり、ほかのことに気を取られたりしないよう、学習専用の空間を確保するのもおすすめです。落ち着いて受講できる環境を整えることで、毎日の学習にも身が入ります。

自分に合ったスクールを選ぶ

自分に合ったスクールを選ぶことで、無理なく学習を続けられます。スクールは焦って決めるのではなく、受講費用や自宅からの距離など、さまざまなポイントをチェックして選択しましょう。

実務者研修のスクール選びのポイント

実務者研修のスクールを選ぶ際に、「近いから」といった理由だけで決めることはおすすめできません。以下のようなポイントを加味し、最も自分に合うと感じるスクールを選びましょう。

通いやすい場所にあるか確認する

スクールが自宅から通いやすい場所にあるかは必ず確認しましょう。通信講座を利用するとしても、カリキュラムにはスクーリングが含まれます。通学しにくい場所にあると、移動自体が負担になりかねません。働きながら受講する方は、仕事終わりに立ち寄りやすい場所か、自宅から時間をかけずに行ける場所のスクールを選ぶのがおすすめです。

自分に合ったコースを選ぶ

スクールで用意されているコースも事前に確認しましょう。人によって、週にどのくらい学習時間を確保できるのか、どのくらいの期間で資格を取得したいのかは異なります。自分の希望に合わせたコースを選ぶことは、実務者研修を受講する際の重要なポイントです。

サポート体制が充実しているかチェックする

実務者研修を受講していると、講義を欠席してしまったり、試験に不合格になってしまったりすることがあるかもしれません。また、仕事との両立が難しいと感じる場合もあります。そのため、下記のようなサポート体制が充実しているスクールを選ぶのがおすすめです。

  • レポートの提出方法を選べる
  • 無料で振替受講ができる
  • 無料で再試験を受験できる
  • 就職サポートに対応している

オンラインでレポートを提出できるスクールだと、負担が少ないと感じるかもしれません。振替受講や再試験のサポート体制が整っていると、いざというときにスケジュールの組み直しがしやすいでしょう。

また、レバウェルスクール介護(旧 きらケアSTEPUPスクール)のように、就職サポートがあるスクールなら、資格取得後の就職・転職がスムーズです。

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実務者研修を取得するメリット

実務者研修を取得すると、介護業界におけるキャリアアップやスキルアップにつながります。具体的なメリットを下記にまとめました。

介護福祉士国家試験の受験資格を一部満たせる

介護福祉士国家試験には受験資格が設けられています。その要件の一つに実務者研修の修了が含まれるため、取得することで介護福祉士の資格取得につなげられるでしょう。実務者研修の取得に加え、3年以上の実務経験という要件を満たすことで、介護福祉士国家試験を受験できます。

サービス提供責任者の要件を満たせる

実務者研修を取得すれば、訪問介護のホームヘルパーやサービス提供責任者の資格要件を満たせます。サービス提供責任者は、訪問介護サービスの管理やホームヘルパーの指導を行う職種です。初任者研修以上の資格で従事できるホームヘルパーとは異なり、サービス提供責任者になるには、実務者研修もしくは同等以上の資格が求められます。

実務者研修を取得すれば、訪問介護事業所でキャリアアップを目指すことができるでしょう。訪問介護に必要な資格について詳しくは、「訪問介護に必要な資格とは?仕事内容や働くメリット・デメリットを解説」の記事をご参照ください。

初任者研修よりも専門的な知識が身につく

実務者研修は、初任者研修の上位資格として位置づけられています。より専門的なカリキュラムのため、現場で活かせるスキルを身につけられる資格です。そのため、取得することで介護職としてスキルアップでき、周囲からの信頼が厚くなるでしょう。実務者研修の資格があれば、就職や転職の際に自身のスキルを根拠をもってアピールすることもできます。

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実務者研修の通信講座に関するよくある質問

ここでは、実務者研修の通信講座に関するよくある質問に回答します。

実務者研修は働きながら取得できる?

実務者研修は、働きながら取得することができます。通信学習がメインの講座が多く受講しやすいことが、仕事と両立させられる理由です。また、週1回の受講コースを選ぶことができたり、振替受講の制度があったりなど、働きながら取得を目指す方へのサポートが用意されているスクールもあります。忙しくて取得できるか不安な方は、サポート体制が整っているスクールを探してみると良いでしょう。
働きながら実務者研修を取得する方法については、「介護福祉士実務者研修は働きながら取れるの?資格を取得する方法を解説」の記事でも解説しています。

実務者研修を通信で受講するときの勉強の仕方は?

実務者研修を通信で受講するときは、自分に合った学習スタイルを見つけましょう。基本的には一人で勉強しなければいけないため、集中力とモチベーションを保つことが大切です。休日にまとめて勉強したり、自宅以外の場所で勉強したりと、自身が集中できる環境で取り組むことで学習を継続できます。
具体的な勉強のコツについては、「実務者研修は自宅学習だと間に合わない?対処法や勉強のコツをご紹介」の記事をご参照ください。

まとめ

実務者研修は通学が必須の科目があるため、通信講座の受講のみでは取得できません。ただし、「介護過程III」と「医療的ケアの演習」以外は通信講座でも受講でき、自宅学習が可能です。通信講座には、通学費用がかからなかったり、働きながら自分のペースで学習できたりするメリットがあります。

しかし、通信講座は一人で学習を進めるため、モチベーションを保ちにくく、学習習慣が身につきにくいというデメリットもあるでしょう。通信講座を受講する際は、無理のないスケジュールを立て、落ち着いて勉強できる環境を整えるのがおすすめです。勉強時間をしっかり確保してコツコツ進めることで、資格の取得に近づきます。
実務者研修を受講する場合、サポート体制が整っているスクールを選ぶことが重要です。レバウェルスクール介護は、無料で振替講座を受講できます。資格取得後も、必要に応じてレバウェル介護(旧 きらケア)にて就職サポートが可能です。実務者研修を取得したい方や、就職・転職をしたいと考えている方は、ぜひ利用をご検討くださいね。

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