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介護福祉士の大変なこととは?仕事のやりがいや必要なスキルなども解説

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この記事のまとめ

介護福祉士の仕事で大変なことは、業務内容や責任の大きさが待遇に見合っていないことなどが挙げられます。この記事では、介護福祉士が大変だと思うことや悩みを紹介。また、介護福祉士のやりがいや求められるスキル、資格取得の方法についても解説します。介護福祉士の大変さとやりがいをしっかりと理解し、専門性を活かしながら自分に合った環境で働くためにも、ぜひチェックしてみてください。

介護福祉士とはわかりやすくいうとどんな資格?取得方法や試験概要を解説!

介護福祉士の仕事の大変なことや悩み

介護福祉士だからこそ、仕事で大変だと感じたり悩んだりすることがあります。下記では、介護福祉士の仕事で大変なことをまとめました。
介護職全般にいえる大変なことは「介護職が大変といわれる理由は?仕事内容・やりがい・メリットを解説」で紹介しているので、興味のある方はこちらもご覧ください。

待遇のわりに仕事量や責任が大きい

介護福祉士の仕事で大変なこととして、待遇にこれといった変化はないものの、リーダー職を任されることが挙げられます。仕事量や責任が増えたのに待遇が変わらないと、「責任と待遇が見合わない」と不満を感じることになるでしょう。
職場によっては新人のサポートを担ったり高度な介護業務を行ったりすることもあります。専門的な知識や技術があるからという理由で業務量だけが増えると、やりがいよりも仕事を大変だと思う気持ちが大きくなってしまうでしょう。

業務に対する指摘が増える

職場によっては、介護福祉士だからできて当然と思われたり、難しい対応を受けたりすることが大変だと感じる場合もあるようです。褒められることは減り、責任ばかりが大きくなると、資格を取った意味がないといった考えにつながる可能性もあります。介護福祉士として働くなら、専門性を活かして、より良い環境に就きたいと考える人は多いでしょう。

肉体的な負担がある

介護福祉士の大変なこととして、業務を行ううえで肉体的な負担が掛かりやすく、体力が必要である点が挙げられます。介護福祉士は、利用者さんの身体を支えたり、重い荷物を持ち上げたりといった力仕事が多いため、なかには膝や腰を痛めてしまう方もいるようです。負担が掛からないような介護技術を身につけたりストレッチを行ったりするなど、痛みが出ないような工夫が必要になるでしょう。

日勤と夜勤で生活リズムが崩れやすい

所属する施設によっては夜勤を含むシフト勤務となるため、生活リズムが崩れやすい傾向があります。2交代制のシフトを採用している施設場合は、16時間の長時間勤務をする場合もあるでしょう。
また、勤務時間が不規則で、うまく休めずに疲れを感じる介護福祉士の方も。生活リズムが崩れると、体調を崩してしまう恐れがあるため、自己管理が欠かせません。

利用者さんやそのご家族とのコミュニケーションが必要になる

介護福祉士の仕事で大変なこととして、利用者さんやそのご家族とのコミュニケーションの難しさを挙げる方もいるでしょう。認知症を患う利用者さんのなかには、強い言葉を使ったり、思うように言葉を発せなかったりする人もいます。そのような状況でも、業務が忙しくなかなかコミュニケーションに時間が割けない場合があるでしょう。

コミュニケーションを取ることは、信頼関係を築きやすくなるだけだなく、利用者さんの思考や感情に刺激を与えて認知症の悪化を予防することにもつながります。短時間でも良いので、できるだけ話しかけるようにしてみましょう。

資格を取得しても携わる業務に変化がない

国家試験に合格して介護福祉士の資格を取得しても、携わる業務に変化がないと感じる職員が少なくないようです。なかには、介護職員初任者研修のみを所持していたころからやっていることが変わらないと思う人も。業務内容に変化がないと、努力して国家資格を取得したにもかかわらず、やりがいを感じられなくなったりモチベーションを維持できなくなったりしてしまうでしょう。

給料が少ないと感じる

介護福祉士のなかには、資格を取得しても給料に大きな差がないと感じてしまう人もいます。資格手当によって給料は上がることが大半ですが、大幅なアップにつながらない場合もあるようです。職員の頑張りが給料に反映されない環境だと、やりがいを見失ってしまうでしょう。

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介護福祉士のやりがい

介護福祉士の仕事は責任が重く、大変なことが多い傾向にありますが、その分やりがいも大きいといえるでしょう。ここでは、介護福祉士のやりがいについてご紹介します。

利用者さんやご家族から感謝される

業務を通して利用者さん一人ひとりが自分らしい暮らしを実現させられると、利用者さん本人やご家族から感謝されることがあります。実際に利用者さんから直接感謝の言葉を聞けることは、仕事のやりがいやモチベーションアップにつながるはずです。
適切な支援を提供することで利用者さんの状態改善が見られると、社会の役に立っていると実感できるでしょう。

キャリアアップを目指せる

介護福祉士として5年以上活躍すれば、ケアマネジャーを目指すことが可能です。また、介護現場で活躍を続けていると、運営側から役職に就かないかと声を掛けられることもあります。介護福祉士から役職やケアマネジャーへキャリアアップすれば、給与アップにつながるでしょう。キャリアアップすることで大変に感じることもある一方で、携われる業務範囲が広がるため、仕事に対するモチベーションを上げられます

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介護福祉士の仕事内容

介護福祉士の仕事は、介護を必要とする方を対象に適切な介護サービスを提供することです。介護福祉士が提供する介護サービスには、主に「身体介護」と「生活援助」の2種類があります

身体介護は、食事・入浴・排泄などの介助を指し、利用者さんの身体に直接触れる介護業務のことです。ほかにも、移乗介助や体位交換、更衣介助なども挙げられます。生活援助は、主に訪問介護において料理や掃除、洗濯といった身の回りのお世話をすることです。ご家族から受けた介護に関する相談に乗ったり、ご家族に介護の仕方の指導、助言を行ったりすることもあります。

利用者さん一人ひとりが生き生きと暮らしていけるよう、心身状態に合わせて手厚い支援に取り組むのが、介護福祉士の役割です。

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介護福祉士に必要なスキル

介護福祉士として活躍するには、判断力・リーダーシップ・向上心などが求められます。介護福祉士に必要なスキルの具体的な内容は、以下のとおりです。

状況を冷静に判断する能力

介護福祉士として活躍するには、現場の状況を把握し、冷静に対処する判断力が必要です。利用者さんの状態に変化があった場合はいち早く気づき、迅速な対応をすることが求められます。自分では対処が難しいと判断した場合は、職場の先輩職員や管理者に相談するのも、介護福祉士の大切な役割といえるでしょう。

周囲をまとめる能力

介護福祉士の資格を取得すると、リーダー的な役割を担うことがあるため、周囲をまとめる能力が求められます。職員全体が同じ方向を向いて支援できるよう、より良いチームワークを実現することが大切です。職場によっては多職種連携が必要なため、率先してチームや他職種の意見をまとめなくてはなりません。

介護職における成長意欲

利用者さんに必要なケアは人によって異なるため、日々介護に関する知識や技術を高める姿勢が求められます。利用者さんのことを第一に考え、本当に必要とされるサービスはどのようなものかを追求することが重要です。
介護度の高い方や認知症の状態にある方、医療的ケアが求められる方など、個々の状態に応じて幅広く対応できるよう、介護スキルを向上していきましょう。

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介護福祉士を持っていると取れる資格は?活かし方や取得難易度を解説

介護福祉士になるには

介護福祉士になるには、受験資格を満たしたうえで介護福祉士国家試験に合格する必要があります。ここでは、受験資格と試験の概要について解説するので、ぜひ参考にしてください。

受験資格

介護福祉国家試験を受けるには、福祉系高校ルート・養成施設ルート・実務経験ルートのいずれかのルートにおいて、それぞれの受験条件を満たす必要があります

介護福祉士になる方法のイメージ

福祉系高校ルートでは、福祉系の高校に通い、規定の教科や単位を修めて卒業すると受験資格を得ることが可能です。
養成施設ルートでは、厚生労働大臣の指定した養成施設で必要な知識と技能を修め、卒業することが求められます。
実務経験ルートでは、「実務者研修の修了」と「3年以上の実務経験」が必要です。介護現場で働きながら資格取得を目指せるので、これから介護福祉士を目指したいと考えている方に向いています。

なお、上記の図にある「EPAルート」とは外国人限定のルートで、日本国籍の方や、EPAに基づいて入国していない外国籍の方は、要件を満たせません。
各ルートについて詳しく知りたい方は、「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」の記事もご覧ください。

介護福祉士国家試験

厚生労働省の「第37回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」によると、2025年に実施された第37回の合格率は78.3%と、直近2年は80%と比較するとやや低下している傾向があります。

介護福祉士国家試験の合格率推移のグラフ

しかし、80%前後での推移のため、35回以降は昔と比べて高い水準になっているといえるでしょう。過去の出題傾向を把握し、傾向と対策を取れば、合格を目指すことは可能です。

筆記試験は13科目で構成されており、合格するには総得点の約60%を基準にして、特定科目のすべてに得点があることなどが必要になります。

働きながら介護福祉士の資格取得を目指すなら、自分に合った職場で活躍を続けるのがおすすめです。介護業界で自分らしく働くなら、「レバウェル介護(旧 きらケア)」をご活用ください。
レバウェル介護(旧 きらケア)では、あなたの希望をヒアリングし、条件に近い求人をご提案します。業界に詳しいアドバイザーが転職の不安に寄り添いながらサポート。企業とのやり取りや入社後のアフターフォローにも対応しているので、効率的な転職活動を実現できます。

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介護福祉士実務者研修は働きながら取れるの?資格を取得する方法を解説

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介護福祉士の仕事についてよくある質問

介護福祉士の仕事についてよくある質問に回答します。「介護福祉士の仕事に興味があるけど、自分ができる仕事なのか不安…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

介護福祉士の仕事で大変なこととは?

介護福祉士の仕事で大変なこととして、仕事量の多さや責任の大きさが挙げられます。介護福祉士の仕事内容は、身体介助や生活援助、レクリエーションの企画など、一般的な介護職員と大きな違いはありません。しかし、専門性の高い介護福祉士の資格を保有していることで、リーダーや教育を任せられるなど、仕事の幅が増える傾向があります。
この記事の「介護福祉士の仕事の大変なことや悩み」で、介護福祉士の仕事で大変なこととはを詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

介護福祉士のやりがいとは?

介護福祉士の主なやりがいは、「利用者さんやそのご家族から感謝されること」「キャリアアップにつながること」などです。介護福祉士は、介護職員のなかでも専門性の高い知識や技術を持つ職種ですが、経験をさらに積むことでケアマネジャーにステップアップすることも可能です。
介護士のやりがい・魅力13選!介護の仕事を選ぶ理由や価値観も解説します」では、現役介護職員の感じるやりがいを紹介しているので、興味がある方はぜひご一読ください。

まとめ

介護福祉士の大変なことには、「資格を取得しても業務内容が変わらないことがある」「待遇のわりに責任が大きい」などが挙げられます。介護福祉士として頑張っているのに評価されないと、仕事のモチベーションを維持できなくなってしまうでしょう。

介護福祉士には大変なことがありますが、やりがいも大きい職種です。適切な支援を通して利用者さんやご家族から感謝されると、人の役に立っていると実感できるでしょう。介護福祉士としての活躍を続ければ、ケアマネジャーや役職にキャリアアップできる可能性もあります。

介護福祉士には、状況を冷静に判断する能力や周囲をまとめる能力、成長意欲などが必要です。働きながら介護福祉士の資格取得を目指すなら、長く活躍できる環境に就くと良いでしょう。介護業界で自分らしく働きたい方は、介護業界に特化した転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。

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