Quantcast
Channel: レバウェル介護 介護職向けお役立ち情報(旧 きらッコノート)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 642

介護職員初任者研修の資格証とは?紛失時の再発行の方法や更新の必要性

$
0
0
初任者研修資格証に関する記事のタイトル画像

この記事のまとめ

「介護職員初任者研修の資格証について知りたい」という方もいるのではないでしょうか?初任者研修における資格証とは、修了証明書のことを指します。修了後、およそ2週間~1ヶ月で発行される傾向にあるようです。この記事では、初任者研修の資格証の有効期限や発行のタイミングをご紹介します。再発行の方法もまとめました。介護職員初任者研修の概要も解説するので、ぜひご一読ください。

介護職員初任者研修とはどんな資格?受講費用を抑える方法や取得のメリット

介護職員初任者研修の資格証とは

介護職員初任者研修の資格証とは、修了後に発行される修了証明書のことです。就職・転職の際に提示を求められることもあるため、届いたらなくさないように保管しましょう。

修了証明書の概要

初任者研修の修了証明書は、都道府県が指定する研修の実施機関が発行します。民間のスクールが発行したものでも、公的な資格を証明するものとして有効です。修了証を保有していれば、初任者研修を修了していることを証明できます。

▶初任者研修(ヘルパー2級)の求人一覧ページはこちら

修了証明書の発行に必要な条件

修了証明書を発行するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 介護職員初任者研修を受講し、10科目それぞれで必要な研修時間を満たしている
  • 「こころとからだのしくみと生活支援技術」において介護技術を習得していると講師から評価されている
  • 修了試験の結果が基準を超えている

上記はいずれも、研修をしっかりと受講すれば満たせる条件といえます。初任者研修を修了する難易度は高くないので、「介護資格を取得できるか不安…」という方は、まずは初任者研修から挑戦してみましょう。

修了証明書をもらえるタイミング

介護職員初任者研修を修了した後、およそ2週間~1ヶ月で修了証が発行されます。修了証の受け取り方は、研修機関によって異なるようです。発行のタイミングや受け取り方法について気になる方は、受講機関に確認してみましょう。

介護職員初任者研修のスクール選びについて気になる方は、「介護職員初任者研修のスクールはどこがいい?選び方のポイントを解説」の記事をご一読ください。

修了証明書の有効期限

介護職員初任者研修の修了証明書には有効期限がないため、更新の必要はありません。氏名に変更があった場合は、研修機関で再発行できる場合もあるようです。

なお、介護職員初任者研修の前身として、ホームヘルパー2級という資格があります。現在は廃止されていますが、初任者研修と同等の資格として有効です。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

介護職員初任者研修の資格証を紛失した際の再発行方法

介護職員初任者研修の修了証明書を紛失したら、再発行を行いましょう。研修を受けた自治体や実施機関、社会福祉協議会などで再発行が可能です。受講機関がなくなってしまっている場合は、スクールがあった都道府県の県庁に確認してみましょう。

なお、再発行にかかる費用や時間は、研修機関によって異なります。就職・転職で初任者研修の資格証が必要な方は、早めに申請を行いましょう。

そもそも介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識・技術の習得を目的とする資格です。利用者さんの身体に直接触れる「身体介護」を有資格者の監督なしで1人で行うには、介護職員初任者研修以上の資格が求められます。

実務者研修との違い

介護福祉士実務者研修と初任者研修では、学習時間や資格の専門性が異なります。初任者研修の受講時間が約130時間なのに対して、実務者研修を修了するには約450時間必要です。また、初任者研修では介護の入門的な内容を学びますが、実務者研修ではより専門性の高い知識・技術を習得します。

初任者研修と実務者研修の違いについて、詳しくは「初任者研修と実務者研修の違いは?共通点やどっちの取得が向いているか解説」の記事でご紹介しているので、ご一読ください。

介護福祉士との違い

介護福祉士の資格を取得するには、「介護福祉士国家試験」に合格する必要があります。介護福祉士国家試験は、初任者研修や実務者研修とは異なり、資格要件を満たさなければ受験できません。

介護福祉士国家試験の受験資格には、「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」「養成施設ルート」「EPA(経済連携協定)ルート」の4つがあり、最短でも取得に1~2年以上かかります。

介護福祉士について、詳しくは「介護福祉士とはわかりやすくいうとどんな資格?取得方法や試験概要を解説!」の記事をご参照ください。

介護職員初任者研修の資格証を取得する方法

介護職員初任者研修の資格証を取得する方法の画像

介護職員初任者研修は、すべてのカリキュラムを受講した後、修了試験に合格することで取得できます。講座には「通学」と「通学と通信の併用」の2通りあるので、開講しているスクールを調べ、自分に合った受講方法を選びましょう。

▶資格取得支援の介護求人はこちら

資格取得にかかる費用と期間

前述したように、初任者研修の取得に必要な受講時間は130時間です。130時間のカリキュラム修了後に、1時間程度の修了試験があります。通学と通信を併用する場合は、89.5時間は通学での受講が必須で、残りの40.5時間は通信で受講可能です。

介護職員初任者研修の受講にかかる費用は、5万~10万円程度が目安です。なお、資格取得と就業支援一体型のスクールでは、受講料が還元される場合もあります。

▼関連記事
介護職員初任者研修を無料で取得する方法は?メリットや支援制度を解説

介護職員初任者研修の学習内容

初任者研修の科目と学習内容は、以下のとおりです。

科目学習内容
職務の理解介護サービスや施設の種類など、介護職への理解を深める
介護における尊厳の保持・自立支援利用者さんの尊厳や権利、自立支援などの理念を学ぶ
介護の基本介護職に必要な専門性や職業倫理を学ぶ
介護・福祉サービスの理解と医療との連携介護保険制度の仕組みや障害福祉サービスについて学ぶ
介護におけるコミュニケーション技術利用者さんやそのご家族とのコミュニケーション方法について理解を深める
老化の理解加齢や老化に伴う心身の変化や、高齢者に多い疾病の症状などを学ぶ
認知症の理解認知症の原因疾患や症状、認知症を患う方との関わり方を学ぶ
障害の理解障害福祉の基礎知識や、障がいがある方とそのご家族の支援方法について学ぶ
こころとからだのしくみと生活支援技術根拠に基づく介護や、安全・プライバシーに配慮した介護を学ぶ
振り返り初任者研修で学んだことのまとめを行う

参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について(p.2)

介護職員初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省の指針に基づいて構成されています。基本的な科目は共通ですが、詳しい学習内容は研修機関ごとに決定しているので、受講するスクールによって多少の差があるでしょう。

介護職員初任者研修の学習内容について、詳しくは「介護職員初任者研修の内容を解説!筆記試験や実技テストの難易度、取得方法」の記事をご一読ください。

介護職員初任者研修を取得するメリット

ここでは、介護職員初任者研修を取得するメリットをご紹介します。初任者研修を受講するか迷っている方は、参考にしてみてください。

介護の知識が身につき仕事に役立つ

初任者研修を取得することで、介護の基本的な知識・技能が身につき、プライバシーや安全に配慮した介護ができるようになるでしょう。

また、初任者研修には受講要件がないので、介護職ではない方も受講できます。初任者研修のカリキュラムは、介護業務だけでなく、家族の介護にも役立つ内容です。

仕事の幅が広がる

前述のとおり、身体介護を単独で行うためには、初任者研修以上の介護資格が必要です。初任者研修を取得することで身体介護ができるようになると、任される業務が増え、仕事の幅が広がるでしょう。

就職・転職で有利になる

初任者研修を取得すると、介護職としての倫理観や基本的な介護技術が身についていることを証明できるため、就職や転職の際にアピールできるでしょう。また、初任者研修以上の資格を条件とする職場や、訪問介護の求人にも応募が可能になります。

初任者研修を活かせる職場は、「介護職員初任者研修を活かせる仕事は?取得するメリットや働ける職場を解説」の記事でご紹介しているので、チェックしてみてください。

資格手当や昇給で給与がアップすることがある

初任者研修を取得することで、資格手当や昇給の対象になり、給与がアップする可能性があります。厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.157)」によると、初任者研修の資格保有者の平均給与は30万240円、無資格者は26万8,680円となっており、平均給与の差は3万1,560円です。

なお、実際の給与は保有資格だけではなく、働く地域や施設形態などのさまざまな要素で決まるため、あくまで参考程度にご覧ください。

初任者研修の給与について、詳しくは「介護職員初任者研修を取得すると給料が増える?相場価格や取得方法を紹介」の記事をご参照ください。

▼関連記事
介護職員初任者研修を取得するメリットとは?資格の取り方とあわせて解説

介護職員初任者研修の資格証についてよくある質問

ここでは、介護職員初任者研修の資格証についてよくある質問にお答えします。「初任者研修を取得した後の手続きについて詳しく知りたい」という方は、ご一読ください。

初任者研修の資格証を再発行する場合の料金はいくら?

初任者研修の資格証を再発行する場合の費用は、およそ1,000円~2,000円に郵送料を足した金額が目安です。スクールによっては、初回の再発行のみ無料で対応してくれる場合もあります。再発行の手数料はスクールによって異なるので、事前にWebサイトなどで確認しておきましょう。
初任者研修の費用について知りたい方は、「介護職員初任者研修の費用を解説!資格取得の支援制度やスクールの選び方」の記事をチェックしてみてください。

初任者研修には携帯用の資格証はありますか?

介護職員初任者研修の資格証には「通常サイズ(B5・A4)」と「携帯用(カード)サイズ」の2種類があります。持ち運びしたい方は、通常サイズのほかに、携帯用のカードサイズも発行しておくと良いでしょう。なお、資格証の再発行や複数発行の可否や費用については、受講するスクールによって異なります。気になる方は確認しておきましょう。

初任者研修の資格証取得までの期間はどれくらいですか?

初任者研修の資格証は、合格後2週間~1ヶ月ほどで発行されます。なお、介護職員初任者研修の受講時間は、合計で130時間です。取得までにかかる期間は、受講頻度によって異なります。期間の目安は、週に1回なら約4ヶ月、週に2回なら約2ヶ月、週に4回なら約1ヶ月ほどです。受講期間はスクールによっても異なるので、自分に合ったペースで取得を目指しましょう。
初任者研修の取得期間について、詳しくは「介護職員初任者研修の取得期間はどれくらい?最短で修了する方法を解説」の記事をチェックしてみてください。

まとめ

介護職員初任者研修の資格証とは、修了後に発行される修了証明書のことです。初任者研修の修了証明書は、修了後2週間~1ヶ月ほどで、都道府県が指定する研修機関から発行されます。修了証を保有していることで、初任者研修を修了していると証明することが可能です。

「介護職員初任者研修を活かして転職したい」「資格取得を目指しながら働きたい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護専門の転職エージェントです。専任のアドバイザーが、あなたの希望にぴったりな求人をご提案いたします。資格取得支援のある求人や資格手当のつく職場もご紹介できるので、ぜひご利用ください。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる


Viewing all articles
Browse latest Browse all 642

Trending Articles